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AMD,Vega世代のGPUを統合した「Ryzen PRO」APUを発表。ゲーム性能の高さも謳う
Ryzen 5 |
Ryzen 5 |
Ryzen 3 |
Ryzen 3 |
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製造 プロセス |
14nm | 14nm | 14nm | 14nm |
コア数, スレッド数 |
4C8T | 4C8T | 4C4T | 4C4T |
ベースクロック | 3.6GHz | 3.2GHz | 3.5GHz | 3.2GHz |
ブースト最大クロック | 3.9GHz | 3.8GHz | 3.7GHz | 3.6GHz |
L2+L3キャッシュ容量 | 6MB | 6MB | 6MB | 6MB |
Compute Unit数 | 11 | 11 | 8 | 8 |
GPU最大クロック | 1250MHz | 1250MHz | 1100MHz | 1100MHz |
TDP | 65W | 35W | 65W | 35W |
Ryzen 7 |
Ryzen 5 |
Ryzen 3 |
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製造 プロセス |
14nm | 14nm | 14nm |
コア数, スレッド数 |
4C8T | 4C8T | 4C4T |
ベースクロック | 2.2GHz | 2.0GHz | 2.0GHz |
ブースト最大クロック | 3.8GHz | 3.6GHz | 3.4GHz |
L2+L3キャッシュ容量 | 6MB | 6MB | 6MB |
Compute Unit数 | 10 | 8 | 6 |
GPU最大クロック | 1300MHz | 1100MHz | 1100MHz |
cTDP | 15W | 15W | 15W |
今回発表となったRyzen PRO desktop APUとRyzen PRO mobile APUはいずれも,開発コードネーム「Raven Ridge」と呼ばれていたAPUをベースに,ハードウェアベースのセキュリティ機能「GuardMI」を統合した製品だ。AMDによると,新世代ビジネスAPUを搭載するPCは,DellとHP,Lenovoから登場予定とのことである。
AMDの示した資料によると,Ryzen PRO desktop APUの場合,Ryzen PRO 55は「Core i5-8400」に対して画像編集ソフトで最大37%,レイトレーシングソフトウェアによる3Dレンダリングで最大54%,3D CADソフトを想定したベンチマークでは最大180%(※2.8倍)高いスコアを記録したそうだ。Ryzen PRO 3も「Core i3-8100」に対して順に最大24%,36%,100%高いスコアを記録したという。
同様にRyzen PRO mobile APUの場合,Ryzen PRO 7は「Core i7-8550U」に対して画像編集ソフトで最大6%,レイトレーシングソフトウェアによる3Dレンダリングで最大22%,3D CADソフトを想定したベンチマークでは最大170%(※2.7倍)高いスコアを記録したそうだ。Ryzen PRO 5も「Core i5-8250U」に対して順に最大12%,6%,55%高いスコアを記録したとのことである。
Ryzen PRO APUを搭載するビジネス向けPCが日本でも出てくるか否かは何とも言えないが,「ゲームも動いてしまうビジネス向けプロセッサ」というのは,存外にニーズがあるのではないかという気がしている。今後の展開に期待したい。
AMDによる当該プレスリリース(英語)
- 関連タイトル:
Ryzen(Zen,Zen+)
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