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PC総合ベンチマーク最新版「PCMark 10」発表。まずは企業向けの「Professional Edition」のみリリース
ラインナップは,無償で利用できる「PCMark 10 Basic Edition」(以下,Basic Edition)と,29.99ドルの個人向け有償版となる「PCMark 10 Advanced Edition」(以下,Advanced Edition),そして企業向けで年額1495ドルの「PCMark 10 Professional Edition」(以下,Professional Edition)だが,このうち,発表と同時にリリースされたのはProfessional Editionのみ。残るBasic EditionとAdvanced Editionは6月22日公開予定となっている。
3エディションの立ち位置を整理
Futuremarkは最新版のPCMarkも,従来同様,「ベンダー中立」な標準PCベンチマークテストと位置づけている。従来製品との違いは「より今日(こんにち)的な実アプリケーションを使ったテストにより,PCの持つ性能を測定する」部分にあるとのことだ。
価格と公開予定日を除く3エディションの違いは,実行できるテストの内容と機能面の2つ。PCMark 10では「PCMark 10」「PCMark 10 Express」「PCMark 10 Extended」という3テストが用意されており,無償版のBasic Editionでは“無印”のPCMark 10しか実行できない。また,テスト結果はオンラインで保存することのみのサポートだ。
Professional Editionは,テスト結果を,商業媒体や店頭デモといった形で商業利用できる。また,コマンドラインによる自動実行により,社内評価の利便性を向上可能なのが特徴だ。価格からしても,4Gamer読者の購入対象にはならないだろう。
なお,現在のところ,Futuremark公式ミラーサイトである4Gamerに,ミラーに関する話はまだ来ていない。こちらは何か分かり次第,追ってお伝えする予定だ。
FuturemarkのPCMark 10製品情報ページ(英語)
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PCMark 10
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