業界動向
メサイヤブランドの誕生とこれから。メサイヤ創始者・藤田雅也氏とエクストリーム・佐藤昌平社長へのインタビューが公開
藤田氏といえば,NCSの社長時代にメサイヤブランドを立ち上げた人物として知られていることだろう(ブランド名である“Masaya”は,藤田氏の名にちなんでつけられたもの)。
一方の佐藤氏は,「メサイヤ」ブランドに関係するゲームソフトの著作権についてNCSと譲渡契約を結んだエクストリームを率いている。しかも佐藤氏はNCSのメサイヤ事業部に在籍していたことがあり,NCSの退社後もメサイヤと長らく関わってきた人物である。インタビューはこういった文脈で行われたもので,テーマはずばり「メサイヤの誕生、そしてこれからのメサイヤ」だ。
インタビューは,「メサイヤについて」「メサイヤの歴史の中で思い入れのあるタイトルは?」「ラングリッサーシリーズについて」「今後のメサイヤに望むこと」「ラングリッサー新作について」といった各項目に2人が答えていくというスタイルがとられている。NSC時代の裏話あり,今後の展望ありと,メサイヤファンなら興味深く読める内容だ。
■ゲームブランド『メサイヤ』について
藤田:NCS(日本コンピュータシステム株式会社)では、1985年から2000年にかけて、「メサイヤ」ブランドを数多く開発・販売しました。(中略)
ブランドは、日本コンピュータシステムではいかにも堅苦しいので(笑)、「メサイヤ」とし、マークデザインは「飛翔する」ペガサスとしました。周知されておりますように、私の名前に因み、午年生まれであったことがアイディアの元になっています。
佐藤:私は日本コンピュータシステム株式会社メサイヤ事業部に在籍した期間は約4年ほどですが、同社退社後もメサイヤとは関わってまいりました。(中略)
メサイヤは元祖コアゲーマーブランドのようなところがあって、コミックマーケットにまだ企業ブースがなかった頃から一般ブースに出展したりしました。また、メサイヤのマスコットキャラクターだった「うみにん」が一般に広く認知されたりと、色々なことを仕掛けました。
■メサイヤの歴史の中で思い入れのあるタイトルは?
藤田:最初の数年間はパソコンゲームだけだったのですが、第1作の「Mr.バンプ」はやはり印象深いですね。(中略)作品が世に出たときは感動しましたね。
佐藤:あまり、知られていないタイトルかもしれませんが、「アルバレアの乙女」というゲームで、宝塚歌劇団のメンバーとコラボをしました。(中略)
超兄貴シリーズは、家庭用ゲームソフトだけではなく、ガラケーやスマホアプリなども展開したので、もしかしたらメサイヤタイトルの中で最も多くのハードウェアを経験したゲームタイトルかも知れません。今もLINEスタンプでも販売しているので、よかったらダウンロードして下さい。
■ラングリッサーシリーズについて
藤田:家庭用テレビゲームは、最初NECのPCエンジンに乗り出すことになりました。任天堂のファミコンは後発が出る幕はない雰囲気でしたので(笑)。
ラングリッサーは、パソコンゲームソフトから続いていたNCSオリジナルファンタジーシミュレーションゲームの連綿です。前半は思考ゲームとして高度なものを志向し、やがて一般向けとして方向を変えていきました。
佐藤:メサイヤ事業部に入って、ラングリッサーに関わったのはIIIの発売が終わり、IVの開発が行われていた時期でした。
でも、実は入社前からラングリッサーシリーズには関っていました。(後略)
こちらの対談はラングリッサー公式サイトでお読み頂けます。
http://www.langrisser.jp/
「ラングリッサー」シリーズ最新作インタビュー
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(C)extreme
(C)extreme/NCS