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AMD,次世代APU「Carrizo」の概要を公表。ExcavatorコアとGCNコア,サウスブリッジ機能を統合したSoCに
Carrizo will have a new Excavator core optimized for low power notebook/convertible form factors #FutureofCompute
— AMD (@AMD) 2014, 11月 20
Hear from @JohnByrneCSO on our next-gen APU code named Carrizo https://t.co/4A3mC2UFDj #FutureofCompute
— AMD (@AMD) 2014, 11月 20
―2015年版AMDモバイルAPUファミリーに新たに追加されたハイパフォーマンス向けSoC「Carrizo」とメインストリーム向けSoC「Carrizo-L」により、パフォーマンス、エネルギー効率を大幅に向上―
AMD(米国本社:米カリフォルニア州サニーベール、社長兼CEO:リサ・スー)は本日、シンガポールで開催されているイベント「Future of Compute」にて、2015年版AMDモバイルAPUファミリー・ロードマップに初のハイパフォーマンス向けSoC(system-on-a-chip)(コードネーム「Carrizo」)とメインストリームSoC(コードネーム「Carrizo-L」)を新たに追加したと発表しました。これらの新型APUは、ハードウェアおよびソフトウェア・パートナーとの連携により、ゲーミング、生産性アプリケーション、超高画質な4K体験を実現するソリューションとして設計されました。Microsoft DirectX 12、OpenCL 2.0、AMDのグラフィックスAPI「Mantle」、タイムラグや待ち時間、スクリーン・ティアリングを軽減するAMDの「FreeSync」に加え、Microsoftが次期リリースするWindows 10 OSのサポートにより、2015年版AMDモバイルAPUファミリーはユーザーの期待に応える体験を実現します。
AMD米国本社のシニア・バイスプレジデント兼コンピューティングおよびグラフィックス事業部門ジェネラル・マネージャーであるジョン・バーン(John Byrne)は、次のように述べています。「今後も既存のIPを活かし、革新し続けることで優れた製品をお客様に提供してまいります。当社は、2020年までにAPUの電力効率を25倍向上させる目標のもとにグラフィックスとコンピューティング・パフォーマンスに注力しており、最新の業界標準と斬新なイノベーションを組み合わせながら2015年版モバイルAPUファミリーの設計に取り組んでいます。今回発表した新型APUの詳細を来年の前半にお伝えできることを楽しみにしています。」
フラッグシップとなる「Carrizo」プロセッサーは、新型x86 CPUコア(コードネーム「Excavator」)と世界初のヘテロジニアス・システム・アーキテクチャー(HSA)1.0に準拠するSoC上で次世代「AMD Radeon 」グラフィックスに統合されます。「Carrizo-L」SoCは、コードネーム「Puma+」のCPUが「AMD Radeon Rシリーズ」のグラフィックス・コア・ネクスト(GCN)GPUに統合され、メインストリーム向けに構成されています。さらに、AMD Secure Processorが「Carrizo」APUおよび「Carrizo-L」APUに統合されることにより、ARM TrustZoneがファミリー全体で実装され、企業と消費者のセキュリティーに対する期待に応えます。2015年版AMDモバイルAPUファミリーは、「Carrizo」と「Carrizo-L」の単一パッケージ環境の提供を通して、広範な商用および消費者向けモバイル・システムでのパートナー企業による設計を簡素化します。
「Carrizo」と「Carrizo-L」は、2015年中盤までに販売予定の2015年版AMDモバイルAPUファミリーを基盤とするノートPCおよびオールインワンPCに搭載され、2015年上半期に出荷される予定です。
参考情報(英語)
- 関連タイトル:
AMD A-Series(Carrizo)
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