リリース
「ウイイレ」を活用したサッカートレーニング「ウイトレ」の特設サイトと動画が公開
ウイトレ | |||
配信元 | ソニー・インタラクティブエンタテインメントジャパンアジア | 配信日 | 2016/06/08 |
<以下,メーカー発表文の内容をそのまま掲載しています>
スポーツジャーナリスト・中西哲生氏が監修
PS4『ウイニングイレブン』を活用したトレーニング
「ウイトレ」
本日(6/8)より、WEB動画を公開実践した子どもたち全員が
「考えるサッカー」が身についたと実感
株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメントジャパンアジア※1(SIEJA)は、多くのプロサッカー選手がサッカーゲーム『ウイニングイレブン』をプレイしていることに着目。ゲームが、サッカーの能力を高める可能性を実証するため、PlayStation 4(PS4)用ソフトウェア『ウイニングイレブン2016』(略称『ウイイレ』)を活用したサッカートレーニング「ウイトレ」を、元プロサッカー選手でスポーツジャーナリストの中西哲生氏の監修のもと開発されました。
SIEJAが、2015年9月15日より展開している「できないことが、できるって、最高だ。」キャンペーンの一環として、特設サイトでスペシャル動画とトレーニングメソッド、中西氏のコメントなどを公開中です。
特設サイトURL
http://www.jp.playstation.com/ps4/message/contents10.html
実在する少年サッカーチームに、中西氏が「ウイトレ」を実施。
動画は、実在する少年サッカーチームの試合から始まります。対戦相手の強豪チームに1-2で惜敗する子どもたち。試合の模様を見ていた中西哲生氏が、サッカー上達のためのアドバイスを行います。それが、『ウイイレ』を活用したトレーニング「ウイトレ」です。
子どもたちは、PS4のコントローラーを手に『ウイイレ』でゲームをプレイ、中西氏はその様子を見ながら、子どもたちに試合に勝つための5つの「ウイトレ」メソッドを伝授します。子どもたちは、このメソッドを意識してゲームをプレイしながら、フットボールインテリジェンスを鍛え、「ウイトレ」開始当初は考えることに苦労しつつも、最後には実際のグラウンドでのプレイに活かせるイメージを掴んでいきました。
「ウイトレ」の結果、サッカーの「考える力」に最も大きな変化が見られ、チームは勝利を獲得。
「ウイトレ」で、最も変化があったのは「考える力」。「ウイトレ」は、フィールドの練習よりも、身体が疲れず、俯瞰的な視点でプレイを捉え、一つ一つのプレイに関しても密なコミュニケーションをとることができるようになります。「ウイトレ」前は、なんとなくプレイしていた子どもたちも、「考えるサッカー」が身についた、と全員が実感。中西氏の目から見てもサッカーの「論理」を理解した意図的なプレイができるように成長していました。
このように子どもたちが短期間で劇的な変化を見せる「ウイトレ」。「ウイトレ」でフットボールインテリジェンスを磨くことが、今後の日本サッカーの跳躍には不可欠なのかもしれません。
動画「ウイトレ」概要
■タイトル : ゲームで「考えるサッカー」を身につける 「ウイトレ」 (3分53秒)
■公開日 :2016年6月8日(水)
■URL :http://www.jp.playstation.com/ps4/message/contents10.html
■制作スタッフ :監督:中島賢二、制作:電通
■ストーリーボード
得点し喜ぶ子どもたち。 |
「斜めの動きを意識できた」「蹴り足で着地するシュートが打てた」 |
「Q考えるサッカーはできましたか?」「できた!!(12人中12人)」 |
「ウイトレ」トレーニングメニューに関して
今回の動画で紹介している「ウイトレ」は、ゲームがサッカーの能力を高める可能性を実証するため、PS4R用ソフトウェア『ウイニングイレブン2016』(略称『ウイイレ』)を活用したサッカートレーニングであり、元プロサッカー選手でスポーツジャーナリストの中西哲生氏の監修のもと開発されました。中西氏本人のレクチャーがなくても、PS4R本体と『ウイイレ』があれば実践することができます。
「ウイトレ」概要
子どもたちには、中西氏によるプレイするときの心がけやトレーニングの目的などの説明の後、『ウイイレ』を使ってゲーム内でイメージトレーニングをしたり、お手本となるゲーム映像を見てもらい、実際にボールを使った練習をしてもらいました。
<中西哲生氏監修5つの「ウイトレ」メソッド>
(1)2タッチ+斜めのパス(ゲーム体験)
「斜めに動くことを意識しよう!」子どもたちは、「ゴールに対して直線的に進もうとすると相手につかまりやすい。斜めを意識して素早くパスを繋いでいこう」という中西氏のアドバイスを受け、「斜めのパスを2タッチ以内で繋いでいく」というプレイを『ウイイレ』で練習しました。
(2)シフトアップ&シフトダウン(ゲーム体験)
「常に緩急を意識してプレイしよう!」次に子どもたちは、「常に一定のスピードで動くのではなく、走るスピードのシフトアップとシフトダウンを意識して、動きながら味方選手のボールを受けよう」というアドバイスを受け、緩急を意識して動く練習を『ウイイレ』で行いました。
(3)2つ先を考えて動く(ゲーム体験)
「2つ先を考えて動こう。」さらに子どもたちは、「ボールを持った選手だけを見るのではなく、その味方選手の視線の先、パスコースを予測して2つ先を考えて動こう」という中西氏のアドバイスを受け、『ウイイレ』で練習しました。
(4)シュートは蹴り足から着地(ゲーム映像+実トレーニング)
「シュートは蹴った足で着地する。」ここからはゲーム映像と実際のトレーニングで学びます。「シュートは、踏み込んだ軸足を抜きながら、必ず蹴った足から着地する」というメソッドを『ウイイレ』のリプレイ映像をじっくり見た後、実際にボールを使ってシュート練習を行いました。
(5)ゴール前での選択肢(ゲーム映像+実トレーニング)
「ゴール前では必ず選択肢を持つ。」最後に子どもたちは、「ゴール前では慌てず、選択肢を持とう。ゴールに近づく前はパスを選択肢に。ストレート系のシュートなのか、曲線のシュートなのか。ゴールキーパーに近づいたら股下を抜くか、ループシュートか、どちらも難しければキーパーをかわすか」という中西氏のアドバイスを受けながら『ウイイレ』の映像でゴール前の選択肢について学びました。その上で、キーパーとの1対1やループシュートの練習を実際に行いました。
「ウイトレ」の効果検証(1)
中西氏の「ウイトレ」レクチャーを受けた2週間後に、チームは再び前回敗戦を喫した強豪チームとの試合に挑みました。その結果、「ウイトレ」の驚くべき効果が明らかになりました。
子どもたちの変化
「ウイトレ」後の子どもたちが最も変化を見せたのは、サッカーにおける「考える力」。「意識的に動けるようになった」「自分のプレイを理解し、相手の動きや先のプレイを読めるようになった」。
「ウイトレ」後、子どもたちに何が変わったかを聞いたところ、『「ウイトレ」で習ったことを意識して動けるようになった』「自分のしていることを理解できるようになった」「相手の動きや先のプレイを読めるようになった」など、サッカーにおける「考える力」に変化があったことが明確に。試合に対する中西氏の見解も、これを裏付けるものでした。
「ウイトレ」後Q.「ウイトレ」を教わって、何が変わりましたか?()内はポジション
「斜めの動き、(シュートのときは)軸足を意識して動くようになった」(MF)
「シュートのインカーブ、ストレート、ダイレクトプレイを意識できた」(MF)
「シュートを打つ場所によってキックの種類を変えられるようになった」(MF)
「逆サイドの(相手の)ポジションを上から見てそれを考えながら動けるようになった」(CB)
「いつもより全然早いシュートを蹴れるようになった」(CB)
「フィード前の選手の動きがわかるようになった」(GK)
「動き方が前と変わった。強気になった」(SB)
「今までと違って、今何やってるかがわかるから、安心感が出た」(GK)
「(考えるサッカーを知って)先のことを読めるようになったかなって自信がついた」(SB)
中西‘sEYE
「ウイトレ」によって子どもたちのプレイは、上手く試合を運ぶための「論理」を理解した、意図的なものに変化。再現性のあるプレイができていた。(中西氏)
「ウイトレ」後の試合中の子どもたちは、今まで何となくやっていたことが、具体的にどうすれば上手くいくかを理解した動きに変化していました。斜めにパスをつないだり、斜めの位置に選手が入り、そこにうまくワンタッチパスを組み合わせられれば、相手を崩せる。それを理解した上で、意図的に動いていました。どうやったら相手が崩れるかが分からないということは、論理にはならないということ。論理にならないということは、再現性が乏しく、必然ではないということです。
サッカーの上達で重要なのは再現性を高めること。意図的にプレイをして、狙ったプレイを10回に1回でもできるようになれば、再現できる可能性が高まります。そういったプレイを無意識にできるようになるのが理想。まずゲーム上でそれを体感し、さらに俯瞰の視点で見ることによって、実際の試合でのイメージの構築につなげたのです。「ウイトレ」後の試合では、そういった意図的な崩しが何度も見られました。
「ウイトレ」の効果検証(2)
「ウイトレ」で身につけられた個人スキル
約半数の質問で、個人スキルの上達を9割近くの子どもたちが実感。「斜めの動き」など、子どもたちは「ウイトレ」で教わったことを貪欲に取り入れ、「ウイトレ」2週間でスキルが上達。
子どもたちは、「ウイトレ」を2週間実践し、再試合に臨みました。「ウイトレ」で学んだことが上手く発揮できたかを聞くと、「斜めの動き」(できた計:83.3%)、「ボールを持っていない時の動き方」(できた計:100.0%)など、おおむねすべてのスキルが向上したことを実感していました。
「ウイトレ」によるチームの強さの変化
なんと、全員が、「ウイトレ」でサッカーが「上手くなった」と実感。
チームの強さに関する自己評価も、約60点から約70点にUP。
「ウイトレ」でサッカーが上手くなったと実感するかの回答は、なんと全員が、「上手くなった」と実感。チームの強さを100点満点で自己採点してもらったところ、「ウイトレ」前は平均57.5点だったのが、「ウイトレ」後では平均69.7点と、10点以上も自己評価が高くなりました。中西氏にも採点してもらいましたが、プレイの再現性などの観点から、子どもたち以上によい点数をつけられていました。
「ウイトレ」の効果検証(3)
フットボールインテリジェンスの向上
満場一致で、これからも『ウイイレ』をやりたい!という結果に!
子どもたち自身、考えるサッカーができるようになったと実感していることがその理由。
また、試合後「考えるサッカー」が身についた、と全員が実感しており、フットボールインテリジェンスの上昇も実感しています。そのため、『ウイイレ』をこれからもプレイしたいかと聞くと、これも全員が「遊びたい」と回答しました。
■アンケート実施時期
(1)一回目:2016年4月29日(金)試合後
(2)二回目:2016年5月14日(土)試合後
■調査手法アンケート用紙に本人が記入
■調査対象
(1)JFCFUTUROジュニアチームの小学校6生の男子13人
(2)同チーム男子、12人(1名欠席)
中西‘sEYE
■子どもたちの試合に点数をつけると、「ウイトレ」前は50点、「ウイトレ」後は80点。2次元のサッカーが3次元に近づいた。「ウイトレ」でチームワークも向上した。(中西氏)
「意図的にプレイできている」、「プレイに再現性がある」という観点からすると、「ウイトレ」実施前は50点といったところでした。成功したとしても偶然性が高い、五分五分のプレイでした。一方、「ウイトレ」後は80点の点数をつけたい。プレイが意図的になっています。結果成功しないかもしれませんが、失敗しても失敗した理由が分かるので、具体的にどこを修正したらいいのか理解しやすい。それによって、今後の伸びしろがあるということで80点をつけます。
斜めのパスをループのパスにしたり、シュートも同様により3次元を意識してプレーしていました。今回の「ウイトレ」によって彼らのサッカーは2次元を超え、少しずつ3次元に近づいているし、ピッチをより立体的に捉えられるようになると嬉しいです。
■「3次元・俯瞰」の視点。サッカーで一番重要な要素を「ウイトレ」なら身につけられる!(中西氏)
『ウイイレ』などの仮想空間は3次元、常に俯瞰の視点で見られるのがメリットです。そういった感覚を持ちながら試合に臨むことによって、ゲームと実際の試合がつながってきます。多くの子どもたちはゲームの画面と実際のサッカーの試合がイコールになっていないので、「ウイトレ」でゲームとサッカーがイコールになるきっかけをつかんでほしい。例えば日本のトッププレイヤーの選手も、そういう感覚を持ちながら実際の試合をプレイしています。また、3次元の感覚を持ち合わせているからこそ、他の選手より創造性が高いパスを供給できるのです。今回「ウイトレ」を知ったすべての子どもたちに、自分の試合を俯瞰で見る視点と、3次元の感覚を伴わせたシュートやパスを試合の中で出していってほしいです。
■撮影を終えて
JFCFUTURO(フトゥーロ)メンバーインタビュー
「ウイトレ」後の試合を終えたJFCFUTOROの子どもたち。撮影と試合を振り返ってもらいました。プロ顔負けのコメント力と子どもらしさが同居したインタビューとなりました。まず、「撮影は楽しかった?緊張した?」と聞くと、「面白かった」「えー、めっちゃ緊張した!」「カメラがあると逆に楽しいかも」など口々に言い合い、収拾がつきません。
しかし、次に試合についての感想を聞くと、顔を引き締め、「コーナーキックがよかったかな。シュートにチャレンジする回数も増えた(SB)」「マークしている相手から離される場面もあったけど、前に足を向けられたことはよかった(CB)」「前線がいい斜めの動きをしてくれたので、いいパスを送れた(MF)」「高いラインで攻めている時はミスなく動けたと思う。でも低い位置での動きはよくなかった(MF)」など、サッカーに対する意識の高さがうかがえました。最後に、今回「ウイトレ」で学んだことをどう生かしていきたいかを聞くと、「一つずつ教わった動きを工夫していきたい(MF)」と、しっかりと前を見据えて回答していました。
「ウイトレ」の活用方法と日本サッカーの可能性
中西氏に「ウイトレ」の活用法と日本サッカーの可能性について語っていただきました。
★「ウイトレ」の「プレイを因数分解する」手法は、論理的な理解が必要な物事に応用も可能。
子どもたちにとってハードルが下がるなら、勉強などにゲームを取り入れるのはいいことだと思います。「ウイトレ」で、一つ一つのプレイを因数分解して要素に分け、一つ一つの要素のレベルを上げていけば、再び構築した時になぜその答えが出たのかが分かります。世の中の物事を論理的に理解するためにしていくことと、仕組みは似ています。物事が分からないと思った時に、「ウイトレ」の考え方は、どうすればいいのかを教えてくれる可能性があると思います。もし何かが分からなかった時には、要素を細かく分ければいい。一つ一つの技術を上げるドリルに取り組んで、結果気づけば数式が解けるヒントをつかんでいるようにしたいです。
★日本は論理性を持った選手が一握りの存在であることが課題。ベースは論理性、最後は意外性が重要。
日本サッカーを俯瞰すると、サッカーの論理や再現性を持ってプレイできている選手も、もちろんいます。2013年のコンフェデレーションズカップの頃の日本代表は同じイメージを描いていて、論理的な崩しができていました。ただグループとしては上手くできていたのですが、11人(チーム全員)でできるようになるのは時間がかかります。また、フレキシビリティも重要です。全てが論理的だと相手に読まれてしまいます。ベースは論理性、ただ最後は意外性。そして、最後の最後で判断を変えられることが重要です。
★解析が進む現代サッカー。日本にしかできない解析を、「フットボールインテリジェンス」と『ウイニングイレブン』で行えば、ワールドカップでの優勝も夢ではない。
サッカーは、新しいフェーズに入ってきています。今後は、みなさんが想像するものとは全く違うものになる可能性もあります。なぜなら、ドイツのサッカーに代表されるように情報や映像の解析が非常に進んでいて、すべてのサッカーに答えが出る日がいつかくるかもしれないからです。
ただ、欧州や南米の国には開けられない引き出しがいくつかあり、それは日本にしか開けられない引き出しだと個人的には考えています。その引き出しを開ける鍵が“フットボールインテリジェンス”であると同時に、『ウイニングイレブン』なのではないでしょうか。『ウイニングイレブン』を通して誰も開けられない引き出しを開けていきたくて、それは僕じゃない誰かが開けるかもしれない。みんなで開けていきたい。『ウイニングイレブン』は、日本が作った世界に誇るゲーム、世界中のサッカー選手が子どものころからやっているゲームです。
そんな『ウイイレ』を作った日本だからこそ、開けられる引き出しがある。欧州や南米などでは、世界的なストライカーは“生まれてくるもの”、しかし日本ではまだ生まれてきていない。だからこそ、“作るしかない”と考えています。もし日本にしか開けられない引き出しを1つでも開けることができれば、ワールドカップで日本が優勝する可能性がある。ぜひ『ウイニングイレブン』でトレーニングしつつ、日本にしか開けられない引き出しを開けていきたいです。
動画「ウイトレ」出演者
サッカー解説者、スポーツジャーナリスト
1969年9月8日生まれ。愛知県名古屋市出身。小学校3年生の頃からサッカーを始め、同志社大学卒業後、1992(平成4)年にJリーグの名古屋グランパスエイトに入団。1997(平成9)年に川崎フロンターレに移籍し、1999(平成11)年にはチームのJ2優勝・J1昇格に貢献。2001年からスポーツジャーナリストとしての活動を開始し、放送メディアを中心に活動するほか、サッカー指導・普及にも力を入れている。
JFCFUTURO(フトゥーロ)
横浜市泉区にある少年サッカークラブチーム。今回の動画で、中西氏から「ウイトレ」を伝授された主役チーム。2007年からサッカースクール事業をスタートし、2010年4月に「JFCFUTUROジュニアチーム」を設立、2012年4月には「JFCFUTUROジュニアユースチーム」を設立。
フォルトゥナサッカークラブ
全日本少年サッカー大会出場実績もある山梨県の強豪クラブ。今回の動画で、JFCFUTUROと試合をしたチーム。2015年全日本少年サッカー大会山梨県大会ベスト4、2016年ニッサングリーンカップ準優勝。
「ウイニングイレブン 2016」公式サイト
- 関連タイトル:
ウイニングイレブン 2016
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ウイニングイレブン 2016
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