頭だけになった主人公が，さまざまなロボットに憑依しながら戦う「Headlander」が2016年7月26日にリリース

　Double Fine Productionsが開発を行う横スクロールアクション「Headlander」（PC / PS4）が，Adult Swim Gamesから2016年7月26日に発売される。


　本作の舞台は，身体をロボット化した人類が宇宙ステーション“ユアトピア”（Your-topia）で平和に暮らしているという，1970年代のSF映画風の世界。しかし，その平和は幻想であり，頭だけしか残っていない人間の主人公“ヘッドランダー”が，人々を支配するユアトピアの人工知能に反旗を翻すというストーリーだ。


　ヘッドランダーの頭部が収納されている宇宙服のヘルメットのようなケースにはジェットエンジンが付いており，これで飛び回ってほかのロボットの頭部をもぎ取り，自分とすげ替えることで体を乗っ取れる。ヘッドランダーは掃除ロボットや戦闘ロボット，さらにはロボット犬などに憑依し，それぞれの特性を利用してさまざまなパズルを解いたり，敵と戦ったりしながら冒険を進めていく。


　今回のトレイラーでは，AIに盾突くロボット反乱軍や，ヘッドランダーと同じ状況の頭だけになってしまった人類の存在も紹介されている。敵の攻撃を受けてボディが大破しても，頭だけでうまく立ち回って相手の体を乗っ取ってしまえるといった，ぶっ飛んだゲームプレイも気になるところだ。


　Adult Swim Gamesは，タイムワーナー系列の成人向けアニメ専用TVネットワーク，Adult Swimのゲームブランド。2006年頃からビデオ・オン・デマンドや自社サイトを使ったブラウザゲームの開発などに乗り出しているが，ここ最近では独立系ゲームのパブリッシャとしても頭角を現している。
　Headlanderは現時点では日本語化の予定はないものの，ゲームそのものは英語が得意でなくても楽しめそうな内容になっているので，発売を楽しみに待ちたいところだ。

「Headlander」公式サイト