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ハロー!Steam広場 第327回:キルカメラが痛快なゾンビシューター「Zombie Army 4: Dead War」
「すちーむ」ってなぁに?というよい子のみんな集まれー! 「ハロー! Steam広場」は,PCゲームのダウンロード販売サイトSteamで公開されている気になるタイトルを,筆者が独断と偏見でピックアップして紹介する,とっても有意義なコーナーだ。毎週欠かさずチェックすれば,ゾンビを見たら頭ではなく股間を潰す上級スナイパーにジョブチェンジできるかも。
キルカメラが痛快なゾンビシューター「Zombie Army 4: Dead War」
今回は,イギリスのゲームデベロッパ,Rebellionが手掛ける「Zombie Army 4: Dead War」を紹介しよう。
本作は,「Sniper Elite」シリーズのスピンアウト作品として登場した「Zombie Army Trilogy」の続編だ。Trilogyでは,連合国軍に追い詰められたヒトラーが,一度は倒れた部下達を蘇らせてゾンビ軍団を編成し,戦局の逆転を図るといったストーリーが展開された。本作では,ヒトラーがレジスタンスに討ち倒されてから1年が経過した,1946年のヨーロッパが舞台となる。
指揮官を失ってもなお拡大を続けるゾンビ軍団の驚異は,ヨーロッパ全土に広がりつつある。この軍団の陰で糸を引くのは何者なのか。本作のメインキャンペーンでは,ゾンビ軍団の謎に迫る物語が,9つのチャプターを通じて描かれていく。
ゲームは三人称視点のシューティングで,最大4人のプレイヤーと協力しならが,のさばり返ったゾンビどもを撃ち倒し,前へと進んでいく。プレイヤーの武器は,メインとなる「スナイパーライフル」のほか,「ショットガン」「サブマシンガン」「ハンドガン」などが,カテゴリごとに数種類ある。また,各武器にはパークツリーが用意されており,ゲームを通じて獲得できるポイントを使ってこれらを開放できる。
本作のゾンビは数こそ多いが鈍足なので,距離を取ってスナイパーライフルで始末していくのが安全だ。ただ,中には爆弾を体に巻き付けて猛スピードで接近してくるゾンビや,重装甲に覆われて耐久力の高いゾンビもいるので油断は禁物。処理が間に合わず接近されてしまったら,サブ武器に切り替えて対処するか,威力の高い手榴弾やクレイモアを使って一網打尽にしてやろう。
このゲームを語る上で欠かせないのが,「キルカメラ」の存在だ。プレイヤーが遠距離からの狙撃に成功すると,スナイパーライフルから発射された銃弾を追うようにスロー演出が発動する。弾丸がゾンビの体内に潜り込むと,X線を照射したかのようにゾンビの骨格や内臓が透けて見え,弾丸が体内をどのように進み,何を破壊したのかが,視覚的に分かる上に見ていて痛快だ。
そんな本作にはキャンペーンモードのほか,迫りくるゾンビをひたすら倒し続ける「ホードモード」も用意されており,こちらも最大4人で協力プレイできる。本編よりもゾンビの攻勢が激しいので,気心の知れた仲間とプレイすれば盛り上がること間違いなしだ。今年の後半にくるゾンビゲーラッシュまでに,肩慣らしをしておきたい人にもオススメなので,ぜひ遊んでみてほしい。
※来週のハロー!Steam広場は,都合により休載いたします。次回の更新は2021年5月15日になります。
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Zombie Army 4: Dead War
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