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ルフランの地下迷宮と魔女ノ旅団公式サイトへ
  • 日本一ソフトウェア
  • 発売日:2016/06/23
  • 価格:パッケージ版:5980円(税別)
    ダウンロード版:4762円(税別)
    限定版:7980円(税別)
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ルフランの地下迷宮と魔女ノ旅団

ルフランの地下迷宮と魔女ノ旅団
公式サイト http://nippon1.jp/consumer/refrain/
発売元・開発元
発売日 2016/06/23
価格 パッケージ版:5980円(税別)
ダウンロード版:4762円(税別)
限定版:7980円(税別)
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このゲームの読者の評価
91
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読者レビューについて
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  • Pages: 1
  • これは新しいメニューだ 90
    良い点
    PC98のwizardryやBard's Taleから、五つの試練やダントラ2、剣の街の異邦人までDRPGを遊んできて、この度パッケージ版を購入しました

    しかし、個人的な好みからチームムラマサのDRPGは性に合わず、ダントラ2も装備アイテム面で大きな不満がありました
    それでもいつかまた昔のように心が躍る様なDRPGに出会いたくて長年色々と触手を伸ばしてきましたが、ルフランの地下迷宮と魔女の旅団(以下、ルフラン)は個人的には大ヒットでした

    以下にその理由を書いてみますが、「壁破り」や「カヴンシステム」等の一際目立った部分に関しては、他の方にお任せしたいと思います

     悒瀬鵐献腑鵑旅柔が手抜きではない』
    ルフランは無意味に広大な部屋割りや、やたらと幅を取ってマスを稼いでいるだけの通路等がほぼない
    これは言ってみれば「ある程度ダンジョン構成を考えて作っている」ということです
    DRPGならそんなことは当たり前のように聞こえるかもしれませんが、最近のDRPGには意味もなく4×4以上のサイズの部屋をいくつも置いていたり、1マスで十分な通路を横2〜3マスで構成するといった水増しマップがいくつも見受けられます

    上記のような明らかなマップへの水増しは、そのままメーカーへの不信感へと直結します
    ダンジョンゲーでマップをちゃんと作る気がないなら止めてしまえば良いのです
    「どのようなマップが待ち構えているのか」…そこにはプレイヤーとメーカーの火花が散る戦いがあるのではないでしょうか

    また、「後々裏から鍵を外せばこのドアからショートカット出来ますよ…」的な仕掛けも最近は辟易していましたので、今回の壁破りシステムはGoodでした

    ◆慇鐺ログの細かさ』
    モンスターの特徴ごとに、戦闘ログ内の敵の行動描写が細かく変化しています
    地味な部分と言われるかも知れませんが、想像力を搔き立てる要素としては非常に有用です
    映像だけではなく文字によって強く感情移入するこの手のゲームでは、ここまでしてくれれば大満足と言えるでしょう
    そして、地味な部分だからこそ、他のゲームでは使い回しが多く見られる部分でもあります

    戦闘が大半を占めるこの手のゲームで、表現の使いまわしは少なければ少ないほど良いという事は言うまでもありません


    『レキテイと人形兵』
    パーティーに指示を出すレキテイと、パーティーそのものである人形兵
    これはダントラ2に似たシステムではありますが、ルフランはレキテイも人形兵もおしゃべりしないのが良かった
    その代わりにストーリーの進行パートでは、ドロニア様以下の豊かなキャストが存分に会話して華を添えてくれています

    プレイヤーの分身であるレキテイ
    そして生死を共にする人形兵
    この二者の関係に現実のプレイヤーの立ち入る隙は「妄想」しかありません
    ステータスのフレーバーテキスト然り、一切無駄口を叩かないレキテイと人形兵然り、ルフランはその辺りが非常に理解された上でデザインされたゲームだと感じます

    別に、「wizardryが良かった…」なんて古臭いことは言いません
    あの頃とは何もかも違う時代なのですし、昔のシステムは今では死に絶えているものも多いですから
    しかし、プレイヤーである自分も探索メンバーの一人でありたいと思う気持ちに変わりはありませんし、だからこそキャラクターの生死に一喜一憂出来るのです
    プレイヤーを観客にしないことが、DRPGのキモではないかと感じます

    ぁ愼鷭鼎離好函璽蝓璽轡好謄燹
    ダンジョンの中と外で進んでいるストーリーが異なっています
    ダンジョン外では主にメインストーリーが
    ダンジョン内ではダンジョンごとに色々な問題が発生し、その対処にあたります
    もちろん各々全くの無関係というわけではありませんが、常に一本の「軸」を追うことだけが全てではないという点が、とても新鮮でした
    ちなみに、この二重のストーリーシステムは、世に言う「おつかいクエストシステムによる水増しや眼くらまし」とは別物です

    他にも書きたいことはたくさんありますが、この辺にしておきます
    悪い点
    もちろんもう少し改善して欲しい部分もあります

     愾備画面とステータス画面の見にくさ』
    このゲームは装備画面とステータス画面を見る機会が非常に多いのですが、その切り替えに不便さが目立ちました
    vitaの画面サイズ上どうしようもない部分ではあるのでしょうが、もう少しUIが成熟してくればさらに化けると思います
    プレイ中に四六時中見る部分なだけに、ここはもう一踏ん張りをお願いしたいです

    ◆悒ャラソート』
    職業ソートや各種ステータスソート、武器のS+ソートなど、様々なソートが出来ると非常に有り難いです

    『ダンジョン内で宝箱の鍵名を覚えていられない』
    ダンジョン内には特殊な鍵が必要な宝箱が多くあり、また、対応する鍵を手に入れられるまでに時間がかかります
    しかし、オートマップではどの鍵が必要かまでは記録できません
    現実的に考えて紙に書けば良いのですが、外出時にプレイしているとき等、それが叶わない場面も多々あります
    こういった部分を改善してもらえると助かります

    ぁ悒皀鵐好拭漆浚奸
    ルフランにはモンスター図鑑はありません
    緊迫感を考えれば不要な気もしますが、せめて、クリアしたダンジョンに限り解放される図鑑があれば嬉しいですね

    ァ慂数の武具が比較できない』
    ルフランにはコモンからレジェンダリーまで多くの武具が存在していますが、装備させてみないことには性能の比較が出来ません
    FFやDQであればそれでも良いのでしょうが、これだけ数多くの武具が存在するゲームですので、武具の性能比較が出来る手段があれば良かったと思います
    総評
    色々と書きましたが、「最近ゲームがつまらない」「DRPGで自分に合うものって今の時代ではもう見つからないかもしれない」と悩んでいた自分を、とても楽しませてくれている良いゲームです

    「斬新であることと無茶であることは違う」と、ハッキリと証明してくれている感がとても良いですね

    個人的な考えですが、『さぁ、新米から古参まで、誰もやったことのないDRPGを持ってきぞ!』と、言われているようです

    すでに完成された料理に無駄な蛇足という味付けをするしか延命のしようがないと思われていたDRPGにおいて、今の時代でここまで完成度の高い「新しい料理」を世に送り出したメーカーの皆様方に深く感謝します
    次回作も大いに期待しています
    プレイ時間
    40〜60時間
    グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム
    5 5 5 5 5
  • 大人数PTを育てるダンジョン探索RPG 70
    • 投稿者:キリコ(女性/30代)
    • 投稿日:2016/10/30
    良い点
    .ヴンシステム
    多くのこの手のゲームが直面する課題、せっかくたくさんのキャラを育てても戦力外のベンチウォーマーが増えるだけに陥ってしまう問題を見事にクリア。
    最大15名ものフロントレギュラーを実現し、そうなると心配なのがコマンド操作の煩雑さだけども、カヴン単位でコマンド入力させることでこの点も克服している。
    一見使いにくそうなカヴンでも有用なドナム(スキル)が使えたりして、構成の幅までもたせるとても良いシステムだったと思う。

    BGM
    ポップで萌えよりなデザインにゴシックな世界観の彩りを添える素晴らしいBGM。特に疾走感溢れる戦闘曲はかなり好みだった。ぜひヘッドフォンなどでプレイしてみてください!

    シナリオ
    ダンジョン探索RPGでは軽視されがちなシナリオだけど、今作ではかなり力が入っていた。
    人を選ぶ結構エグいシナリオではあるけど、展開には驚きもあり、最後まで明かされない登場人物たち(主人公含む)の目的、真実が気になってどんどん先へ進めたくなった。
    悪い点
    .押璽爛丱薀鵐
    敵が徐々に強くなっていくといったバランスは構成されておらず、かなり急激に強くなる。同一ダンジョン内でもバランスを無視した強敵に即死させられたりと、アベコベな状態。
    その一方で序盤からはぐれメタル的なモンスターが出現するエリアが用意されていて、意識的にそこで戦わないように気を付けないと一気にレベルが上がってしまい、以降のゲームバランスはあってないようなものとなってしまう。(戦わなければいいのだけど、そんなエリアを目の前に用意されてスルーできるプレーヤーがそもそもこういうゲームを手に取るのかな…)
    そうしていとも容易く崩壊するゲームバランスに緊張感を持たせるための一手が、育成など関係なく問答無用で即死全滅する落とし穴や即死攻撃になる。レベルも装備も無関係に、一歩操作を間違えれば即死するスペランカー、もっといえばイライラ棒のようなゲームへと変貌する。それはもはやRPGではなく、ファミコン時代のアクションゲームを彷彿とさせるもので、一体それまでの育成は何だったんだろうと感じた。
    また、スキルバランスも一部スキルが強すぎたり、使えるスキルと使えないスキルがキッパリ分かれすぎていて、せっかくのビルド幅が狭まってしまっていたりと、総じてゲームバランスは悪かった。

    ▲轡淵螢とダンジョン攻略の独立
    シナリオとダンジョン攻略がほぼ独立していて噛み合ってこないので、次にダンジョンのどこへ行けばいいのかについてノーヒントとなる局面がたびたびある。基本的にダンジョンの作りはシンプルなのでさほど迷わないものの、ところどころ!マークを虱潰しに周るようなプレイを余儀なくされた。

    0蘋
    やや成長の上限値が低い。まとめて育成できるため一気にレベルが上がってしまうのも一因かな。
    セットできるスキルの数も少なければ有用なスキルも少ないので、魂移しも同じ職をアニマ99まで繰り返すだけになったりやや残念だった。
    尚、装備集めについてはほとんどコンテンツとして機能していない。強化も強化済み/未強化くらいの区別しかなく、強い装備を求めてダンジョンへとか限られた強装備を誰に装備させるか、とかの楽しみはほぼなかった。

    ぅ札奪畔歛犬ほしい
    経験値目的、ボス攻略目的など目的によってPTメンバーの入れ替えはもちろん、結魂書と装備まで変えていく必要がある。PTメンバー数が非常に多いので、できればここは目的に沿った形で結魂書だけでもセット保存ができるとよかったと思う。

    ゥ好肇譽好侫襪淵轡鵐椒襯┘鵐ウント
    敵がドアの前でスタックしたり、基本的に一列しかない通路に陣取ったりと、なかなか戦闘を避けられない。
    どんなにレベル差があろうと省略などの措置は一切なくまともにコマンドを入力して全エフェクトを見なければならない。しかも終盤になってくると倒してから沸くまでがとても早く、ストレスに感じた。
    総評
    シナリオ、BGM、戦闘システムは秀逸だけど、ハクスラやキャラビルドを期待すると期待外れかも。
    ダンジョンギミックも特に頭を使ったりは必要ないので探索RPGとして見ても微妙。。。
    トロフィーはチョロいかな。
    ということで絵と世界観、レベル上げが好きな人にはお勧めって感じでしょうか!

    その他細かい点
    ・ローディングとレーティング
    起動時に長めのロードが入るものの、一度起動してしまえばロードが気になることはなかった。
    直接描写や視覚上は問題なしだけど、性的な意味の単語はちらほら出てきたので気になる方は注意。他にも、片足のない人に対して「かかし」とからかうシーンなどもあり、あまり低年齢のユーザーにはオススメできないかもしれない。
    プレイ時間
    100〜200時間
    グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム
    2 5 4 4 3
  • DRPGの神ゲーと聞いて購入 90
    • 投稿者:あい(男性/40代)
    • 投稿日:2016/09/02
    良い点
    またまた〜そんな事あるわけないじゃん・・と思ってたらマジだった
    日本一ゲームしたことある人なら分かるけど普通のDRPGじゃないのにDRPG

    最大40人になる魔女ノ旅団
    BUSINのようなPTスキルシステム
    まだ到達してないがやりこみ
    悪い点
    画面が細かい、お子様向けじゃないDRPG経験者しかプレイしちゃダメ
    ストーリーは成人向けグロくは無いがストーリはダーク病み
    総評
    DRPGはほぼ全部プレイしてるけど見た事ないシステム
    BUSINとかダントラに近いかも
    ダークファンタジーDRPG好きは必ず購入した方いい
    人を選ぶ???と言えば選ぶけどちょっと変わったRPGしてみたいって人にはおすすめ
    プレイ時間
    20〜40時間
    グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム
    3 3 4 5 4
  • 愛すべき作品 95
    良い点
    現在プレイ時間60時間
    ノーマルエンドクリア後の時点での感想になります。

    ・ダンジョンのマッピングがとても楽しい。
    ダンジョン内にはさまざまな仕掛けがあり、先に進むためには少し頭を使わなければいけない箇所他あったりと、探索自体がとても楽しいものだった。
    道はないけれどマップを見るとそこだけポッカリと隙間がある。なんかあるんじゃないかとそこに至る道を探し当てたときの快感。手探りでの新たな発見をする楽しみが探索にこめられていた。


    ・戦闘が楽しい。
    戦闘もただ何も考えず殴っていればいいといったマンネリは意外と感じられなかった。
    というのも、属性相性がかなり大きく影響していて、武器の相性、魔法の相性といったもので
    戦闘のテンポが大きく変わるからである。
    なので適正レベルの戦闘であれば、敵に対しての戦略の違いが出てきて楽しめた。
    また普通の雑魚に混じってネームドモンスターがいて、まれにボス並みの強さのやつが混じっていることもある。その辺も一気に緊張感が出たりして、マンネリの解消に一役買っていた印象がある。
    特にボス戦はごり押しではまず勝てない。タイミングに応じて防御を使用したり、戦闘中にその都度陣形を変化させながら、攻撃するべきと守りに徹するべきタイミングを読んでいかないとあっさり全滅する。
    この緊張感あるバランスがよかった。

    ・ストーリー
    ストーリーに関してはキャラクターデザインからは予想がつかなかったくらい、エグイ内容がちりばめられている。
    物語が進むにつれてそのエグさもの加速して言った印象。
    人を選ぶかとも思うが、決してただグロくしただけってわけではなく、そこにメッセージ性が垣間見えたのが印象的だった。しっかりと考えられた上でキャラクター設定をしているなと感じた。
    悪い点
    ・育成の物足りなさ
    ディスガイアをプレイしていたからかもしれないが、育成のやりこみが物足りなく感じた。
    とはいえ、転生等のシステムはやはり健在だし、転職、武器育成といった育成要素は十分にあるので、あくまでディスガイアをやった人には。って程度。

    ・職業によってはいらない子扱いうけるかも・・
    どの職業もよく特性を考えられているのだが、いまいち活躍どころがわからなかったりする職業があったりする。

    ・クエストの存在が希薄
    ゲーム中本筋に関係ない簡単なクエストのようなものがあるのだが、すべてダンジョン内で手に入るアイテムを渡して報酬をもらう同じ内容であり、単純なおまけみたいなものと割り切っていたが、もらえるアイテムの重要度も考えると、ここにもう少しストーリー要素を追加してほしかったなと感じる。

    ・イベントフラグがたまにわかりにくい。
    自分はマップを全部埋めないと気がすまないタイプなので、進行に詰まることはなかったが、
    物語を進めるためには特定のものを入手してきたり、またはイベントを発生させなければいけない。
    しかしそのイベントをスルーしてしまったまま先のダンジョンに進めてしまったりするので、人によっては途中で詰まって、前のダンジョンの探索に戻ったりしなければいけなくなったりするかも。


    総評
    プレイ時間のほとんどをダンジョン探索と戦闘にとられるので、その2点が楽しめるつくりになっていたのがとてもよかった。
    決して難しくもなく、かといってヌルくもないゲームバランスもとても好印象だった。

    悪い点であげた育成への不満点も、考えようによっては一人のキャラで無双することを抑えて、あくまで他のキャラクターとの連携や、様々な要素をうまく組み合わせて戦うことへの誘いと考えれば、やはりゲームバランスとして破綻しないという面をよく考えているなと感じる。

    単純に拠点とダンジョンとの往復しかない作品ながら、プレイヤーを飽きさせない配慮が見られ、まったく飽きが来ないままクリアまでいけた。


    なによりゲーム全体の雰囲気がとても好きになった。
    ほのぼのとする日常と愛着の持てるキャラクターの中で語られるシビアなストーリーはとても印象的で、引き込まれた。
    この世界観が好きになったからこそ、もう少しサイドストーリーのようなものを見たかった。
    後、一度見たイベントを繰り返し見れるギャラリーのようなものが欲しかった。

    ノーマルエンドでの演出は感動した。涙でた。
    ルカ・・

    プレイ時間
    60〜100時間
    グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム
    4 5 5 5 5
  • 傑作ダークファンタジーDRPG 95
    • 投稿者:TAKE(男性/30代)
    • 投稿日:2016/07/20
    良い点
    グラフィック・・・無理に3Dを使うことなく2Dのグラフィックを使うことにより破綻のない美術を実現している、原田たけひとさんのキャラクターも可愛くてとてもいい
    BGM・・・独特な佐藤天平サウンドは一聴の価値あり
    システム・・・壁壊しや経験値キャリーオーバーなど斬新なシステムを採用しておりスタッフの心配りを感じる作りになっている
    ストーリー・・・非常にダークなストーリーではあるが、先の気になる展開、伏線回収の痛快さ、またダークでありつつ王道でもあるので安心してプレイできる
    難易度・・・調節も出来るのでDRPG初心者も玄人も満足できると思う
    ボリューム・・・プラチナトロフィー取得まで特にストレスもなく120時間程度
    悪い点
    キャラクターが増える終盤の戦闘のテンポだけが少し遅い
    総評
    新規IPとは思えないほどの完成度
    グラフィック、BGM、システム、ストーリーすべてが完璧に混じり合い唯一無二の世界観をつくりあげており、特にストレスなく120時間プレイ出来た
    DRPGというジャンルにおける傑作であることは間違いがない
    プレイ時間
    100〜200時間
    グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム
    5 5 4 5 5
  • ストーリーがとても良くラストはあっと驚く!? 90
    良い点
    【ストーリー】
    このゲームの良い要素にこの部分が光ります。やや大人向けの内容なので演出や表現が少々過激な面も含みますがすべて意味があってのことなので疑問や複線は最後までプレイすると理解できます。
    詳しくはネラバレになるのでがんばってラストまでやってほしい。特にエンディングの演出は非常に良かったです。

    【探索】
    一般的なDRPGですが色々と詰め込んでボリューム満点です。醍醐味であるダンジョン探索とお宝探索は申し分ない出来なのでこだわることも有り。さらにマナというポイントが多ければ多いほど所持(探索地)すればより良い物が手に入る可能性が上がります。しかし、MAXまで溜めると死神に襲われるので注意。また頻繁には出来ないが壁壊しもある。経験値はメインの子以外ダンジョンにつれていかない子にも経験値の恩恵があります。

    【戦闘】
    少々特殊なシステムで最大40キャラを連れて行けるのだが実際戦闘するのは最大で15です。5つのデッキ(カブン)にメイン3まで配置できます。もちろん一人でも可。このデッキは結魂書というものを手にいれて使用ができます。結魂書はたくさんあってすべて良いものとはかぎらずそのあたりは内容とにらめっこして考える楽しさがあります。
    DRPGでは敵はだいたい一枚絵で攻撃時などでエフェクトが出るのが主だけどこれは敵キャラにもこだわっています。ぬるぬる動きます。そして溜め攻撃の準備とかすると表情が変わったり(人型タイプはよく観察すると面白い)手抜きがありません。
    戦闘システムを理解できれば一段と楽しくなるはず。

    【音楽・演出】
    申し分ないです。特にストーリーに関わるものは良く作りこまれてると思う。
    シリアスな演出、斬新な演出、楽しい演出、卑猥な演出等良くできています。
    人形劇が所々であるのだが、これはちゃんと意味があります。最後までプレイしなくても途中でなんとなく理解できるはず。
    そして、トロフィーが面白い!後々トルフィーを確認するとちゃんと物語になっているので必見です。もちろんフルボイスです。ラストは感動物です。

    エンディングに関しては、ノーマルED(一枚絵有り)トゥルーエンド(一枚絵有り)【EX】トゥルーエンド(トゥルーエンド後開放される真のED)
    バッドエンド3種(回避不可能だと思うが確かではない)
    ※このバッドEDはちょっと醜い死にかたをするので心の準備がいります。

    【ドロニアとルカ】
    この物語の師弟(ルカはおばちゃんと呼んでます)詳しく書きたいがここは非常に重要箇所なのであえて触れません。是非プレイして欲しいです。ドロニアの性格の悪さに対しルカのかわいさで救われるはず。でもこの二人の関係には大きな秘密があります。また、性格が悪いというか言葉が悪いのですがこれもちゃんと複線で後々回収できます。

    【魂移し】
    いわゆる転生みたいなものこれをくりかえせばくりかえすほどステータスが強くなります。こだわるとけっこう考えさせられ楽しいです。
    例)タンク役(HPと防御が高い)で次にスピードが上がる職にそして攻撃職にとやりかたは人それぞれなので人によってはかなりこだわれるはずです。スキルも引き継げるのでいろんなスキル(他の職の物)を拘れます。

    悪い点
    【戦闘システム】
    良い部分にも触れましたが、最大15人を前衛に置けるので敵の全体攻撃を食らうと一人ずつ演出あるのでまどろっこしい部分。戦闘を早いに設定してもまだ足りない要素で一番の悪い所かと思う。もちろんこちらもその気になればひとりづつ命令出せるがその場合スキルやドナム(魔法)は使えない。このあたりは次回作改善してほしい。

    【最大40キャラ作成】
    とはあるがバリエーションが物足りない。このあたりはもっと増やして欲しい。
    そしていろんな職業や転生以外に転職とかできると申し分なし。
    総評
    ほぼ良い部分にも書きましたが。ダンジョンRPGが好きなら買って損はないはず。
    ストーリーも良く造りこまれてるので是非最後までプレイしてほしい。カブンシステムが最初とっつきにくい面もあるがそのうち慣れて理解できます。チュートリアルも丁寧なので良いかと思う。
    プレイヤーの分身は「妖路歴程」という一冊の本に魂が入り込みます。人間では決して立ちいれられない場所(ダンジョン)なので・・・(詳しくは本編で)

    正義派王道というストーリーとはちょっと変わったスタイルな物語なのでシリアス、残虐、卑猥な面も少しだけありますがいやみが無くこの物語全体からすれば素晴らしい最後を迎えられるかと思います。

    気になってる方、DRPGが好き、ストーリー派(←これ私)買って損はないと思います。
    プレイ時間
    60〜100時間
    グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム
    4 5 4 5 5
  • ものすごい出来 100
    良い点
    ○快適な操作性
    個人的に3DダンジョンRPGにおいて最重要だと考える点。
    操作方法やUIがよく練られていて、またロードが気になる点も全くなかった。

    ○ハクスラとしての面白さ
    キャラクターを成長させる面白さ、パーティー構成を考える面白さ、アイテムを収集する面白さ。
    基本的なところはしっかり押さえてあると言える。
    キャラクター育成に関しては複数のファセット(職業)のスキルを組み合わせることができるので、スキル構成を考えるのがのが特に楽しかった。

    ○挑戦的な試みがしっかりと機能している
    最大40人戦闘参加が可能な集団戦やダンジョン探索での壁壊し等。
    そんなものを入れて本当にちゃんとゲームとして成立するのかっていう要素が綺麗に落とし込まれている。
    コストの概念があり、何でもありになっていない。

    ○ストーリー
    この点は好みだが、間違いなく引き込まられる展開にはなっていると思われる。
    ゲーム開始直後から腑に落ちない事柄ばかりなのが少しずつ明らかになったり、また謎が増えたり。
    ゲーム全体としてまとまっていて個人的には素晴らしい出来だと感じた。

    ○魅力的なキャラクター
    ルカちゃんかわいい。

    ○BGM
    印象的な曲が多い。公式サイト見てビビッときた方は是非。
    悪い点
    ○戦闘のテンポ
    人によってはやや悪く感じるかもしれない。
    ダメージや回復の演出が一人ずつ発生するので、毎ターン回復する陣形などを使うと長く感じる。
    ただ、戦闘時に見れる情報が多いので、この点は意図的にやっている可能性がある。

    ○弟子のメモ
    いわゆるクエスト。
    このシステム自体はいいと思う(テキストも楽しい)が、重要な位置づけになっている割にやや不親切な印象。
    ダンジョンで拾えるアイテムの情報がゲーム内で見れない点と合わさって詰まりかねない部分が多い。
    wiki見ればいいじゃんってことで納得できる人には関係ない点だが。

    ○やりこみ要素
    余裕で100時間とか遊べるので「やりこみ要素がない」ってのも語弊があるかもしれない。
    ただ、メーカーがメーカーだけにちょっと物足りない点はあった。
    最後の最後にものすごい結魂書や装備が手に入ったりするのに使いみちがなかったり。
    総評
    快適な操作性やハクスラとしての面白さといった基本をしっかりと押さえたうえで、新しい試みに挑戦し、それがゲームとしての面白さに結びついています。
    ゲーム全体として本当に丁寧に作られているんですよね。

    個人的には今までやった3DダンジョンRPGで「ベスト」。ドハマりしました。
    このメーカーってこういうゲームの印象全くなかったけど、なんでいきなりこれが出てくるんですかね・・・。

    このジャンルに抵抗がないなら是非プレイして欲しい作品です。
    ただ、すごい時間が持っていかれるので忙しくない時期の方がいいですね。
    プレイ時間
    100〜200時間
    グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム
    5 5 5 5 5
  • ルフランの地下迷宮と魔女ノ旅団 95
    • 投稿者:DICEK(男性/40代)
    • 投稿日:2016/07/13
    良い点
    <キャラクタメイキングについて>
    世界樹の迷宮に似ています。すなわち、職業ごとに戦闘での役割がかなり分業されており、守りなら守りのスペシャリスト、魔法なら魔法のスペシャリストがいるといった具合です。

    この作品では、キャラクタの性能をより尖った性能とするために様々な機能が追加されています。たとえばキャラクタの成長タイプ「♯(シャープ)」「♯♯(ダブルシャープ)」を選択すると、そのキャラクタの長所がグングン伸びる半面、短所が顕著になる、超極端なキャラクタが出来上がります。たとえば、鬼火力+紙装甲のキャラとか、自分がイメージしたとおりにキャラクタが成長してくれるので、非常に愛着が持てます。愛情を持って育てれば短所も愛嬌に見えてくることと思います。


    <探索について>
    ハック&スラッシュの正統進化。この作品では、ハック&スラッシュのギャンブル性をより高めるために、「キャリーオーバー」「マナの蓄積」という概念が追加されています。「キャリーオーバー」は、戦闘で得た経験値を次の戦闘に持ち越すたびに、取得経験値に補正係数が係るというシステムです。ただし、戦闘から逃走したり、全滅したり、キャリーオーバー状態を清算せずに迷宮から脱出したりしてしまうとすべてがパアになってしまいます。

    従って、いつ「キャリーオーバー」状態を清算して経験値を取得するか、プレイヤーは常に思案することになります。

    「マナの蓄積」も同様です。迷宮を探索すればするほど「マナ」が蓄積されていき、蓄積された「マナ」が多ければ多いほど、レアなアイテムのドロップ率が上がっていきます。しかし、探索が長期化すればするほど、探索メンバーは疲弊していきますし、マナが決められた上限を超えると、非常に強い敵が登場したりします。

    従って、こちらもいつ探索を切り上げて拠点に帰還するか、その判断が非常に重要となります。

    上記の要素が非常によく機能しているため、プレイヤーは常に心地よい緊張感とともに迷宮内を探索することになります。特に下の階層に降りるときは、プレイヤーは難しい判断を迫られます。一つ下の階層でとんでもなく強い固定敵(AOE)に遭遇して、即全滅といった事態もあり得ます。この固定敵(AOE)と戦わずにやり過ごすために、潜伏やほかのスキルも導入されています。これらのスキルを使用するかどうかも思案のしどころで、悩みは尽きないです。

    <戦闘について>
    カブンごとのコマンド入力が基本ですので、当初予想していたほどは全然煩雑になっておらず、すっきりしています。特にザコ戦は、通常攻撃がメインですのであまり悩む必要はありません。テンポも「最速」にしてあればサクサクしており、十分です。探索も戦闘もテンポよく進みますから、その点のストレスは少ないと思います。

    <ストーリーについて>
    少々ラノベっぽい感じもしますが、萌え豚に媚びすぎてくさいことになってるわけでもなく、程よい感じです。キャラ絵、背景の絵も丁寧かつきれいですし、キャラクターもしっかり描けていると思います。また人形に迷宮探索を完全に任せたことにより、迷宮とは関係ないメインのストーリーを描くことができており、プレイヤーは、探索とストーリーを二重に楽しめます。ところどころブラックな描写、シニカルな描写があり、主人公の性格も悪いため、正義万歳の王道RPGみたいな感じでないところにも好感が持てます。
    悪い点
    キャラクタの絵が少ないことです。まだ途中までしかプレイしていませんが、さっそくゴシックコッペリアのキャラ絵かぶりが発生しています。これについては有料でも支払いますから、キャラスキンを早急にDLC販売していただけると助かります。
    総評
    こんなに面白いゲームを出していただき、感謝の言葉しかありません。毎日睡眠時間が少なくなり困っています。もっとこのゲームが売れればいいのになと思います。ウィザードリィ、世界樹が好きな人はこのゲームはマストバイだと思います。
    プレイ時間
    20〜40時間
    グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム
    5 5 5 5 5
  • 名作の誕生 90
    • 投稿者:虎太郎(男性/40代)
    • 投稿日:2016/07/09
    良い点
    ・怪しく、温かく、切ない物語
    ・ダンジョンRPGという古典的なジャンルでかなり意欲的にオリジナル要素を入れてある
    ・独特な世界観をさらに盛り上げる音楽
    ・ルカ可愛い
    悪い点
    ・作れるキャラクターの絵柄が少ない
    ・オリジナル要素が満載すぎて若干くどい
    ・バランスが悪い部分が少しだけある
    総評
    オーソドックスなジャンルの中に「ダンジョンの壁が壊せる」「カヴンという小隊を組んで、たくさんのキャラで冒険する」など新しい要素にもチャレンジしていて、新鮮な面白みを感じる事ができます。特にダンジョンの壁を壊せる要素は目から鱗、その発想はなかった!もちろん、好きなだけ壊せるわけではないのですが、攻略の中で、壊すべきか、遠回りするべきかと悩むポイントにもなっていて実にうまい。

    パーティシステム、戦闘システムに関しても、今までのパーティシステムではない要素を上手に組み込んであって、ゲーム序盤はシンプルに、終盤には中々奥深いシステムだと気がつく感じで面白い。少し残念なのは、物理攻撃といわゆる魔法攻撃のバランスが少し悪い事と、キャラクターが受動的なスキルしか覚えないため、個別指示が活きてこない事ぐらいでしょうか。

    難点は、色んな独自要素が色んな箇所に入っているのですが、オーソドックスな部分が少ないために、説明を読んだり、アイテムの名前を見たりするだけでは、ちょっと想像しにくい部分がおおいです。アイテムは特にレア度によって、○○な剣のように単語がつくんですが、これがなんで??となる単語がつくので、なんじゃそりゃとなる事が多々あります。

    しかし、そんな難点なんて細かい事、素晴らしい出来の世界観、物語、音楽、冒険がグイグイとゲームの世界に引き込んでくれます。vitaを代表する名作といっていいかもしれない。
    プレイ時間
    60〜100時間
    グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム
    4 5 5 5 4
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