「Windowsでのゲームを語るときが来た」――2015年1月に公式発表を控える「Windows 10」ではXbox Liveと抜本的に統合される？

　MicrosoftでXbox事業を統括するPhil Spencer（フィル・スペンサー）氏は，2015年1月に公式発表が予定されている「Windows 10」について，「発表会の準備を進めている。いよいよWindowsでのゲームを語るときが来た」と自らのTwitterでコメントした。

@RpLayy I'll be focusing more on what we are doing on Win10 in January, it's time for us to talk about gaming on Windows.

— Phil Spencer (@XboxP3) 2014, 12月 12

　Microsoftは，これまで多くのPCゲーマーから「Xbox事業に集中するあまり，Windowsのゲーマーを軽視している」と批判されることが多かった。次期OSのWindows 10に関しては「DirectX 12」を搭載すること以外，ほとんどゲームに関する情報は明らかになっていない。ただし，2014年10月にリリースされた開発者向けテスト版によって，Epic Gamesの「Unreal Engine 4.4」がDX12をサポートすることは知られている。

Windows 10に搭載されるDirectX 12をベースにしたUnreal Engine 4.4の最新デモ「Mountain Landscape」より

　また，海外サイト「The Verge」などは，Windows 10の最新ビルト「Build 9901」と思しきリーク画像を公開しており，「Xbox app」の存在を伝えている。これにより，音楽や映像ファイル，フレンドリスト，実績（アチーブメント），アクティビティフィード，ストアといったXbox Live機能にアクセスできるほか，SmartGlassとの機能統合が計画されているとのことだ。
　さらにゲームとはあまり関係ないものの，検索のインタフェースは音声アシスタント「Cortana」（コルタナ）と統合され，テキストだけでなく音声による検索やオペレーションが可能になっているという。


　Windows 10の公式発表は，2015年1月21日にMicrosoft本社があるワシントン州レドモントで実施予定となっている。スペンサー氏はその檀上でいったい何を明らかにするのか，ゲーマーも注目したいところだ。