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「Devil's Third Online」の先行体験会が開催。「格闘シューター」というジャンルがもたらす新たな対戦の駆け引きを体験してきた
クローズドβテストで実装される4つのゲームモードがお披露目に
Devil's Third Onlineは,一見すると普通のTPSのようだが,実際には銃器で敵を狙い撃つだけでなく,アクションゲームのような近接武器や格闘術を使った攻防が行われるのが特徴となっている。またダッシュやスライディング,壁登りといったさまざまな移動アクションが用意されており,操作はけっこう複雑だ。
そのため本作には,全22項目におよぶ丁寧なチュートリアルが用意されている。とくに,近接攻撃の操作は,一般的なFPSやTPSと異なり,キーボードの[F]キーで通常攻撃,[F]キー連打でコンボ攻撃,[V]キーで強攻撃となる。
さらにマウスの右クリック押しっぱなしで敵をロックオンしつつ[F]キーでエイムアタック,同じくロックオン中に[V]キーで手持ちの近接攻撃を投げつける強力なメレーショットがそれぞれ可能。また[左Ctrl]キーでガード,ガード中に移動すると回避が行える。
ちなみに,近接攻撃をマウスボタンに割り振るなど,オプションで各種操作のカスタマイズをすることもできる。独自の操作があるため,FPS/TPSに慣れているからといって操作のチェックを怠ると戸惑うかもしれないので,一度はチュートリアルを体験し,オプションで自分のプレイスタイルに合った設定を施しておきたいところである。
用意されているマップは「ロッキー」「グランドキャニオン」「ノースカリフォルニア」「サウスカリフォルニア」で,最大8vs.8のバトル用に設計されており,いずれも広めだ。また程度の差はあるが,それぞれのマップには高低差があり,本作の大きな特徴となる壁登りなどの立体的なアクションを存分に活用できる構成となっている。
ゲームモードは,「チームデスマッチ」と自分以外のプレイヤーは全員敵になる「バトルロイヤル」に加え,「クロスファイト」と「カーニバル」を体験できた。
クロスファイトは,銃器を使わず近接攻撃のみで戦うチーム戦である。したがって,ガードと回避を織り交ぜて敵の攻撃を受け流しつつ,いかにこちらの攻撃を繰り出すかという駆け引きが重要となるのだが,その一方で,目の前の攻防に集中しすぎると背後から別の敵に襲われたりもする。各プレイヤーが交戦している敵の背後を襲撃しようと目を光らせているので,相手を倒した次の瞬間に別の相手に倒されるという感じで,乱戦になりがちなモードである。
カーニバルは,マップ上に点在する八百屋からフルーツを受け取り,それをマップ上のどこかに出現するミキサーに投げ込むと得点になるというチーム戦だ。フルーツはグレネードと同じ要領で投げるのだが,ミキサーが巨大なので下から狙ってもうまく入らないことが多い。そこでミキサーを見下ろせるよう高所に登ったりするわけだが,ミキサーは一定時間で別の場所に移動してしまうのでなかなか思うようにはいかない。
またこのモードは,ほかのモードと同じく敵を攻撃して倒すことができ(ただし得点にはならない),持っていたフルーツを奪うことができる。したがって八百屋やミキサーの近くで敵を待ち構え,敵チームの行動を妨害する役を用意するなど,ユーモラスな設定や見た目とは裏腹に競技性が高く,チームごとの戦術が勝利の鍵となりそうなモードだ。
ひととおりのプレイを終えて筆者があらためて感じたのは,Devil's Third Onlineが従来のFPSやTPSと異なる“格闘シューター”という新しいジャンルであるということだ。銃器で攻撃する場合のエイミングや位置取りに加え,近接戦闘時のガードと回避,あるいはマップの高低差を利用した立体的なアクションが存在することで,各要素が入り交じった本作ならではの複雑な駆け引きが生ずるのである。本作の独自性を理解し,プレイを極めた熟練者達が腕を競う大会の各試合は,相当熱い内容になるのではないかと期待が高まるところだ。
記事冒頭で記したとおり,のクローズドβテストは11月27日より実施される。テスターの募集は本日(11月24日)23:59まで行われているので,興味を持った人はぜひ応募してみよう。
「Devil's Third Online」公式サイト
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