PS4で使える「キーパッドとマウスのセット」をHORIが開発中か。Amazon.co.jpで予約受付が始まる

　FPSやTPSをプレイするのに，PCで慣れ親しんだキーボードとマウスを使いたいというニーズに向けてHORIから2011年に発売されたキーパッドとマウスのセット「タクティカルアサルトコマンダー3」。その後継となるPlayStation 4（以下，PS4）対応製品を，HORIが準備しているようだ。
　英国時間2015年7月27日，Amazon.co.ukが，10月9日に発売予定とされる「Tactical Assault Commander 4（PS4）」という製品の予約受け付けを開始した。また，16：00の時点で，日本のAmazon.co.jpでも予約受け付けが確認できており，こちらは11月30日に1万4904円（税込）で発売予定となっている。該当ページで確認できる国内製品名は「タクティカルアサルトコマンダー for PlayStation4」だ。
　Amazon.co.ukの製品説明いわく，タクティカルアサルトコマンダー3から引き続き，ソニー・コンピュータエンタテインメントの公式ライセンス品となるTactical Assault Commander 4（PS4）は，PS4とPlayStation 3（以下，PS3）の両方に対応するとのことである。

Amazon.co.ukおよびAmazon.co.jpで公開された，PS4対応版タクティカルアサルトコマンダーの製品イメージ

　公開されている製品画像を見る限り，Tactical Assault Commander 4（PS4）のキーバッド部は「パームレストを取り外したタクティカルアサルトコマンダー3」的な外観だ。ただし，キーにはバックライトが用意され，従来3段変則だったキーが4段変則配列になり，キーの総数も11から16に増えている。また，「1」「2」「3」から選択できる「PROFILE」スライドスイッチと，「LS/DP」「DP/LS」から選択できるスライドスイッチが追加されているので，設定内容はプロファイルとして3つ保持でき，また，D-Pad（十字キー）の機能は左アナログスティックとD-Padのどちらを優先するかを選べるようになっているはずである。

［WALK］ボタンは，押しながら移動を行ったときに移動速度を低下させるボタンのはず。場所はタクティカルアサルトコマンダー3から変更になった。左に見えるのは，キー割り当てのインジケータに見えるが，一部はタッチセンサーという可能性もある。なお，右の写真は本体奥側面で，PS4とPS3切り替えや，キー割り当ての有効化スイッチ，そしてDUALSHOCK 4互換と思われるタッチパッドの姿が見える

　マウスも，タクティカルアサルトコマンダー3からずいぶんと変わった。右手用デザインは踏襲されるものの，従来だとボタン構成は左右メイン，メインの中間×2，左サイド×2の計6個で，スクロールホイールが用意されなかったのに対し，今回は左右メインとスクロールホイールに加え，スクロールホイール手前×1，左メイン脇×2，左サイド×2という構成だ。スクロールホイールの仕様次第ではあるものの，最低でも7ボタンが確保されていることはまず間違いない。

タクティカルアサルトコマンダー3のそれからずいぶんと洗練された，Tactical Assault Commander 4（PS4）のマウス部。スクロールホイールにセンタークリック機能やチルトスイッチが搭載されているかは分からないが，いずれにせよ多機能になったとはいえそうだ

　というわけで，ぱっと見る限りは，タクティカルアサルトコマンダー3を発売後に受けたであろうフィードバックを踏まえ，改善しつつ，PS4対応を果たしてきたものという印象が強い。国内でも予約受け付けが始まっている以上，正式発表も間もなくだろう。詳細なスペックが近々にも明らかになることを期待したい。

タクティカルアサルトコマンダー for PlayStation4をAmazon.co.jpで購入する（Amazonアソシエイト）

※16：00頃追記
　Amazon.co.jpで「タクティカルアサルトコマンダー for PlayStation4」として予約受け付けが始まっていることを確認できたため，記事をアップデートしました。