連載
大切なのはプレイヤー自身の発想力。スマホ向け頭脳ゲーム「Q」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第750回
スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが,「じゃあ,どれが面白いの?」「そもそも,数が多すぎて好みのタイトルが探せない!」と思っている人も少なくないはず。そんな問題を解決すべく,スタートした連載が「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで,スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして(ほぼ)毎日お届けする。
本日の「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」で紹介するのは,配信から半月で300万ダウンロードを達成したパズル風頭脳ゲーム「Q」(iOS / Android)だ。画面をスワイプして物体を作り出し,指定された条件を満たしていくユニークなゲームシステムが搭載されており,「ゲームデザイナーから全人類への挑戦」というキャッチコピーに負けない,歯ごたえ十分のゲームに仕上がっている。
「Q」公式サイト
iOS版「Q」ダウンロードページ
Android版「Q」ダウンロードページ
プレイヤーを待ち受けるステージはリリース時点で140種類用意されているが,一度にすべてを遊ぶことはできない。まずは腕試しに,「PRIMARY 1」というカテゴリに挑戦してみよう。4ステージをクリアすると,さらに6ステージが追加され,10ステージ中7ステージをクリアすれば,次の10ステージが開放される仕組みだ。
各ステージではさまざまな“クリア条件”が提示されるが,いずれも「赤いボールを左のカベに当てる」「コップからボールを出す」といったように,非常に具体的かつ限定的なものばかり。
冒頭で触れたように,クリア条件を満たすには,画面に描いた軌跡に沿って生み出される“図形”を活用しなければならない。正方形を描いて上から落としてみよう,長い棒を描いて倒してみようといった具合に,プレイヤー自身でいろいろ試してみる必要があるのだ。
もちろん,ゲームが進むにつれて難度は上昇していき,一筋縄では行かなくなる。どのような図形が必要なのか,物理法則がどのように作用するかなど,先の先まで考えることが重要だ。ゲームを遊んでいるはずなのに,何だか知能テストに挑んでいる気分になってくるから不思議である。
本作は,「指定された状況下でお題に挑む」という非常にシンプルなゲーム性と,何回でもチャレンジしたくなるリプレイアビリティを兼ね備えたタイトルだ。攻略方法は複数存在するので,友達と一緒にプレイを始めて,お互いの解答を披露しあうという楽しみ方もできるだろう。
問題を解くには,プレイヤー自身の柔軟な発想力が重要になるが,個人的には「フック」「シーソー」「塗り潰すと重さが変わる」といったことを覚えておくことをオススメする。
「Q」は,一風変わった頭脳ゲームを遊びたい人にはまさに最適な作品だ。難度はかなり高いが,興味が湧いた人はぜひ,全問題の制覇に挑戦してみてほしい。
著者紹介:トリスター/目代将規
ゲームやアニメの書籍企画,編集,シナリオライティングや広告制作なども手がける編集プロダクション「トリスター」所属。スマートフォンならではのゲームや,一瞬で遊べてしまうゆるいゲームが大好物。好きなゲームのジャンルはRPGとアドベンチャー。“モンハン”好き。
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