「South Park: The Fractured But Whole」がリリースされ，ローンチトレイラーが公開。破天荒な設定はアニメ譲り

　アメリカで高い人気を誇るTVアニメ「サウスパーク」を原作にするアクションRPG「South Park: The Fractured But Whole」（PC / PS4 / Xbox One）が発売され，パブリッシャのUbisoft Entertainmentはローンチトレイラーを公開した。


　South Park: The Fractured But Wholeは，ファンタジー風だった前作の「South Park: The Stick of Truth」とは異なり，ヒーローや戦隊モノをモチーフにしたオリジナルストーリーが描かれる。
　ロッキー山脈の田舎町，サウスパークでは，住人たちが考案したアクションヒーロー映画の権利配分で揉めごとが起こり，ついには町を二分する戦争に発展。プレイヤーはカートマンが率いる「The Coons and Friends」と，ケニーが率いる「Freedom Pals」の争いに巻き込まれていく。


　それぞれのキャラクターに独自のスキルがあるが，プレイヤーが操作するニューキッドは，おならを炸裂させて戦うなど，馬鹿馬鹿しい設定はTVアニメに引けを取らない。
　また，「ニューキッドの肌の色を濃くするとゲームの難度が上がる」という，アメリカで根強い差別を強烈に風刺したシステムも話題だ。この破天荒さは原作者であるTrey Parker（トレイ・パーカー）氏自らがUbisoft San Fransicoでディレクションしていることから来るものだろう。


　少々意外だが，ゲームエンジンには「ディビジョン」と同じ「Snowdrop」が採用されているとのこと。Ubisoft Osakaも参加するグローバルな開発体制だったようだが，残念ながら今のところPC版に日本語表示対応の予定はなく，PS4版とXbox One版の国内発売もアナウンスされていない。今後の発表に期待しよう。

「South Park: The Fractured But Whole」公式サイト