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甘く囁き,壁ドンする傾城に酔いしれる「男遊郭 〜夏の宵の花吹雪〜」レポート
ディースリー・パブリッシャーは2015年8月9日,東京都のオリンパスホール八王子にて,「男遊郭 〜夏の宵の花吹雪〜」を開催した。同社の女性向けゲーム「男遊郭」としては初の声優イベントで,高尾役の森久保祥太郎さん,ときわ役の鳥海浩輔さん,神楽役の置鮎龍太郎さん,かげろう役の野島健児さん,いろは役の黒田崇矢さん,伊東慶次役の柿原徹也さんらが登場。満場のファン達に甘く囁きかけた。本稿では昼の部の様子をお伝えしていこう。「男遊郭」公式サイト
■出演者一覧(昼の部・敬称略)
森久保祥太郎(高尾役)
鳥海浩輔(ときわ役)
置鮎龍太郎(神楽役)
野島健児(かげろう役)
黒田崇矢(いろは役)
柿原徹也(伊東慶次役)
久野 藍(主題歌ヴォーカル)
■セットリスト(昼の部・敬称略)
・オープニング
・朗読劇(前半)「華麗なるおもてなし」
・「七日之音」かげろう(野島健児)
・「徒桜」久野藍
・朗読劇(後半)「秘めたる想い」
・「恋物語」神楽役(置鮎龍太郎)
・夏宵の寄席
・エンディング
会場ではさまざまなグッズ類も販売されていた。こちらはスポーツタオル「傾城の愛撫」 |
Tシャツ「祝宴の羽衣」(左)と,トートバッグ「夏宵の花籠」(右) |
サインライト「夢路の灯火」は,スイッチを入れると桃色に光る |
舞台上は遊郭「菊屋」に。「男遊郭」の世界に酔いしれる
舞台上は,丸い障子と塀がしつらえられ,まるでゲームの舞台となる遊郭「菊屋」だ。この日来場したファンは,菊屋のお客である“お嬢さん”として男遊郭の世界を存分に楽しむというわけである。
“お嬢さん”達が待ち焦がれるなか,高尾役の森久保祥太郎さん,ときわ役の鳥海浩輔さん,神楽役の置鮎龍太郎さん,かげろう役の野島健児さん,いろは役の黒田崇矢さん,伊東慶次役の柿原徹也さんらキャスト陣が登場すると,場内は割れんばかりの歓声に包まれた。
森久保祥太郎さん |
鳥海浩輔さん |
置鮎龍太郎さん |
野島健児さん |
黒田崇矢さん |
柿原徹也さん |
朗読劇「華麗なるおもてなし」は,「男遊郭」の世界観を前面に押し出しつつ,“お嬢さん”も共に参加するという内容だ。
菊屋は,客である女性が男の「傾城」と共に過ごす遊郭。この日,菊屋に来た“お嬢さん”は,高尾,ときわ,神楽,かげろう,いろは,慶次といった菊屋の面々を集めて特別な宴を催す。しかし,遊郭には決まりがあり,今夜の相手に誰か一人を選ばなければならない。誰を選ぶかと,遣り手のいろはが客席の“お嬢さん”に問いかけるが,皆の意見はバラバラで一つにまとまりそうにない。
結局,神楽が選ばれたことになり,宴は無事に続くことに。ときわと慶次が舞う中,高尾,神楽,かげろう,いろはが甘く囁く。菊屋の華麗なるおもてなしで,客席の“お嬢さん”もうっとりとしていた。
朗読劇「秘めたる想い」では,6人がそれぞれ壁ドンを披露
華麗なるおもてなしに酔ったあとは,野島さんの「七日之音」,久野藍さんの「徒桜」が披露され,“お嬢さん”も総立ちに。
「七日之音」を歌う野島さん |
「徒桜」を歌う久野 藍さん |
歌に続いて,朗読劇「秘めたる想い」の幕が開けた。
夜風に当たるため,菊屋の外へと出た“お嬢さん”。なかなか帰ってこない彼女を心配した菊屋の面々は,一人ずつ様子を見に行く……という筋立てだ。
この朗読劇の見所は,何と言っても「壁ドン」。“お嬢さん”への思いを募らせた傾城たちは,彼女を塀へ追い詰め,甘く囁きつつ壁ドンするのだ。中でも凄かったのが高尾(森久保さん)。壁ドンもさることながら,まるで恋人であるかのように,マイクスタンドに指を這わせるという刺激の強いパフォーマンスで“お嬢さん”の視線を釘付けにしていた。
6人が壁ドンの時に囁くのはどういう内容なのか,そして高尾の指使いの凄さについては,12月23日に発売されるという公演DVDを楽しみにしておこう。
お座敷遊びの「古今東西」は,抱腹絶倒の展開に
置鮎さんの「恋物語」の後は,黒田さんが司会するバラエティコーナー「夏宵の寄席」がスタート。キャスト陣が「お座敷遊び」として「古今東西」を行った。
古今東西とは,いわゆる「山手線ゲーム」のことだ。参加者が一人ずつテーマに沿って解答していくのだが,あくまでキザな感じで答えなければならない。
1回戦のお題は「自分を褒め称える」というもの。お題が分かり易いため,誰も失敗はしなかったのだが,皆の解答が似通ったものになってしまった。ここで黒田さんが司会の強権を発動。似たような解答ばかりの流れを作る原因となった森久保さんが罰ゲームを受けることに。
罰ゲームは「“お嬢さん”とつきあいたい気持ちをセリフにして壁ドンする」というもの。さぞ甘い展開になるだろうと思いきや,“お嬢さん”役はなんと黒田さんが担当することに。身長183cm,キックボクシングと空手の経験者である黒田さん(ちなみに「龍が如く」シリーズの桐生一馬役でもある)に壁ドンするだけでも腰が引けるのに,黒田さん演じる“お嬢さん”がスレた感じなのがまた恐ろしい。さすがの森久保さんも一瞬だけ壁ドンして逃げるというピンポンダッシュのような有様だったが,これは仕方がないところだろう。
2回戦のお題は「客席のお客様を褒め称える」というものだ。これもテンポ良く進んだものの,鳥海さんが失敗。罰ゲームのお題は「“お嬢さん”と想いが一つになる夜がきました。気持ちを抑えながらのセリフでドンしてください」というもの。シャワーを浴びたりマウスウォッシュしたりと,やたらに生々しい鳥海さんの一人芝居に,場内は爆笑の渦に。
この後,鳥海さんと“お嬢さん”役の柿原さんが演じたパフォーマンスはちょっと文字にできない過激さだったので,気になる人は公演DVDの発売をお待ちいただきたい。
抱腹絶倒のお座敷遊びを終えたキャスト陣。くじ引きによる色紙プレゼントで“お嬢さん”に幸運を振りまいたあと,丸い障子の向こうへと去っていき,男遊郭初の声優イベントは幕となった。
「男遊郭」公式サイト
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