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セガゲームスの新作アプリ「モンスターギア」の先行体験会をレポート。スマホ向けに最適化されたハンティングアクションに期待大
本作は“新時代のハンティングアクション”と銘打たれており,タップを主体とした簡単操作で本格的なアクションが楽しめるという。また最大4人までの協力プレイや,「ギア」(装備品)を集めてキャラクターを強化する成長システムなど,シンプルながらも遊びがいのある内容をセールスポイントとしている。
会場では,本作の開発プロデューサーである中村泰良氏によるプレゼンテーションが行われ,モンギアを一足先にプレイすることができた。本稿では,体験会で確認できたモンギアのゲーム概要をお伝えしていこう。
まずは中村氏が,ハンティングアクションをスマホ向けに最適化するという,本作のコンセプトを紹介。具体的には,3つのボタンのみで基本的な操作が行える「カンタン操作」,バトル時の画面がサイドビューに統一された「固定視点」,手軽に遊べる「1ミッション5分」という点が挙げられた。
中村氏によると,本作のモンスターやハンター(プレイヤーキャラクター)はすべて3Dで制作されているため,技術的には視点を変えることもできるそうだが,本作では分かりやすさを重視し,あえて1つの視点に絞ったのだという。
氏はこれらを踏まえ,いつでも,どこでも,誰とでも,すぐに盛り上がれるハンティングアクションになっているのが,本作の魅力だとアピールした。
また,バトルやガチャで入手できるギアを集めることも本作の重要な要素だという。ギアはかなりの数が用意されており,その組み合わせはリリース時点で約一億通りにもなるそうだ。
ギアの一つである武器は,大剣/双剣/ランス/ハンマー/弓の5種類が用意されている。動きこそ遅いが強力な一撃を放てる大剣,攻撃力が低い代わりにガード性能に秀でているランスなど,それぞれに特徴がある。マルチプレイでは,武器によるプレイヤーの役割が重要になるため,各武器の特性を理解することがクエスト攻略のキモになりそうだ。
さらに本作には,約150種類のモンスターが登場するのだが,個別の3Dモデルやモーションが用意されているとのこと。中村氏は,個性豊かなモンスターの見た目や,生き生きとしたなめらかな動きにぜひ注目してほしいとコメントし,プレゼンを締めくくった。
ここからは,実際にモンギアを試遊した模様をレポートしよう。最初に行うのは,自分の分身となるキャラクタークリエイト。性別,顔のタイプ,髪型などの各部位を,10種類のバリエーションから選べる。個人的には,パーツの種類が若干少ないと感じので,今後の追加を期待したいところである。
続いては武器を選択する。最初は大剣が気になっていたのだが,会場のスタッフによると双剣が使いやすいとのことだったので,素直に双剣を選択してみた。ちなみに,武器は後からでも変更可能なので,あまり深く悩まず直感で選んでも問題ない。
本作のバトルは,「ガード」「通常攻撃」「特殊攻撃」という3つのボタンを使用する。通常攻撃ボタンを連続でタップすると「連撃」(いわゆるコンボ)となって大ダメージを与えられる。またガードボタンを長押しすると敵の攻撃を防げるのだが,敵の攻撃モーションに合わせてタイミングよくガードすると「ジャストガード」となって被ダメージを0にすることも可能で,シンプルながらも工夫しがいのあるシステムになっている。
「特殊攻撃」は,双剣の「乱舞」,弓の「状態以上付与」,ランスの「カウンター」,ハンマーの「ぶん回し」,大剣の「ため切り」など,武器ごとに異なっている。
今回選択した双剣の特殊攻撃「乱舞」は,剣で敵を切りまくる技だ。見た目のかっこよさだけでなく,通常攻撃で5連撃したあとに乱舞を使うことでコンボ数が跳ね上がるという効果もあり,使い勝手が非常に良かった。ただし,どの武器にも言えることだが,特殊攻撃はスキが生じやすいので,使いどころを間違えるとピンチに陥ることもありそうだ。
3つのボタンを使った基本動作に加えて,「ギアバースト」という必殺技的な要素も用意されている。これはいわゆるアクティブスキルで,戦闘中にゲージを溜めて発動すると,頭,胴,手・足,武器などのギアに応じたモンスターが登場し,味方の攻撃力や回避率などを上げてくれたり,敵に大ダメージを与えてくれたりする。
筆者の場合,クエスト中にギアバーストを使わなかったときは惨敗したが,スタッフから「ギアバーストを使ったほうがいいですよ」とアドバイスを受けたあと,同じクエストに再挑戦してみたところ,かなり善戦することができた。いつでも使えるものではないが強力なものが多いので,クエスト攻略に役立つこと間違いなしだ。
次に,コンパニオンさん達と,4人でマルチプレイをすることになった。本作のマルチプレイは,近くにいるプレイヤーのみと行え,Wi-Fiなどで遠くにいるプレイヤーと遊ぶことはできない。これについて中村氏は,本作のマルチプレイは,近くにいる人と手軽に遊ぶことにフォーカスしているため,あえて近くにいる人限定にしていると述べていた。
まずはパーティメンバーのマッチング。近くにいる人と行っているためか,マッチングがとてつもなく速いことに驚かされた。
ちなみに今回のパーティは,双剣,双剣,大剣,ハンマーという構成。3人の美女と面と向かってプレイするということでいささか照れつつ,戸惑いを隠せない筆者をよそに,双剣を使っていたコンパニオンさんは,攻撃,ガード,特殊攻撃をうまく使い分け,華麗な立ち回りを見せていた。
マルチプレイ時には,敵の1回の攻撃で味方全員がダメージを受けるとコンボが途切れてしまうのだが,マルチプレイ時にジャストガードを成功させると,自分だけでなくパーティ全体の被ダメージを0に抑えられる。主にコンパニオンさんのおかげで,コンボがあまり途切れることはなく,効率良く敵にダメージを与えられた。
そして難なくボス戦に突入。手練れのコンパニオンさんがいたにも関わらず,ボス戦ではかなりの苦戦を強いられた。というのも,ボスはモーションが豊富に用意されているため行動が読めず,ガードのタイミングが非常に難しいのだ。 ボス戦の途中で,コンパニオンさんがジャストガードを成功させ,被ダメージを0にすることに成功したときには,その戦いで一番の盛り上がりをみせた。
本作では,攻撃力やHPといったステータスだけではなく,敵のモーションを覚えることも,クエスト攻略の重要なポイントになってきそうだ。
今回のマルチプレイで挑んだクエストは,結果から言うと,ボスがかなり強くてクリアできなかった。筆者の経験不足が主な原因であることは分かりきっているのだが,特殊攻撃やガードの使いどころなどを追求すればクリアできた気がしなくもない。とりあえず今回は,調子に乗って難度の高すぎるクエストに挑戦したのが敗因だったということにしておこう。
マルチプレイを遊んでみて,1人1人がパーティに貢献している感覚が味わえ,状況が変わるたびに一喜一憂し,ソロプレイよりもモチベーションが高まることを実感した。今回はわずかな時間しかプレイできなかったが,正式サービス後に友達と一緒にガッツリとプレイするのが非常に楽しみになった。
セガゲームスが総力を挙げて開発しているというスマホ時代のハンティングアクションは,実際にプレイすればその楽しさを実感できるはず。現在,そんな本作の事前登録がティザーサイトで行われているので,友達と一緒に遊べるアクションゲームが好きな人は,お見逃しなく。
「モンスターギア」公式サイト
- 関連タイトル:
モンスターギア バーサス
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