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「オービットサーガ」の配信開始は6月17日に決定。ガーディアンの育成を軸に,アイテム収集や対戦を詰め込んだ先行体験会の模様をレポート
「オービットサーガ」公式サイト
主催者を代表して登壇したGameBankの代表取締役社長,椎野真光氏は,本作について,台湾のデベロッパであるMOREGEEKと,2014年の早い段階から一緒に開発に取り組んでおり,長い時間をかけてチューニングを施してきたと説明。その結果,GameBankが意図する,間口が広く,かつ奥の深いゲームに仕上がったとのことだ。
GameBank 代表取締役社長 椎野真光氏 |
「オービットサーガ」プロデューサー 河井大輔氏 |
また,「オービットサーガ」のプロデューサーを務めるGameBankの河井大輔氏は,「Yahoo! JAPANの関連会社であるGameBankのゲームアプリ第1弾と聞くと,カジュアルでライトなゲームを想像される人も多いと思うが,それをいい意味で裏切る本格的な3DアクションRPGになりました」と本作を紹介した。
河井氏によれば,本作の大きな特徴は,タップによる操作だけでバトルを楽しめることや,シングルプレイ向けのストーリーモードのほか,非同期の対戦モードが用意されていることにあるとのこと。さらに,バトルのときに召喚する「ガーディアン」のデザインや,ストーリーについてはGameBankが監修しており,日本向けのものになっていると続けた。
会場では,「オービットサーガ」を実際にプレイできたので,続いてその概要をお伝えしていこう。
ストーリーモードは章構成になっており,各章のバトルステージをクリアしつつストーリーを追っていくという形だ。バトルステージで任意の場所をタップすると,プレイヤーキャラクターがそこに移動し,近くにいる敵を自動的に攻撃する。また画面右下には「ターゲットボタン」が用意されており,これを押すと一番近くにいる敵のそばまで自動的に移動して攻撃する。そして,ステージの敵を殲滅してゴールに到達すると,クリアとなる。
バトルの大きなポイントとなるガーディアンは,画面左下に並んだアイコンをタップして召喚する。アイコンとして並んだガーディアンは,プレイヤーが所持する中から任意で最大5体,ほかのプレイヤーの助っ人1体という構成で,召喚すると自動的に敵を攻撃し,一定の時間が経過するか,敵に倒されるまでプレイヤーと共に戦ってくれる。
なお,時間経過などで消えてしまったガーディアンは,クールタイム経過後に再び召喚できるようになる。また,ガーディアンの召喚はコスト制になっており,コストの上限を超えなければ同時に複数体を召喚することも可能だ。
敵はプレイヤーよりもガーディアンを優先して攻撃するため,バトル中はガーディアンのコストとクールタイムを常に念頭に置き,ガーディアンを召喚している状態を保つことで,有利にゲームを進められる。
またガーディアンの中には,召喚しなくともアイコンをスワイプするだけでスキルをワンショット発動できるものもいる。ピンチに陥ったときに備えて,体力回復スキルや強力な攻撃スキルを持つガーディアンを用意しておくといいのかもしれない。
加えてガーディアンの行動もそれぞれ特徴があり,敵よりもトラップを優先して攻撃するものや,敵を吹き飛ばす効果のあるもの,毒など特定の状態異常に強いものなど,個性的だ。
ちなみに,本作のリリース時には350体以上のガーディアンが用意され,それぞれにレアリティが与えられるという。河井氏によれば,低レアリティでも一つの効果に特化したガーディアンがいたりするので,必ずしも高レアリティのガーディアンを揃えることだけが正解ではないそうだ。
本作では,プレイヤーの装備アイテムも豊富に用意されており,それらは単純に攻撃力や防御力が上昇するだけではなく,各ステータスが上昇する効果など,さまざまなオプションが付与されているという。河井氏によると,ハック&スラッシュタイプのゲームを意識して,優れたアイテムを収集する楽しみも用意したとのことだった。
対戦モードは,各プレイヤーが作った「星島」に,互いに攻め込むという,非同期型のコンテンツになっており,進攻または防衛に成功するとレートとランキングが上がり,逆に失敗すると下がるというものだ。
星島は,特殊な効果を持つ「地形パネル」とガーディアン,そしてさまざまなトラップを組み合わせて構成する。とくにガーディアンは,ストーリーモードとの兼用が可能となっているので,設置できる種類は非常に豊富だ。
河井氏によれば,低レベルプレイヤーでも,高レベルプレイヤーを迎撃し打ち負かすような組み合わせの星島を作れるという。ゲームを進めることで最終的に4つの島が持て,より戦略的に迎撃できるようになるなど,かなり奥深いモードだという印象だ。
このように,ガーディアンや装備品,星島のパーツなど,プレイヤーが使えるリソースが多岐にわたる「オービットサーガ」だが,いわゆるガチャ(有料と無料の2種類ある)で入手できるのはガーディアンのみで,それ以外はゲームをプレイしていく中で手に入れることになるという。
例えばガーディアンには,レベル上限まで育成するとそれぞれに設定されたアイテムが入手できるといった特徴があり,プレイヤーはガーディアンを育成することで,自然にアイテムが増え,より戦略的にゲームを進められるデザインになっているのだ。
会場では,あらかじめ用意されたガーディアンや装備を使ってのプレイが可能になっていたが,これらを自分自身で収集・育成していけるのなら,かなり遊び応えがのあるゲームになるのではないかと感じた。また,AIによるガーディアンの操作やターゲットボタンを使った自動移動など,バトル時の操作は簡単であり,誰でも理解できる。椎野氏の言葉通り,「間口が広く,かつ奥の深いゲーム」になっているという印象だ。
発表会の最後には,記事冒頭に記したとおり,「オービットサーガ」の配信が6月17日に開始されることがアナウンスされたほか,GameBankの事業説明会で言及のあったトイディアのスマートフォンRPG「ドラゴンファング 〜竜者ドランと時の迷宮〜 」(iOS/Android)とのコラボレーションが,2015年8月に実施されることも明かされた。
「オービットサーガ」は現在,事前登録を受付中で,すでに登録者数は5万人を突破し,記念キャンペーンの実施が決定したとのこと。合わせて,事前登録が10万人に達した場合,最大3000円相当のアイテムをプレゼントすることも発表されている。「オービットサーガ」に興味を抱いたという人は,この機会に事前登録をしてみてはいかがだろうか。
「オービットサーガ」公式サイト
(c) GameBank Corp.
(C)Moregeek Entertainment Inc.
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