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3年も愛され続けているのにはワケがある――3周年を迎えた「あんさんぶるスターズ!」をあらためて紹介しつつ,その魅力に迫る

 各メーカーの女性向けアプリ市場への進出をよく耳にするようになり,リリースされるタイトルが増えてますます賑わいをみせている昨今。新たなタイトルが生まれる一方で,激しい競争の中で惜しまれながらも幕を閉じるものもあります。これは女性向けに限らず,結果を出しながら運営を続けなければならないスマートフォン向けタイトルにとっては避けてはとおれぬ道であり,広い層に長く愛し続けてもらう“何か”を秘めているかどうかが命運をわけるポイントと言えます。

 競走が激化する女性向けアプリ界隈ですが,長年にわたりファンに愛され支持されているタイトルがいくつかあります。そのなかの1つがHappy Elementsがサービス中の女性向けアイドル育成ゲーム「あんさんぶるスターズ!」iOS / Android / PC。以下,「あんスタ」)です。

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 「あんスタ」は2015年のサービス開始以来,そのダウンロード数は300万を突破し,2.5次元舞台やCDリリース,バーチャルライブなどの多方面におけるメディア展開でも成功を収めています。2019年には待望のアニメ化も控えており,さらなる盛り上がりを見せようとしています。

 本稿では,この春に3周年を迎えた本作をあらためて紹介するとともに“なぜ「あんスタ」がここまで女性たちの心を掴んだのか”を,このたびプロデューサー(プレイヤー)歴4年目になります,ライターのたまおがその魅力に迫ります。

「あんさんぶるスターズ!」公式サイト

「あんさんぶるスターズ!」ダウンロードページ

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「あんスタ」をざっくりと紹介&新機能に注目


 まずは本作の基本的なところをあらためて紹介します。「あんスタ」の舞台は,男性アイドルを育成する高校“私立夢ノ咲学院”。主人公は2年生の春に,学院に新設された“プロデュース科”に,たった1人の女生徒として転入します。アイドルを目指す男子高校生たちをプロデュースし,彼らと共に成長しながら青春の日々を駆け抜けていく……これが基本的なストーリーラインです。

 「あんスタ」のゲームジャンルが育成ゲームとあるように,本作ではキャラクターカードを組み合わせてユニットを組み,“プロデュース実習”でレッスンをすると経験値が溜まってレベルが上がり,同時にカードの育成(パラメータアップ)に必要なジュエルも入手できるシステムになっています。プロデュースには時間制限などはなく,プロデュースする場所を選んでタップするだけの簡単操作です。なおカードの強さは,定期的に開催されるイベントなどのライブバトルに影響します。

プロデュース画面
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 というのが覚えておきたい基本のシステムです。この3年間でシステムの改修や新要素の追加が少しずつ行われてきましたが,2018年5月14日には待望の大型アップデートが実施され,さまざまな新機能が追加されました。

●新機能1:新マイルーム

 マイルームの画面が広くなり,これまではアイドルを1人しか設定できなかったのが,もう1人呼べるようになりました。セリフは基本的に1人のときと同じですが,絶妙なかけあいになることも……!?

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●新機能2:写真撮影機能搭載

 マイルームに設定したアイドルと一緒に写真を撮れるAR機能が搭載されました。もちろん,自分と一緒に写真を撮ることも可能です。いろいろなところで撮影してみたくなりますね!

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●新機能3:ストーリー機能アップデート

 シナリオお気に入り機能が追加されました。検索機能がアップデートされ,読みたいシナリオを見つけやすくなっています。イベント・スカウト別では開催時期や登場ユニットが表示されます。また検索・並び替え機能では,膨大な量のストーリーから,任意の条件で読みたいストーリーを見つけられるように……!

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 なお,生徒の教室もレイアウトがリニューアルされ,ちびキャラのモーションなども確認できるようになりました。

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 このほかに,スカウトのアニメーションリニューアル,“キセキシリーズ”のメインストーリー第二部化とフルボイス化(5月23日),マネージメント機能の搭載(6月1日)も予定されています。


■同じ一年間をさまざまな視点で楽しむ膨大なシナリオ

 「あんスタ」のゲームプレイの目的は主に,“ストーリーを読むこと”と,“ほしいカードを手に入れること”です。ストーリーは大きく分けて,メインストーリー,キャラクター別ストーリー,イベントストーリー,スカウトストーリーの4種類。

 メインストーリー第一部は,主人公が夢ノ咲学院で過ごす最初の春の物語であり,すべての始まりでもある“革命の物語”です。その後に展開されたイベント及びスカウトストーリーは,現実世界の四季に合わせて開催されてきましたが,「あんスタ」の世界で描かれる物語は“同じ一年間”にフォーカスしています。したがって,学院内で起きるイベントは一年をとおして同じなのですが,ひとつの時間軸でも別の場所で起きた出来事が描かれたり,前年と同じイベントでも別のキャラクターを中心としたストーリーが展開されたります。一度ひとつのイベントを経験した人でも新しい発見が生まれ,物語の世界が拡張していく楽しさがあります。

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 ゲームを始めたばかりのタイミングであれば,プレイヤーランクが上がるごとにメインストーリーが開放されていきます。メインストーリー第一部は第一章〜第五章までの全134話で構成されていて,2017年夏からイベントストーリーとして展開されていた“キセキシリーズ”が,2018年5月下旬にメインストーリー第二部として新たに収録されることになりました。“キセキシリーズ”は,春の革命を起こしたメインポジションのユニットTrickstarが新たなる戦いに挑んでいくストーリーです。そこでは強力なライバルである初の他校ユニットが登場して大いに話題となり,同時に多数の新しいファンを獲得しました。

 キャラクター別ストーリー(一部を除く)とスカウトストーリーは,ストーリーが収録されたカードを入手して育てたり,定期的に開催されるイベント限定のプロデュースコースをプレイして,イベントポイントを貯めたりすると読めるようになります。
 なおリアルタイムでイベントに参加できなくても,過去のイベントは実装から半年後に復刻されるため,自分の好きなタイミングでプレイしてストーリーを開放させることも可能です。イベントストーリー及びスカウトストーリーだけでも,これまでに90以上が公開されていますが,多いものは20話以上もシナリオがありボリュームは満点です。こうしたストーリーの中でさまざまなキャラクターやユニットの活躍が見られるので,「あんスタ」の世界を知るために,できるだけ多くのストーリーを読んでおきたいところです。

ストーリー画面上のキャラクターたちはLive2Dで生き生きと動きます
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 アイドルを育成して,ストーリーを読んで……というのが基本的なプレイサイクルになるのですが,ここまで紹介したようにゲームシステムは非常にシンプルで,攻略要素はほとんどありません。ですが個人的には,このシステムだからこそ「あんスタ」はヒットしたと考えています。難しさにつまずくことがないため,プレイヤーがゲームの難度によってふるいにかけらることがない,誰でも遊びやすいシステムなのです。
 なかには同じ作業を繰り返すことに物足りなさを感じる人や,プレイヤースキルを競い合うようなゲーム性を期待する人もいるかもしれませんが,長く楽しむためにはおそらくこれくらいのシンプルさ,かつ自分のペースで進められるもののほうがちょうどいいのかもしれません。イベントを走るにしても,プレイヤースキルが影響するタイプのゲームではないので,多少の休止期間を挟んでも大きな問題はない……というのも,長く遊ばれている理由の1つのように思います。


なぜ「あんスタ」は人気なのか? その魅力に迫る


 それでは,なぜ「あんスタ」はここまでの人気を得ているのか。筆者が考える「あんスタ」の魅力,およびヒットの要因は以下のとおりです。

  • 公開されるたびにトレンド入りするイラスト
  • 強烈な個性,アイドルという共通の道しるべ
  • 背景を考察したくなるシナリオ
  • おまけ:外部要因とメディア展開

■公開されるたびにTwitterトレンドになる美麗なイラスト

 これはもう,実際の画像を見ていただくのが早いと思いますのでいくつか紹介していきます。

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 これらはすべて,ストーリーの中で見られるスチル画像です。スチル画像は高レア(☆4,☆5)のカードとして展開されており,スカウトやイベント報酬として手に入れることができます。イベントで新しいカードイラストが公開されるたび,キャラクターの名前などがTwitterトレンドに入るのも,今ではすっかりお馴染みとなってきました。すさまじい拡散力です。


 スチル画像はもちろんのこと,メディア展開の大きな柱であるCDジャケットも新規描き下ろしのイラストなため,毎月のイベントやスカウトも合わせれば,相当な数のイラストが定期的に公開されていることになります。ちなみにこれらのイラストは,Happy Elements内のごく少人数で描かれているとのこと。数を考えるとその苦労はいかばかりかというところですが,開始以来ずっとそのスタンスを崩さないこだわりには,さすがと言うほかありません。スタッフのこだわりが詰まった「あんスタ」のビジュアルは,個人的にあらゆる女性向けコンテンツの中でも一,二を争う美しさだと感じています。

CDジャケットイラスト
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 次項で語る内容に少しかぶりますが,「あんスタ」のビジュアルがこれだけ魅力的な理由は,絶妙なキャラクターデザインにあるようにも思います。親しみやすく,誰にでも受け入れられやすい絵柄。子どもっぽ過ぎず,かといって大人向け過ぎもしない。かわいくもあり,格好良くもある。等身も実に“ちょうどいい”というか,リアルとファンタジーのいいところどりのように感じられます。

 本作には,主人公を除いて43人ものキャラクター(2018年5月現在)が登場しますが,それぞれの見た目の違いは,背格好や髪の色・形だけではありません。顔そのものがきちんと描き分けられ“一人として同じ顔のいない魅力的な見た目”を持っており,そんな彼らがファンたちを魅了し続けています。彼らの見たことのない表情や衣装姿が,これ以上なく美麗なイラストで,新たな“萌えの燃料”として供給され続けているわけです。推しでなくてもほしくなるカードがあると,ファンであれば感じたことがあるのではないでしょうか。


■親しみやすいデザインの一方,キャラクター設定は奇抜

 アイドルたちの見た目の魅力について述べましたが,ではその中身は? と言えば,これがなかなかの曲者ぞろい。“ギャップ萌え”はゲームや漫画などのキャラクター設定としてはもはや当たり前のもので,今では二重にも三重にもひねられた設定や性格も珍しくなくなってきました。
 43人いるだけあって,ふと思いつくような特徴や性格を持つキャラクターは本作に概ね存在しています。その上でさらに,個性的をとおり越してもはや変人では?(※褒めています)と感じさせるほどキャラ立ちした子もいて,それがアイドルとしての個性や魅力につながっていることも多いのです。そしてそのキャラ付けは,奇をてらっているだけではないのがストーリーを読めば読むほど,彼らを知れば知るほど納得いくように作られていて,説得力があります。

本物の日本刀を持ち歩くキャラや,人形を介して喋ることがあるキャラなどさまざま
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 性格,特徴だけでなく,アイドルたちに紐付けられたスペックも多岐にわたります。彼らは教師2人を除くと全員高校生なので,1年生から3年生の異なる立場であり,所属する部活も違えば,それぞれのユニットの方向性も異なるものです。つまり,1人ひとりに細かい属性がついていることになり,性格や特徴,前項で述べた“一人として同じ顔のいない魅力的な見た目”という点も合わせれば,おそらくほとんどのプレイヤーが自分の好みのアンテナに引っかかるキャラクターを見つけられるといっても過言ではありません。

 これだけ個性がバラバラな彼らをつないでいるのが“アイドルを目指す”という共通点です。目指す理由はさまざまですが,全員がアイドルという存在を愛し,夢を叶えようと真剣に取り組んでいます。アイドルとして輝くために,それぞれが自分の中に抱える問題に向き合って壁を乗り越えたり,反発しあっていた他人とも互いの個性を受け入れて絆を深めたりする――ストーリーをとおしてそういった成長を感じられるのも,「あんスタ」をプレイする醍醐味なのです。

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 そして,彼らがアイドルであることの重要性は“ファンの応援の熱量”にも関わってきます。定期的に開催されるイベントでは,報酬やストーリーのメインとなるキャラクターが毎回変わるのですが,そこにつぎ込まれる応援の熱量が,ただの高校生キャラクターだったら,ここまでにはならないように思うのです。アイドルの場合,普通の高校生やファンタジー世界の住人よりも「推しメンやユニットを1位にしたい」という感覚が生まれやすいのではないでしょうか。そういう面も,ヒットの要因の1つではないかと考えています。

 アイドルであり高校生である彼らは“手が届きそうで遠く,遠そうで近い”。多感な年頃の彼らは,1人ひとり複雑な内面を持っていて,プレイヤーによってさまざまな解釈ができるのも魅力です。この解釈や考察についてはシナリオ面にも大きく関係してきます。


■シナリオと世界観。男の子たちが“わちゃわちゃ”しているのはなぜ人気?

 本作がリリース当初から驚かれていたのは,大勢の男の子の中に女の子は主人公1人という設定であるのに「ハーレムかと思いきや,そうではなかった」とギャップを感じさせる世界観でした。もちろん,主人公を取り巻く男の子たちはみな基本的に親切です。それに,主人公=プロデューサーという存在がいなかったら彼らはここまで成長しなかったでしょうし,そもそも最初のメインストーリーで描かれた“革命”も起きませんでした。ですが,「あんスタ」の主人公は姿形が設定されていないうえ,ストーリーの中では見事に一言も言葉を発しません。存在としては非常に重要だけれど,主人公が積極的に物語へ介入していくことが少ないのです(そもそも主人公が登場すらしないストーリーも多数あります)。

 主人公に個性が与えられていない,女性キャラクターが登場しないことで「主人公の設定や言動に拒否反応が出にくい」「自分(プレイヤー)と推しとの関係性を想像する余地がある」「同性を意識することがなく,嫉妬心や対抗心が生まれにくい」とも言えます。
 さらに本作は女性向けタイトルでありながら,乙女ゲームとしてプレイすると肩透かしをくらうほど,恋愛要素や甘さはわずかに匂わせる程度にしかありません。ですが,そのことが「男性との関係性を楽しみたい人の想像を掻き立てる」という面もあると思います。そして,恋愛メインではなく“アイドル同士の関係性”が物語のテーマの中心に据えられていることによって,推しキャラクター以外の魅力に触れる機会がおのずと多くなります。推しだけに縛られ続ける仕様でもないので,ほかのアイドルたちの魅力も受け入れやすい。この土壌とキャラクター同士のやりとりが“沼”を生むのです。
 最初は1人のキャラクターを追っていたはずが,ストーリーを読み進めていくうちにユニットを推すようになり,ときに団結しときに衝突するアイドルの姿に涙して夢ノ咲学院全体を応援するようになり,ひいては「あんスタ」という概念すら好きになっている……という具合に,すっかり沼に浸かってしまうのです。1対1の関係ではなく,1対複数の物語を客観的に楽しめる構造が,このような効果を生んでいるのではないでしょうか。

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 それらの要素に加え,メインライターである日日日氏(代表作:「ささみさん@がんばらない」「狂乱家族日記」など)の作風によるところが大きいと思いますが,ストーリーやセリフの意味を考察したくなるような魅力があります。本稿の冒頭で「あんスタ」は基本的には同じ一年間にフォーカスした物語だと書きましたが,新しいストーリーが開放されるごとに,これまでに明かされていなかったつながりや秘密,そのときキャラクターが何を考えていたかが明らかになることがあります。そのたびに彼らの行動の理由が明らかになったり,逆に謎が残ったりするわけです。

 「あんスタ」には物語上,“主役”に近いポジションのユニットやキャラクターはいますが,全員にほぼまんべんなく活躍の機会があるように作られています。アイドルたちはみんな必ずどこかでつながっていて,誰一人欠けてもこの世界は成立しません。そういうところも,本当に素晴らしいのです。


■おまけ:外部要因/メディア展開について

アニメビジュアル
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 作品そのものの魅力の話ではないのですが,個人的には“PixivやMMDなどの人気”“SNSによる口コミの連鎖”もヒットの要因として挙げておきたいです。

 前述のとおり本作には,“(ビジュアル,設定ともに)キャラクターの解釈の自由さ”“考察したくなるシナリオ”という魅力があります。それによって多くの素晴らしい二次創作が生まれ,それは若者たちに浸透したSNS(主にTwitter)で拡散されていきました。自分がプレイしていないタイトルでも,かわいい・格好いいイラストや,面白い漫画やストーリーに触れる機会が増えたわけです。それによって元ネタの作品を知るきっかけが作られ,口コミによって人気の連鎖が起きていったのかもしれません。

 SNSにはもう1つ,競争や同調を誘発する効果もあるように思います。先ほど「推しメンやユニットを一位にしたい」感覚について書きましたが,たとえばSNS上で「○○(アイドルやユニット)のイベントはこれだけたくさんの人が走っている!」ということが分かれば,「自分も○○が人気だと証明したい」と共感する場合もあるだろうし,別のアイドルのファンなら「自分の推しのときはもっと盛り上げたい」と感じる場合もあるのではないかと思います。そうやって,途切れることなくSNS上の盛り上がりが持続したのではないでしょうか。

 また,忘れてはいけないのが「あんスタ」のさまざまなメディア展開です。CD,2.5次元舞台,バーチャルライブ,キャストによるリアルライブなど,ゲーム以外でもファンへ新たな刺激を与え続け,ファンたちの作品への愛着を深めていきました。そして,高いクオリティのメディア展開が積み重なった結果が,「あんスタ」というブランドを揺るぎないものにしたのだと思います。2019年には“アニメ化”というビッグな展開が控えていますが,こちらにも期待せざるを得ません。

 女性は飽きっぽい,などと言われることもありますが,応援しているファン(自分を含め)を見ていると,そんなことはないと感じさせられます。ハマればハマるほど,時間を費やせば費やすほど思い入れが深くなるものです。レッドオーシャンと言われるスマホゲーム市場,競争激しい女性向け界隈で,多くのファンに愛されながらサービスを続けている「あんスタ」は,これから先もファンたちの心をつかみ,人気コンテンツであり続けるのだろうと確信しています。

 次回の記事では,「メインストーリー」の第一部と第二部をもう少しだけ詳しく紹介しつつ,主人公&ライバルユニットに触れる予定です。どうぞお楽しみに!

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  • Happy Elements
  • 発売日:2015/05/01
  • 価格:基本プレイ無料+アイテム課金
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