イベント
忍びならではの迫力の殺陣は必見! 忍法浪漫剣劇「百花百狼」稽古場レポート。古谷大和さん&elfin’花房里枝さんインタビュー
![]() |
今回,本番に向けて着々と準備が進められている稽古場の様子を取材することができたので,その模様と月下丸役・古谷大和氏と上野 槐役・花房里枝(elfin')氏のインタビューをお届けしたい(関連記事)。
舞台「百花百狼 ~戦国忍法帖~」公式サイト
原作となる「百花百狼 ~戦国忍法帖~」は,甲賀忍の長の娘・槐(えんじゅ)をヒロインに,同じ甲賀の者や武将たちの生き様や,彼らとの恋を描いたストーリーとなっている。今回の舞台でメインを飾る月下丸は,子供のころからヒロインの護衛役として仕え,絶対的な忠誠心で尽くすキャラクターだ。切なくも美しい恋物語とともに,忍びの世界ならではのアクションも楽しめそうだ。
![]() |
この日の稽古では,殺陣やアクションを含むいくつかのシーンの調整が行われた。一対一や一対多数,武器ありや武器なし,さまざまなシチュエーションでのキャストたちの動きをひとつひとつ確認していく。稽古の様子を見ていてあらためて驚いたのは,おそらく本番ではたった数秒,数十秒の場面に対して,何度も同じ場面のアクションを行い,何十分もかけて腕や首の角度などごく細かいところまで稽古の中で調整されていることだ。
![]() |
キャストたちの小さな息遣いやセリフ,音響などをきっかけに,稽古場の空気は静から動へと移り変わっていく。大人数が一斉に動き回るシーンは,さながらダンスのように美しく,圧倒されてしまう。また,殺陣があるシーンは必然的にシリアスな場面ということでもあるのだが,稽古場ではみんなで笑い合ったり,キャスト同士もお互いに動きやタイミングのアイデアを出し合ったりと非常に活気があり,和気藹々とした空気も感じられた。
![]() |
月下丸役・古谷大和氏&上野 槐役・花房里枝(elfin')氏にインタビュー
4Gamer:
稽古前のお忙しいタイミングにお時間をいただきありがとうございます。最初に今回のオファーを受けたときのお気持ちをお聞かせください。
月下丸役・古谷大和氏(以下,古谷氏):
この舞台のお話をいただいて実際にゲームをプレイしたのですが,そこで月下丸がどういう人物なのかを知ってあらためて彼のことが好きになり,役をいただけたことが嬉しかったのを覚えています。これまで乙女ゲームというものをプレイしたことがなかったので,少し不安もありましたが,新しい挑戦だという楽しみもありつつ,僕がプレイして感じた月下丸の魅力をお客様に伝えられるようにしなければならないなと思いました。
![]() |
![]() |
4Gamer:
ゲームの舞台化作品に携わる際は,実際に作品をプレイされることが多いんですか?
古谷氏:
そうですね,必ずプレイします。やっぱりこういった舞台化では,原作を愛している方もいらっしゃるので。原作のファンの方が観たときに,この作品が舞台化されて良かったと思っていただくためにも,実際にプレイをして役作りの参考にします。
4Gamer:
花房さんはいかがですか?
上野 槐役・花房里枝(elfin')氏(以下,花房氏):
率直に,すごく嬉しかったです。でも,これだけ素敵なキャストやスタッフのみなさんとご一緒させていただける貴重な機会に感謝するとともに,その分,責任も感じました。ちゃんとみなさんに追いつけるように,ヒロインとしての役割を全うできるように頑張らなきゃなと思っています。
![]() |
![]() |
4Gamer:
ご自身が演じるキャラクターの魅力についてお聞かせください。
古谷氏:
ゲームをプレイしていて思ったのは,月下丸はとてもまっすぐで,自分の信じたことを貫く人物だということです。乙女ゲームだからというのは関係なく,ひとりの男として見ても格好いいなと思いましたね。ほかにも格好いいキャラクターがたくさんいますが,月下丸は自分の信念や忠誠心を守って生きていくところがとても魅力的だと感じました。
4Gamer:
古谷さんご自身と近いところはありますか?
古谷氏:
いや,ぜんぜん違うと思います(笑)。僕も好きで役者をやっていますけど,生きていると自分の決めたことや信念を,曲げたり抑えたりしなければいけない場面もやっぱりありますよね。でも月下丸は,物語の中で決まりを破ってでも自分の信念を貫こうとします。そういう姿を見ていると,彼のようになるには自分はまだまだだと思います。でも,自分とは似ていないからこそ,彼を魅力的に感じるのだろうし,そういうところを舞台の上で余すことなく表現したいです。
4Gamer:
花房さんはいかがですか。
花房氏:
槐の魅力は,やっぱりひたむきなところですね。ゲームをプレイしたときも,まっすぐでひたむきなところが可愛いな,魅力的でいいなと感じました。私自身はお稽古を通して,そういう面を自分から表現できるように,まわりのみなさんにいろいろと教えていただきながら頑張っているところです。
![]() |
僕は花房さんとは今回が初めての共演になるんですが,槐様とは遠からずだと思っているんですよ。僕がゲームをプレイしたときの槐様の印象って,純粋で真っ白で,悪く言えば世間知らずだけど「そりゃどのキャラクターからも好かれるわ!」みたいな女性だと思ったんですよ。花房さんが実際に世間知らずかどうかは置いておいて(笑),そういう魅力を持っている気はしています。
人が持っている空気って演技では出せないもので,その人じゃないと出せないものだと思うので……自分ではどうですか?
花房氏:
恐れ多いです! ありがとうございます。でも本当に,槐のようになりたいですね(笑)! 自分はあんなに魅力的ではないですが,今の言葉はとても光栄なので,近づけるように頑張りたいです。
4Gamer:
役作りの面で意識されていることはありますか?
古谷氏:
ゲームの舞台化なので,ゲームの世界では見られない,想像でしか補えなかった部分を表現することですね。なにが月下丸らしいのか,どう立ったり動いたりすればいいのかを,僕自身もプレイヤーのひとりとして想像しながら,共演者のみんなや演出家の宮城さん(宮城陽亮氏)とディスカッションしたりしながら作り上げています。その部分を失念すると,舞台でやる意味はあまりないので。お客様が観て,「『百花百狼』の世界がここにある」と思っていただけるようにしたいですね。ほかのみんなもそうだと思いますが,ポジティブに考えれば,それは自分たちで作り出せるクリエイティブな部分なので,やりがいを感じます。
4Gamer:
花房さんは,とにかく一生懸命に取り組まれている印象ですが,いかがでしょうか。
![]() |
実はゲーム原作の舞台に出演するのが初めてなので,稽古場でいろいろ教えていただくことは多いのですが,ご指導いただいたことは,その場でちゃんと活かせていけたらいいなと思っています。
ゲームでは,自分が槐だと思ってプレイする方も多いので,それを思うと「ああ,どうしよう~!」と責任を感じますが,みなさんがそれぞれに感じた槐に少しでも近づけるように,自分自身もゲームをしたときの気持ちを大切にして取り組みたいですね。
4Gamer:
稽古場の雰囲気もすごく良さそうですね。
古谷氏:
そうですね。稽古場はすごく明るい雰囲気です。僕は舞台を作るときに,切ないお話なら稽古場は明るいほうがいいと思っているんです。逆にコメディなど,とにかく笑えるものなら稽古場は真剣であるべきだと思っていて。今回は僕自身,初めてお会いする方も多くて最初は緊張していたんですけど,とても素敵な共演者のみなさんに恵まれて,笑いの絶えない稽古場になっています。百戦錬磨のベテランの方もいらっしゃいますが,そういう方のお芝居を見るのも面白いですし,刺激になります。みんなで笑い合って一見おちゃらけて見えても,切磋琢磨していける仲間が揃ったいい稽古場だと思います。
4Gamer:
それでは最後に,舞台を楽しみにしているみなさんにメッセージをお願いします。
古谷氏:
観に来てくださる方のなかには,ゲームをプレイしていても舞台を観劇したことがない方もいらっしゃると思います。そういう方には,「ああ,舞台ってこんなに素敵なんだ!」って感じてほしいですし,逆に,舞台を観劇することは多くても原作を知らない方には,「百花百狼」って素敵なストーリーだな,こんなに面白いゲームがあるんだなと,作品が持つ魅力に気づいていただけたらうれしいです。舞台とゲーム,両方のいいとこどりをして,どんなお客様にも楽しんでもらえるような作品になるように邁進していきたいと思います。
花房氏:
何かもう(古谷氏に)上手くまとめていただいたので,私がお話しする必要もない気が……(笑)。
見どころがたくさんたくさん詰まっている作品なので,絶対観てほしいです! 本当に(笑)! ストーリーやお芝居はもちろん,殺陣もダンスも,目がいくつあっても足りないくらいに素敵な作品なので,ぜひ劇場にお越しいただければと思います。
4Gamer:
ありがとうございました。
舞台「百花百狼 ~戦国忍法帖~」公式サイト
「百花百狼 ~戦国忍法帖~」公式サイト
【公演概要】
■タイトル :
忍法浪漫剣劇『百花百狼 ~戦国忍法帖~』~月下丸の章~
■公演日程/場所 :
2018年12月13日(木)~12月16日(日)
@全労済ホール/スペース・ゼロ
※全公演『各回別お楽しみ企画』実施。(詳細は公式サイトの発表をご覧ください)
※ロビー開場は開演の60分前になります。客席開場は30分前となります。
■公演サイト :http://legendstage.jp/hyakka/
■原作サイト :https://www.d3p.co.jp/hyakka/
■公式ツイッター :@LShyakka
■原作 :ディースリー・パブリッシャー/レッド・エンタテインメント「百花百狼 ~戦国忍法帖~」
■企画・制作 :レジェンドステージ
■主催 :百花百狼THE STAGE製作委員会
【あらすじ】
無常の風に、散る花々――この世でいちばん哀しい戦いが始まる
戦乱の世において独自の発展を遂げた伊賀と甲賀。
両忍軍はその長い歴史において、互いを憎み合う敵対関係にあったが、天正九年、織田信長による「天正伊賀の乱」により伊賀が滅亡。わずかに生き残った伊賀忍たちは甲賀に取り込まれた。
それから十七年、戦国時代は終わり、世には久方の平和が訪れていた。
甲賀の長・上野勘道の娘、槐は、忍び仕事に出る日を夢見て、日々修練を積んでいた。
そしてついに選ばれた初任務で、槐、そして里の運命を狂わせる大事件が起きる――。
「……何があろうとも、俺は貴方を離すつもりはありません」
【チケット情報】
■価格:
一般チケット 7,900円(税込・全席指定)
非売品オリジナルグッズ付チケット 9,900円(税込・全席指定)
■一般発売 :2018年11月11日(日)
■取扱い窓口 :
※音声自動応答での受付番号はダイヤル回線からのご利用はできません。プッシュ回線またはトーン信号の出る電話機からおかけください。
■タイトル :
忍法浪漫剣劇『百花百狼 ~戦国忍法帖~』~月下丸の章~
■公演日程/場所 :
2018年12月13日(木)~12月16日(日)
@全労済ホール/スペース・ゼロ
※全公演『各回別お楽しみ企画』実施。(詳細は公式サイトの発表をご覧ください)
※ロビー開場は開演の60分前になります。客席開場は30分前となります。
■公演サイト :http://legendstage.jp/hyakka/
■原作サイト :https://www.d3p.co.jp/hyakka/
■公式ツイッター :@LShyakka
■原作 :ディースリー・パブリッシャー/レッド・エンタテインメント「百花百狼 ~戦国忍法帖~」
■企画・制作 :レジェンドステージ
■主催 :百花百狼THE STAGE製作委員会
【あらすじ】
無常の風に、散る花々――この世でいちばん哀しい戦いが始まる
戦乱の世において独自の発展を遂げた伊賀と甲賀。
両忍軍はその長い歴史において、互いを憎み合う敵対関係にあったが、天正九年、織田信長による「天正伊賀の乱」により伊賀が滅亡。わずかに生き残った伊賀忍たちは甲賀に取り込まれた。
それから十七年、戦国時代は終わり、世には久方の平和が訪れていた。
甲賀の長・上野勘道の娘、槐は、忍び仕事に出る日を夢見て、日々修練を積んでいた。
そしてついに選ばれた初任務で、槐、そして里の運命を狂わせる大事件が起きる――。
「……何があろうとも、俺は貴方を離すつもりはありません」
【チケット情報】
■価格:
一般チケット 7,900円(税込・全席指定)
非売品オリジナルグッズ付チケット 9,900円(税込・全席指定)
■一般発売 :2018年11月11日(日)
■取扱い窓口 :
- チケットぴあ <Pコード:490-240> [発売日特電]0570-02-9500[10:00~18:00]
- ローソンチケット <Lコード:34179> [発売日特電]0570-08-4654[10:00~18:00]
- e+(イープラス) http://eplus.jp/hyakka/
- CNプレイガイド 0570-08-9999[10:00~18:00]
- カンフェティ http://confetti-web.com/hyakka/
- スペース・ゼロ チケットデスク http://www.spacezero.co.jp/
[発売日以降]0570-02-9999[24時間(メンテナンス:月・火 26:30~29:30)]
http://w.pia.jp/t/hyakka/
セブンイレブン、サークルK・サンクス、チケットぴあ店舗、
チケットぴあWEBサイト
[発売日以降]0570-08-4005[24時間]
0570-00-0407(オペレーター)[10:00~20:00]
http://l-tike.com/hyakka/
ローソン店内Loppi
ファミリーマート各店舗
http://www.cnplayguide.com/
ファミリーマート各店舗
※音声自動応答での受付番号はダイヤル回線からのご利用はできません。プッシュ回線またはトーン信号の出る電話機からおかけください。
(C)2016 RED (C)2016 D3 PUBLISHER