業界動向
CRI・ミドルウェアが「OPTPiX」のウェブテクノロジおよびウェブテクノロジ・コムを買収。全株式を取得
CRI・ミドルウェア,ウェブテクノロジおよびウェブテクノロジ・コムを買収 | |||
配信元 | CRI・ミドルウェア | 配信日 | 2018/05/10 |
<以下,メーカー発表文の内容をそのまま掲載しています>
ゲーム発の先端技術を統合しシナジーを最大化、事業成長の加速を目指す
株式会社CRI・ミドルウェア(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:押見正雄、東証マザーズ:証券コード 3698、以下CRI)と、画像最適化ソフトウェアの開発を行う株式会社ウェブテクノロジ(本社:東京都豊島区、代表取締役:小高輝真、以下ウェブテクノロジ)およびその販売を行う関連会社の株式会社ウェブテクノロジ・コム(本社:東京都豊島区、代表取締役:小高輝真、以下ウェブテクノロジに含む)は、CRIがウェブテクノロジの全株式を取得し完全子会社化することについて合意しましたので、お知らせいたします。
CRIは、創業以来、ゲーム等のソフトウェア開発をスムーズかつ効率的に行うための音声・映像ミドルウェア「CRIWARE(シーアールアイウェア)」を開発し、提供しております。音声や映像品質を損なわないデータ圧縮や通常では難しい特殊演出を可能にする技術により、アプリケーションソフトにおけるさまざまな音声・映像表現を実現しております。近年は、ゲームで培った高度な技術をIoT等でデジタル化が進む分野に活かすべく、家電や監視カメラ、車載等に展開を進めております。
ウェブテクノロジは、画像最適化ソフトウェアを開発し、同じくゲーム業界を対象に、大手ゲーム会社からインディーゲームまで幅広く提供しております。高画質な画像データは色情報を多く必要とするためデータサイズが大きくなり処理に負荷がかかるのが課題ですが、同社は、高度な減色技術により、画質のクオリティを変えずにデータサイズを小さくすることを実現しました。この画像最適化技術は、デジタル放送でも採用されるなど定評があり、カーナビや家電、ウェブサイト向けにも展開しております。
CRIとウェブテクノロジは、対象市場を同じくしながら、重複しない技術を展開しており、今回の株式取得は、CRIの製品構成の充実をはかり顧客満足度を高めると同時に、販売面における相乗効果と効率化に繋がるものと考えております。CRIの音声・映像技術に、ウェブテクノロジの画像最適化技術が加わることで、ほぼすべてのデジタルコンテンツ開発をカバーすることが可能になります。今後ますますデジタル化が進む中、互いの強みを活かし、さらなる企業価値の向上を目指してまいります。
株式会社CRI・ミドルウェア 代表取締役社長 押見正雄 コメント:
「素晴らしいデジタルコンテンツをより多くの人に体験していただくこと、驚き・感動をより多くの人に伝えること、それがCRIの大きなミッションです。AIやIoTの普及によって、デジタル表現はエンターテインメントだけでなく、ビジネスや日常生活でも重要性を増しています。CRIの『音・映像』とウェブテクノロジの『画像』を統合し、トータルなサポートを実現できることをとても嬉しく思います。」
株式会社ウェブテクノロジ、株式会社ウェブテクノロジ・コム 代表取締役 小高輝真氏 コメント:
「20年以上にわたり、ウェブテクノロジはクリエイターに愛されるツール製品を開発してきたと自負しております。さらに多くのクリエイターを笑顔にしたいと考え、この度の、CRIとのパートナーシップ強化を決断いたしました。両社のテクノロジーを融合することで、新たなソリューションを提案できる可能性が大きく広がります。今後、もっと多くの皆様の笑顔に出会えることを楽しみにしています。」
CRI・ミドルウェア公式サイト
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OPTPiX
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