インタビュー
「LRT 血盟王者決定戦 SEASON3」で発表された「カマエル」や「デュアルクラスシステム」を深堀り。「リネレボ」プロデューサーインタビュー
今回4Gamerは,2周年に向けて「リネレボ」に何が起こるのかを,日本版開発プロデューサーのイ・インギュ氏と運営プロデューサーの山下大和氏に聞いた。
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「LRT」と要塞戦はこれからも進化を続ける
4Gamer:
よろしくお願いします。まずは6月30日に開催された「LINEAGE2 REVOLUTION TOURNAMENT 血盟王者決定戦 SEASON3」(以下,LRT)についての感想をお聞かせください。
イ・インギュ氏(以下,イ氏):
LRTも数を重ねて,レベルはもちろん,大会にかける熱量も上がっていると感じます。ただ,血盟同士の戦闘力に差があると,どうしても状況を打開できない局面も見られましたので,今後は戦略を競い合うような要素を入れていきたいです。また,要塞戦にも新マップやギミックを追加することも考えています。
4Gamer:
どういったギミックが入るのでしょうか?
イ氏:
具体的な内容は検討中ですが,試合後半に逆転できるようなものとしたいです。また,近距離クラスや遠距離クラスなど,特定タイプのクラスが活躍できるマップや局面を作ることも考えています。
このような新要素は通常の要塞戦に導入していき,実際に体験されたプレイヤーの皆様からのご意見を取り入れながらLRTにも導入して行きたいと思っています。
4Gamer:
LRTの運営に関してはいかがでしょうか。
山下大和氏(以下,山下氏):
今回はボイスチャット関連に不具合があり,参加された方と視聴者には多大なるご迷惑をおかけしてしまいました。申し訳ない気持ちでいっぱいです。
4Gamer:
舞台上において,相手血盟がボイスチャットで指示を出す声が筒抜けになってしまったようですが。
前回大会では,舞台上の血盟メンバーの周りに囲いを用意し,こうした問題に対応していました。ただ,このやり方ですと,舞台上を撮影した際に光が入ってしまうなどの問題があり,今回のやり方にしたという経緯があります。
次回大会については,囲いで音漏れを防いだり,別室で試合をしていただいたりということを考えています。両大会の反省を踏まえ,次はこのような問題が絶対に起こらないよう,細心の注意を払って準備を進めていく所存です。
新種族「カマエル」の実装が早かったワケ
4Gamer:
8月に実装予定となる新種族「カマエル」と,「デュアルクラスシステム」について教えてください。韓国版で2019年6月に実装されたばかりですが,展開がスピーディですね。
イ氏:
日本版が2周年を迎えるにあたり,カマエルを心待ちにするプレイヤーの方が多いと感じていました。その期待にお応えするために少しでも早く日本版でも実装することを目標に,開発一同,急ピッチで準備を進めました。
4Gamer:
そして「デュアルクラスシステム」とはどういったものなのでしょうか。
イ氏:
新しいキャラを作ることなく,新種族などの要素を体験できるシステムです。デュアルクラスに選んだクラスへと変身できるというようなイメージですね。
山下氏:
昨年オークを実装した際,レベル180からスタートできるという施策を行いました。しかし,普段使っているキャラクターから乗り換えることに抵抗があるというご意見が多かったことから,デュアルクラスシステムを実装することに決めました。
イ氏:
デュアルクラスは,メインクラスの能力を%換算で受け継ぎます。専用の「デュアルクラスポイント」を溜めていくことにより,メインで使っているクラスの能力値にまで成長させられます。メインクラスの能力を100%受け継ぐために必要なアイテムは,イベントなどで配布する予定です。新システム「デュアルクラス」をお楽しみください。
4Gamer:
武器や強化素材を改めて集め直す必要がないのは嬉しいですね。デュアルクラスの使用に制限はないのでしょうか。
イ氏:
PvPコンテンツでは使えません。まずはプレイヤーさんからご意見をいただき,そこから段階的に制限を緩和するなどの調整を行うつもりです。
4Gamer:
なるほど。たとえば要塞戦やLRTで「カマエル」を使いたければ,新しいキャラとして作成する必要がありますね。では,“日課”の改善に踏み切った理由についてもお聞かせください。
日本のプレイヤーさんは,ゲームに存在するタスクやクエストをすべてコンプリートしようとする傾向があります。そこにアップデートが積み重なっていくわけですから,やらなければならないことがどんどん増えてしまっていたんです。そのため今後も日課を継続して改善していき,軽減と共に日課の価値を高めようと思っています。
4Gamer:
私もデイリーはきっちりと片づけたい派で,できれば少ないほうが嬉しいですね。ちなみに他国でも“日課”は改善されているんでしょうか。
イ氏:
ここまで大規模な改善が入るのは日本のみですね。他国版では不要になったコンテンツを整理するくらいです。国民性に加えて,自由になる時間の違いもあるのかと思います。平均的なプレイ時間はどの国でも同じ位ですので。
女性プレイヤーが増え,ついに女子会も開催
4Gamer:
2019年7月14日には,女子会「L2R Girls Party」を開催されましたが,女性プレイヤーが増えているのでしょうか。
LRT血盟王者決定戦 SEASON3のライブビューイングや,「リネレボファンミーティング 〜体験せよ!頂点(3次クラス)を!〜」(関連記事)でも女性プレイヤーが多いという印象は確かに受けましたが。
山下氏:
2018年10月に「オーク」を実装してから女性プレイヤーさんが増えているようです。ちなみに「L2R Girls Party」自体は,社内の女性スタッフたちが企画していまして,女性プレイヤーさんがいるとゲーム内も賑やかになりますから,私としても増えてほしいですね。
4Gamer:
何か特別に女性向けの施策を実施して,それで女性プレイヤーが増えたというわけではないんですね。
山下氏:
運営の方法を変えたわけではなく,ゲームを遊ぶ女性がいろいろなジャンルへの抵抗がなくなっているんだと思います。
イ氏:
要因になったかは分かりませんが,開発側としては女性キャラのコスチュームを作る際,日本の女性が気に入るようなものを意識したこともありました。
山下氏:
女性プレイヤーさんが女性キャラクターを使われているケースも多いですしね。「カマエル」は弊社の女性スタッフから「カッコいい」と好評です。また,女性プレイヤーのキャラクター選びにあたっては,デザインよりも,アクション演出の良し悪しが決め手になることも多いんじゃないかと思います。
2周年では新規&復帰プレイヤーに優しい導線作りを
4Gamer:
最後にあらためて2周年施策のコンセプトを教えてください。
既存プレイヤーはもちろん,新規プレイヤーさんや復帰プレイヤーさんも重視した施策を進めていきます。「カマエル」と同じくらいの重要度で,スムーズにプレイできるような導線作りを進めているところです。MMORPGはなんといってもプレイ人口が多いことが大事ですから。
4Gamer:
人と人の関係性がMMORPGの醍醐味であるということなんですね。「カマエル」の実装をきっかけにこれからリネレボを始めようと思っている人にメッセージをお願いします。
イ氏:
新規プレイヤーさんにもオススメできるのが「カマエル」です。スキルのエフェクトも派手なので,見ているだけでも楽しめると思います。新種族だけに,皆さん横並びでのスタートになるので,トップを狙うという意味でも良いタイミングです。ぜひ遊んでみてください。
4Gamer:
ありがとうございました。
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