日本一ソフトウェアは本日(2015年11月5日),2016年2月25日に発売を予定しているPS Vita用RPG「
勇者死す。」の新キャラクターの情報を公開した。
今回公開された新キャラクターは,勇者の死後に“次の勇者”として選ばれた少女「ヨナ」と,勇者に討たれた魔王の娘「ベラナベル」だ。どちらのキャラクターも,その立場上,もともと複雑な勇者死す。のストーリーをさらにかき回すことになるという。
また,勇者の理解者である「トーマス」や,勇者を逆恨みしている元傭兵「ゾロ」,やる気のない王様「エドワード」や,勇者の死後に執り行われる葬儀の情報も公開されている。
■新キャラクター
“勇者”の宿命を背負った少女
ヨナ CV:高垣 彩陽
「あなたのように国を守りたいんです。 私を・・・いえ、ぼ、僕をあなたのよう強くしてください!」
ヨナは勇者の死後、勇者の代わりに急遽育てられることになった少女。
勇者が魔王を刺し違え、命を落としたとき、突然天界からの啓示を受け“次の勇者”として選ばれ、その使命を負うことになった。
勇者に対するあこがれから勇者の格好を真似している。
ヨナは勇者に憧れながらも、戦いとは無縁な生活をおくっていた普通の少女。しかし、ある日、突然啓示を受けたヨナは、国の将来を担う勇者になることを決意する。そして、よみがえった勇者に5日間で自分を真の勇者に鍛え上げてほしいとせまる。日を追うごとに弱る勇者に対し、ヨナは魔物との戦闘を経ることでメキメキと成長する。いつしか真の勇者になることを目指す。
ヨナの目標は、勇者だけが操れるとされる究極魔法「ダイヴォーラ」の継承。「ダイヴォーラ」は最強の火炎魔法で敵全体を焼き払うことができる。
「勇者になる」という難題に苦戦するヨナをよそに、世間は新たな勇者の誕生に大きな期待を寄せ、王族も教会もヨナを次の勇者として祭り上げていた。また、ヨナは勇者が数年をかけて得た力を、数日で手に入れるほどの無理を強いられていた。
こうしたプレッシャーと勇者にならねばという使命感、そして無理に促された成長がヨナの心と体を蝕んでいく・・・。
謎多き魔王の娘
ベラナベル CV:金元 寿子
勇者に討たれた魔王ギールのひとり娘である魔界の姫。が、その姿を目撃したものはおらず、その姿、目的など、全てが謎に包まれている。しかし、もし、勇者たちと出くわしたならば、戦いは避けられないだろう。
実は魔王ギールには娘がおり、戦後もどこかにひっそりと隠れ、逆襲の機会をうかがっている、という噂が人々の不安をあおっている。中には、魔王ギールの復活をたくらんでおり、戦争に備え人間と魔物との間に生まれた戦災孤児を兵士として育てているといった物騒な噂もある・・・。
■キャラクター
トーマス CV:後藤 ヒロキ
「坊ちゃん、お帰りなさい!」
勇者を子供のころから面倒を見てきた爺や。魔王討伐に旅立った際も勇者と共に行動しており、勇者がよみがえったあとも、真っ先に駆けつける。勇者の苦悩や立場を最も理解している人物。
ゾロ CV:最上 嗣生
「俺のほうが、あんたより強え! 俺だって英雄になれた! それを今から証明してやらあ!」
勇者たちが魔王城に突入したときのメンバーのひとりで、元傭兵。個人の戦闘能力は勇者に匹敵するほど。勇者がひとりで魔王を討ったため英雄になれず、勇者を逆恨みしている。
魔王がいなくなり、明確な脅威がいなくなった世界ではゾロのような傭兵の仕事はなくなりつつあった。こうした状況で、ゾロはその戦闘力をもって魔物の残党を狩る「賞金稼ぎ」と王権制度に対立する可能性のある反乱分子の芽を摘み取る「秘密警察」のような仕事をしている。ゾロはそんな自分の境遇と勇者の栄光を比べ、惨めな思いをしている。
エドワード CV:拝 真之介
「まだ魔物はそこらじゅうにおる。なのに国中は問題が山積じゃ。ううう、頭が痛いぞよ・・・。」
持病のせいか顔色が悪く、問題山積みの現状から目を背けているやる気のない王様。国や娘のフローラの将来に不安を抱えながらも、特に何か行動するわけでもなく、ため息ばかりついている。
■システム/英雄の葬儀
世界を救った英雄の最期
神様から5日間の命を与えられ、よみがえった勇者ですが、6日目の朝には避けられぬ死が必ず訪れます。そして、その後、勇者の葬式が執り行われます。この葬式は、5日間の勇者の行動や関わったキャラクターによって、葬式の規模や内容、参列者が大きく変化します。また、勇者が生きているうちに関わったキャラクターがその後の世界にも影響を及ぼすこともあります。
【葬儀場】
勇者の行動で変わるものの1つは葬式の会場。英雄とはいえ、戦後の困窮した時勢で大きな葬儀を執り行ってもらうためには、それなりの条件が必要となります。5日間の過ごし方によっては町から遠く離れた屋外の墓地で葬儀が行われることもあります。
【弔辞】
勇者の葬儀では、さまざまな人が別れの言葉を贈ります。労をねぎらうもの、愛をささやくもの、秘密を暴露するもの・・・。
この勇者に捧げられる弔辞は、勇者が生きている間に出会ったキャラクターやイベントの進行度合いによって変化します。キャラクターによっては全く異なる弔事を贈ることもあります。
参列の最後には、勇者の葬儀に参加した人とその中で涙を流した人の数が分かります。勇者が多くの人と関わり、よき行いをすれば、より多くの人が集まり、涙するでしょう。この人数は5日間で勇者がどれくらいの人に影響を与えたか、という最終スコアのようなものでもあります。
葬儀の後には、勇者亡き後の世界がどんな道を進むのか、という後日談を見ることができます。“王国のその後”も勇者の行動次第で大きく変化し、勇者と関わったキャラクターが思いもよらない形で国の行く末を決定付けることもあります。また、国そのものが何百年もの繁栄を誇る場合もあれば、わずか十数年で滅びてしまう展開もあり、多くのパターンが用意されております。