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「ゲームも仕事も」な薄型ゲームノートPCに注目。HPが2023年のゲーマー向け製品を発表
製品ラインナップと税込の直販価格,発売時期は以下のとおり。
●ノートPC
- OMEN 17:48万4000円から,5月以降
- OMEN Transcend 16:31万6800円から,5月以降
- OMEN 16:27万2800円から,5月以降
- Victus 16(Intel):20万6800円から,5月以降
- Victus 16(AMD):17万5780円から,5月以降
- Victus 15(Intel):17万9300円から,5月以降
●ディスプレイ
- OMEN 24 165Hz FHD ゲーミングディスプレイ:2万6400円,4月13日
- OMEN 27q 165Hz QHD ゲーミングディスプレイ:4万4000円,4月13日
- OMEN 27qs 240Hz QHD ゲーミングディスプレイ:8万1400円,4月13日
- OMEN 32q 165Hz QHD ゲーミングディスプレイ:5万9400円,4月13日
- OMEN 34c 165Hz WQHD カーブドゲーミングディスプレイ:7万400円,4月13日
- OMEN 27k 144Hz 4K ゲーミングディスプレイ:9万7900円,5月以降
「ゲームも仕事も1台で」という人向けの
OMEN Transcend 16が登場
ノートPCで注目したいのは,16インチ級の薄型モデルであるOMEN Transcend 16だ。本製品は,1台のPCでゲームや仕事,クリエイティブな作業を行う人に向けた新しいカテゴリーの製品となる。従来のOMEN製品と比べて薄型軽量で,マグネシウム系アルミニウム合金の採用によって,厚さ約19.9mm,公称本体重量約2.17kgの筐体を実現したという。
左側面 |
右側面 |
筐体は薄型ながら,上位モデルでは,GPUに「GeForce RTX 4070」を,CPUにノートPC向け第13世代Coreプロセッサの「Core i9-13900HX」を搭載しており,高いスペックを有する。下位モデルはGPUが「GeForce RTX 4060」,CPUが「Core i7-13700HX」だ。
ディスプレイは,16インチサイズで,解像度2560×1600ドット,アスペクト比16:10,最大リフレッシュレート240Hz,バックライトにMini LEDを用いた液晶パネルを採用する。ゲーマー向けノートPCでは珍しく,VESAのHDR関連規格「DisplayHDR 1000」の認証を取得するとのことだ。
同じ16インチ級のOMEN 16とVictus 16も,見どころが多い製品である。いずれも新設計の筐体を採用しており,とくにOMEN 16は,筐体内部の構造を見直すことで,従来製品と比べてエアフローが1.3倍になったそうだ。
搭載GPUは,「GeForce RTX 4080」か,GeForce RTX 4070,またはGeForce RTX 4060を搭載した3モデルをラインナップしている。CPUは共通で,「Core i7-13700HX」だ。
ディスプレイは,16.1インチサイズで,解像度2560×1440ドット,アスペクト比16:9,最大リフレッシュレート240Hzの液晶パネルを採用する。
2023年のゲーマー向けノートPCでは,アスペクト比16:10のディスプレイがトレンドだが,HPの場合,OMEN Transcend 16以外の製品は,アスペクト比16:9だ。HPによると,アスペクト比16:10に対応しないゲームも多いので(※表示できないわけではなく,上下に少し黒帯が入る),ゲーム用途が中心の製品ではアスペクト比16:9のディスプレイを採用したとのこと。
なお,OMEN Transcend 16とOMEN 16の最上位モデルには,ゲーマー向け製品ブランド「HyperX」のワイヤレスヘッドセット「Cloud II Core Wireless」が付属するという。
単に付属するだけでなく,ノートPC内部にヘッドセットのワイヤレスアダプタ機能を内蔵しており,USB接続のアダプタでUSBポートをふさぐことなく,独自方式のワイヤレス接続が利用できるそうだ。とはいえ,USBワイヤレスアダプタも付属しているので,OMEN Transcend 16やOMEN 16以外のPCでも,Cloud II Core Wirelessを使えるように配慮している。
OMENよりは安価な製品を用意するVictusブランドから登場したVictus 16は,OMENブランドのPCに搭載していた一部の機能を盛り込み,性能が向上したのが特徴だ。冷却ファンの出力が向上したのに加えて,CPUとGPUの動作状況を判断して,動的に電力を振り分ける「OMEN DYNAMIC POWER」機能を備えた。
CPUにCore i7-13700Hまたは「Core i5-13500HX」を採用したIntelモデルと,「Ryzen 7 7840HS」または「Ryzen 5 7640HS」を搭載したAMDモデルをラインナップする。
搭載GPUは,IntelモデルがGeForce RTX 4070,GeForce RTX 4060,または「GeForce RTX 4050」,AMDモデルがGeForce RTX 4060またはGeForce RTX 4050となっている。
ディスプレイは,全モデルが16.1インチサイズ,解像度1920×1080ドット,アスペクト比16:9,最大リフレッシュレート144Hzだ。
そのほかに,17インチ級のOMEN 17と,15インチ級のVictus 15が発表となった。筐体は従来製品と共通で,CPUとGPUを変更した製品となる。
OMEN 17は,GPUに「GeForce RTX 4090」またはGeForce RTX 4080を,CPUにCore i9-13900HXまたはCore i7-13700HXを採用するのが特徴だ。
ディスプレイは,17.3インチサイズで,解像度2560×1440ドット,アスペクト比16:9,最大リフレッシュレート240Hzの液晶パネルを採用する。
一方のVictus 15は,GPUにGeForce RTX 4050かGeForce RTX 3050を,CPUにCore i7-13700H,またはCore i5-13500Hを搭載するモデルをラインナップする。ディスプレイパネルは,15.6インチサイズで,解像度1920×1080ドット,アスペクト比16:9,最大リフレッシュレート144Hzの液晶パネルだ。
PC切り替え機能を搭載した4Kディスプレイに注目
液晶ディスプレイでは,27インチサイズで,解像度3840×2160ドット,垂直最大リフレッシュレート144HzのOMEN 27k 144Hz 4K ゲーミングディスプレイ(以下,27k)に注目したい。
ディスプレイ同期技術として,AMDのFreeSync Premiumに対応しており,NVIDIAのG-SYNC Compatible Monitors認証も取得しているそうだ(※本稿執筆時点では,NVIDIAのG-SYNC Compatible対応ディスプレイのリストには載っていない)。
また,HDMIポートのうち,1基がHDMI 2.1対応で,PlayStation 5やXbox Series Xといったゲーム機と接続して,4K/120Hz表示が可能だという。
DetonatioN FocusMeとのスポンサー契約も
また,HPは,プロゲームチーム「DetonatioN FocusMe」とのスポンサー契約締結も発表した。直近の予定では,スポンサー契約を記念して,ゲーマ向けデスクトップPCをプレゼントするキャンペーンや,DetonatioN FocusMeのグッズを同梱したPCの発売などを行うとのことだ。
HPのOMENブランド特設ページ
HP日本語公式Webサイト
- 関連タイトル:
OMEN(旧称:OMEN by HP)
- 関連タイトル:
Victus by HP
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