Illustration by しなぷう
ついにPlayStation 5やXbox Series X/Sが発売されましたが,個人的に今一番,楽しみにしているのは2020年12月17日に発売予定の「
アストロシティミニ 」! ミニハードらしくコンパクトに遊ぼうと思っている人も多いと思いますが,筆者としてはTVにつないでアーケードスティックでプレイするガチスタイルで攻める予定です。やっぱりアーケードゲームは大画面を前にゲーセン気分で遊びたい!
ということで,今週の「
ミュージック フロム ゲームワールド 」は,「ナツキクロニクル」のサントラと,「FFVII REMAKE」のオーケストラアルバムの2枚を紹介します。
安井節が炸裂するシューティングサウンド!
「ナツキクロニクル サウンドトラック」
タイトル
ナツキクロニクル サウンドトラック
発売日
2020年11月27日
価格
2400円(税抜)
発売元
SweepRecord
コピーライト
(C)Qute
今週の1枚めは,キュートから発売中の,Xbox One用横スクロールSTG「
ナツキクロニクル 」の楽曲を収録した,
「ナツキクロニクル サウンドトラック」 をご紹介。作曲は
「エスカトス」「ギンガフォース」 でゲームミュージックファンのハートを鷲掴みにした
安井洋介氏 がメインで担当し,一部を
小林和博氏 が手がけています。
まず注目は,3曲めに収録されたステージ1のBGM
「Hopeful Morning Glow」 。スピード感あるビートと“安井節”とも呼べる耳なじみの良いメロディで,ゲームを冒頭から盛り上げるナンバーです。続くボス曲の
「Destroy the target」 も素晴らしく,抑え気味に展開する前半パートから,後半の締めへと向かう盛り上がりがたまらない!
哀愁漂うメロディが印象的な
「Hypocrisy Green」 ,力強さと儚さが交錯しながら進行する
「Dissatisfied Sand Yellow」 ,ダークな雰囲気を醸し出す
「Hacked Grey」 など,それ以降の各ステージ曲も秀逸な曲ばかり。最終ステージ10のBGM
「Fallen Maroon」 は迫力ある冒頭パートに続いて,シャッフルビートを伴う緊迫感あるメロディが展開され,聴く側もついつい力が入ります。
ボーナストラックには,前作「ギンガフォース」のPlayStation 4版&PC(Steam)版のために新録された主題歌
「Ginga Force('20)」 を収録。
滝口成美 による,エモーショナルなボーカルが堪能できます。
安井氏がメインで作曲を担当したサントラとしては「ギンガフォース」以来,約7年ぶりの新譜となる本サントラ。ゲームミュージックとシューティングゲームを愛する人は,ぜひ聴いてみてください!
SOUND PLAYER:このブラウザは未対応です。PCをご利用ください。
ナツキクロニクル サウンドトラック [PV]
VIDEO
トラックリストを見る
1
Opening
2
Introduction
3
Hopeful Morning Glow [Stage 1]
4
Destroy the target [Boss]
5
Advance to the Next - Natsuki side -
6
Collect a Reward - Natsuki side -
7
Memories [Training Lobby]
8
Beginner's luck [Training 1]
9
Timeline [Menu]
10
RDF Tactics [Briefing]
11
Ready to sortie [Equipment]
12
Hypocrisy Green [Stage 2]
13
Dissatisfied Sand Yellow [Stage 3]
14
Shoot 'n' destroy [Training 2]
15
A Hardship [Training 2 Boss]
16
Wrong Tone - Natsuki side -
17
Hacked Grey [Stage 4]
18
Mighty Magma Red [Stage 5]
19
Garm's beat [Training 3]
20
Suspicious Blue [Stage 6]
21
Bust a Move! - Natsuki side - [Stage 7]
22
Turning Point
23
Gallant Gunshot - Natsuki side - [Stage 8]
24
Synthesized Shadow [Stage 9]
25
Fallen Maroon [Stage 10]
26
Destination Horizon [Ending]
27
Dawn of the Seventia [Staff roll]
●BONUS TRACK
28
Ginga Force('20)
おなじみの楽曲を壮大なオーケストラアレンジで堪能
「FINAL FANTASY VII REMAKE Orchestral Arrangement Album」
タイトル
FINAL FANTASY VII REMAKE Orchestral Arrangement Album
発売日
2020年10月7日
価格
3500円(税抜)
発売元
スクウェア・エニックス
コピーライト
(C)1997, 2020 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved. CHARACTER DESIGN: TETSUYANOMURA/ROBERTO FERRARI LOGO ILLUSTRATION: (C)1997 YOSHITAKA AMANO
今週の2枚めは「
FINAL FANTASY VII REMAKE 」の楽曲をオーケストラアレンジで収録したアルバム,
「FINAL FANTASY VII REMAKE Orchestral Arrangement Album」 をご紹介。同作の楽曲からセレクトされた11曲を,アーニー・ロス指揮によるゴージャスなオーケストラ演奏で堪能できます。
1曲めは
「プレリュード -再会-」 。「FF」シリーズおなじみのフレーズの上に混声コーラスが流れる壮大なアレンジが感動を呼び起こします。3曲めの
「教会に咲く花」 は優しさにあふれたアレンジで,休日の朝に聴きたくなる曲。この曲を聴いていると,エアリスの笑顔が脳裏に浮かんできます。
5曲めは
「ティファのテーマ -セブンスヘブン-」 。美しいピアノのフレーズで始まり,次第にオーケストラの優雅な演奏が重なっていくバラードナンバーで,胸キュンなメロディをしっかり活かしたアレンジが素敵です。
6曲めの
「闘う者達 -バトルメドレー-」 は,タイトルどおりバトル曲で構成したメドレー曲。終始重厚でアグレッシブな演奏に引き込まれること間違いなし! 続く7曲めの
「神羅のテーマ」 はヘヴィでローファイな演奏により,原曲が持つ陰鬱で重苦しい雰囲気がさらに強調されています。
そして最後はラスボス曲としておなじみの
「片翼の天使 -再生-」 で締めくくり。クライマックス感を煽る迫真の演奏と,一瞬の息つく間もないほどの緊迫感は圧巻。「FFVII REMAKE」初のアレンジアルバムとなる本サントラは,もっといろいろな楽曲をオーケストラアレンジで楽しみたいと思わせてくれる,ファン必携の1枚です。
また,2021年2月に東京,4月に大阪で開催される
「FINAL FANTASY VII REMAKE Orchestra World Tour」 の情報が公開されているので,ファンはこちらもチェックしておきましょう!
関連記事
2020/11/24 20:57
FINAL FANTASY VII REMAKE ファイナルトレーラー
VIDEO
トラックリストを見る
1
プレリュード -再会-
2
オープニングメドレー
3
教会に咲く花
4
タイトロープ
5
ティファのテーマ -セブンスヘブン-
6
闘う者達 -バトルメドレー-
7
神羅のテーマ
8
ハンドレッドガンナー
9
運命の番人 -特異
10
FFVII メインテーマ
11
片翼の天使 -再生-
■■風のイオナ■■ マーベルランド産まれのフェアリーランドで育ちで現在はNEO TOKYO在住のフリーライター&編集者。将来は惑星あくあに移住してサイキックと共存しながら最新ゲームで遊びまくるのが夢。ゲーム&ゲーム音楽に加えて邦楽インディーロック&サブカルアイドル追跡,自転車旅行,広島東洋カープの応援などが趣味。地下アイドルグループ,あまりりすのプロデュース&運営も手掛けています。