水彩画を彷彿とさせる世界観が特徴のアドベンチャーゲーム「Beyond Eyes」が発表。2015年内にリリース予定

　オランダのTeam 17は，インディーズスタジオtiger＆squidが開発中のアドベンチャーゲーム「Beyond Eyes」の販売権獲得を発表し，2015年内にPCおよびコンシューマ機向けにダウンロード販売するとアナウンスした。


　本作は，事故で視力を失ってしまった少女Raeを主人公にした3人称視点のアドベンチャーゲームだ。少女は，事故の日から連絡が途切れている友人を探すため，周囲が見えないという恐怖を克服しながら，ゲームを進めていくことになる。彼女が触れたオブジェクトや聞いた音が映像化されるというのが本作の特徴で，プレイヤーは，知覚情報によって映像化された世界を探索することができる。
　本作は，探索とパズルという2つの要素を中心としており，彼女が触れるたびに真っ白な空間に描かれていく道やオブジェクトからは，アートフルな水彩画を見ているような印象を受ける。


　「Beyond Eyes」は，シェリダ・ハラトウ（Sherida Halatoe）氏という，まだゲーム業界での経験が浅いインディーズ開発者の個人プロジェクトだそうだ。それだけに，「Worms」シリーズの版権と抱負な経験を持つTeam 17がパブリッシングを手掛けることで，これから大きなスポットライトを浴びていくのは間違いないだろう。「Beyond Eyes」は，2014年9月25日から28日にかけてロンドンで開催されるゲームイベント「EGX London 2014」でお披露目されるとのことで，本作に関するさらなる続報に期待だ。

「Beyond Eyes」公式サイト