パッケージ
人喰いの大鷲トリコ公式サイトへ
読者の評価
76
投稿数:5
レビューを投稿する
海外での評価
82
Powered by metacritic
お気に入りタイトル/ワード

タイトル/ワード名(記事数)

最近記事を読んだタイトル/ワード

タイトル/ワード名(記事数)

LINEで4Gamerアカウントを登録
[E3 2015]「人喰いの大鷲トリコ」のテーマやデザインを上田文人氏がデモプレイで紹介したクローズドセッションをレポート
特集記事一覧
注目のレビュー
注目のムービー

メディアパートナー

印刷2015/06/19 17:08

イベント

[E3 2015]「人喰いの大鷲トリコ」のテーマやデザインを上田文人氏がデモプレイで紹介したクローズドセッションをレポート

「人喰いの大鷲トリコ」クリエイティブディレクター 上田文人氏
画像集 No.001のサムネイル画像 / [E3 2015]「人喰いの大鷲トリコ」のテーマやデザインを上田文人氏がデモプレイで紹介したクローズドセッションをレポート
 E3 2015の最終日である北米時間の2015年6月18日,「人喰いの大鷲トリコ」のクローズドセッションが行われた。クリエイティブディレクターである上田文人氏が,デモプレイを交えて本作を紹介したので,その模様をお伝えする。

 まず基本情報をおさらいしておくと,本作は遺跡を舞台に,大鷲と呼ばれる生物「トリコ」と少年の絆を描くアクションアドベンチャーだ。開発は,ソニー・コンピュータエンタテインメント JAPANスタジオと,上田氏が2014年夏に設立した新スタジオgen DESIGNが行っている。「ICO」や「ワンダと巨像」に関わったスタッフが中心となっているそうだ。

 今回上田氏が披露したデモは,傷を負ったトリコが部屋で倒れているシーンからスタートした。少年は,トリコに刺さった木片を抜き,トリコを立たせるが,どうやら部屋の出口となる門が閉まっているようで,このままでは移動できそうにない。そこで少年は,部屋の上部にある隙間から外に出ようとするが,高さが足りず届かないので,足場になってもらえるよう,トリコにジェスチャーで伝える。

画像集 No.002のサムネイル画像 / [E3 2015]「人喰いの大鷲トリコ」のテーマやデザインを上田文人氏がデモプレイで紹介したクローズドセッションをレポート 画像集 No.004のサムネイル画像 / [E3 2015]「人喰いの大鷲トリコ」のテーマやデザインを上田文人氏がデモプレイで紹介したクローズドセッションをレポート
画像集 No.006のサムネイル画像 / [E3 2015]「人喰いの大鷲トリコ」のテーマやデザインを上田文人氏がデモプレイで紹介したクローズドセッションをレポート 画像集 No.003のサムネイル画像 / [E3 2015]「人喰いの大鷲トリコ」のテーマやデザインを上田文人氏がデモプレイで紹介したクローズドセッションをレポート

 このように,少年だけでは行けない場所に,トリコをうまく誘導して進んでいくというのが,本作の基本的なゲームデザインとなっている。かといって,少年もトリコに頼りきりというわけではなく,お互いが協力する関係にある。このシーンでは,少年が部屋の外にあるスイッチを操作して門を開け,トリコが部屋を出られるようにした。
 なお,今回は確認できなかったが,本作には敵となる存在も登場するらしく,戦えない少年が,トリコの力を借りて突破するシーンもあるという。

 プレイ中に上田氏は,トリコのデザインにも言及した。トリコは大鷲と呼ばれてはいるが,鳥類の鷲とはかけ離れた,独特の外見をしている。上田氏によれば,このデザインは猫や犬,鳥といった,一般的に飼われている動物をミックスしたものなのだそうだ。また,ペット動物の可愛さだけでなく,野生動物の持つ怖さも感じられるよう,ペットと野生の間を狙っているともコメントしていた。

 さて,1人と1匹がそろって部屋を出ることに成功した後は,カンファレンスでのタイトル発表時に流されたムービーと同じ場所に到着した。そこからの進行も基本的に同じで,足場のない場所を飛び越え,トリコの嫌う紫のシンボルをどかして先に進もうとするが,足場が崩れて落ちそうになるという,見ていてハラハラする展開。

画像集 No.005のサムネイル画像 / [E3 2015]「人喰いの大鷲トリコ」のテーマやデザインを上田文人氏がデモプレイで紹介したクローズドセッションをレポート 画像集 No.007のサムネイル画像 / [E3 2015]「人喰いの大鷲トリコ」のテーマやデザインを上田文人氏がデモプレイで紹介したクローズドセッションをレポート
画像集 No.008のサムネイル画像 / [E3 2015]「人喰いの大鷲トリコ」のテーマやデザインを上田文人氏がデモプレイで紹介したクローズドセッションをレポート 画像集 No.009のサムネイル画像 / [E3 2015]「人喰いの大鷲トリコ」のテーマやデザインを上田文人氏がデモプレイで紹介したクローズドセッションをレポート

 ちなみに,足場を飛び越えるシーンは,ムービーもデモプレイも,先にトリコをジャンプさせて,そのあと少年が飛ぶという展開になっていたが,ここはトリコの上に乗って一緒に飛ぶこともできるらしい。どうやって問題を解決するのかは,プレイヤーがある程度選択できるようだ。

 デモプレイは,ムービー同様,崩れる足場を進みきったところで終了となった。そして上田氏は,本作のテーマはICOやワンダと巨像と同じように,「ゲームの世界に新しいキャラクターを作り,魅力的に,実際に存在しているかのように表現したい」ということにあると述べた。個人的に,今回のデモプレイやムービーを見て,トリコの細かな仕草や,鳴き声による感情表現から「確かにこういう生き物が本当にいるんじゃないか」と思え,本作のテーマにも納得できたのだが,読者の皆さんは発表時のムービーなどを見て,どう思われただろうか。

「人喰いの大鷲トリコ」公式サイト

4Gamer「E3 2015」記事一覧

  • 関連タイトル:

    人喰いの大鷲トリコ

  • この記事のURL:
4Gamer.net最新情報
プラットフォーム別新着記事
総合新着記事
企画記事
スペシャルコンテンツ
注目記事ランキング
集計:11月20日〜11月21日