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AMD,TDP 35Wで税込約7000円のAPU「Athlon 200GE」を9月28日に国内発売
Athlon 200GEは,第1世代のZenアーキテクチャとVegaベースのGPUコアを統合したSocket AM4対応APUとして9月6日に世界市場に向けて発表済みの製品だ。
「Raven Ridge」(開発コードネーム)と呼ばれるZenベースAPUの中でも下位に位置する製品であるため,CPUコアは2コア4スレッド対応,GPUコア内の演算ユニットであるCompute Unit数も3基と,価格相応にスペックは低いが,TDP(Thermal Design Power,熱設計消費電力)も35Wと低いため,小さな筐体でも扱いやすいだろう。
●Athlon 200GEの主なスペック
- 製造プロセス技術:14nm
- CPUマイクロアーキテクチャ:Zen
- コア数,スレッド数:2コア4スレッド
- ベースクロック:3.2GHz
- ブースト最大クロック:未公開
- L2+L3キャッシュ容量:5MB
- Compute Unit数:3
- GPU最大クロック:未公開
- TDP:35W
AMDが想定するAthlon 200GEの競合製品は,Intel製CPUのエントリー市場向けであるPentiumやCeleronプロセッサとなっている。ゲーム用途における性能では,解像度720p程度であれば,税込の実勢価格が6000円台半ばから7000円程度(※2018年9月27日現在)の「Pentium G4560」をかなり上回るという。
単体GPUを使わない安価な小型PCでゲームもプレイしてみたいという人にとっては,選択肢の1つになりそうなAPUの登場と言えよう。
AMDのAthlon APU製品情報ページ
- 関連タイトル:
Ryzen(Zen,Zen+)
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