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アゼロスのために! BlizzCon 2015で「World of Warcraft: Legion」のオープニングムービー公開
CG映像のクオリティの高さには定評があるBlizzard Entertainmentだが,今回は,シニアバイスプレジデントのクリス・メツェン(Chris Metzen)氏が「CGチームが,かつてないほど丹念に作り上げた」と胸を張るだけあり,シリーズ従来作のアニメ的な雰囲気を残しつつも,これまでにないリアルな映像を満喫できる。拡張パックの雰囲気だけでなく,内容をかなり詳しく伝えたムービーになっているところも興味深いので,ぜひチェックしてほしい。
「World of Warcraft」公式サイト
「World of Warcraft: Legion」では,拡張パック第1弾の「The Burning Crusade」に登場した魔軍バーニング・リージョンが,かつてないほどの大勢力でアゼロスの世界に侵攻してくる。その存在が抹消されていたイリダン・ストームレイジ(Illidan Stormrage)の亡骸を,オークのシャーマンでありながら魔王キルジャディン(Kil’jaeden)の配下となっていたグルダン(Gul’dan)が発見。その結果,グルダンを先鋒にした魔軍がアゼロスにカムバックしてきたというわけだ。
魔軍の侵攻により,これまでいがみ合っていたアライアンスとホードが共闘することになり,ムービーではアライアンスの王ヴァリアン・リン(Varian Wrynn)の飛行船に,ホードのリーダーであるシルヴァナス・ウィンドラナー(Sylvanas Windrunner)を乗せた気球船が近づく場面が確認できる。
ヴァリアンがいつもの,「アライアンスのために!」ではなく「アゼロスのために!」と剣を掲げた瞬間,会場に集まったファン達は大絶叫と共に拍手喝采していた。
「World of Warcraft: Legion」には,6つのゾーンで構成されたThe Broken Islesを主な舞台とした,最大40人のプレイヤーが楽しめるシナリオが用意されており,さらに,それぞれのクラス専用のミッションが得られる施設「Order Hall」が新たに登場する。これにより,同じクラスのプレイヤーだけでパーティを組んで冒険することも可能になるのだ。
用意されたシナリオは,開始地点であるDalaranと終了地点のSuramar以外,周回の順序は決まっておらず,行った先々でプレイヤーやパーティのレベルに合わせた難度に自動調整されるというのも面白いところ。
新たなプレイアブルクラスとしてデーモンハンターが登場。彼らは,「The Burning Crusade」のあと,魔軍に対抗するためだけに鍛錬を積んでいた屈強の戦士達という設定だ。魔界Mardumに旅することも可能だが,魔界は,堕ちた者の魂を燃料にしているためか,緑の炎を放つ建物が多い。また,「The Burning Crusade」のデーモンクリーチャーのほか,Imp Mother,Jailer,Inquisitor,Nightmare Dragonといった新たなクリーチャーもアナウンスされている。
ローンチ時点では,「The Emerald Nightmare」と「Suramar Palace」という2種類のレイドが用意される予定になっており,ダンジョンは10種類,登場する予定だ。ダンジョンもレベルが自動調整されるので,攻略する順序をプレイヤーの好きなように決められるという。
今回のイベント向けにBlizzard Enrertainmentが配布したアートワークには,「Aluneth」という杖のようなアーティファクト・ウェポンが含まれているが,少なくとも,BlizzCon 2015の初日には詳しいことは公開されなかった。こうした細かい情報は,リリースまでには明らかになっていくはずなので,楽しみにしていたい。
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