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「Vainglory」の世界大会が12月14日に開幕。日本から出場するDetonatioN Gamingも参加した発表会をレポート
大会開催が迫るなか,Vaingloryの関係者やDetonatioN Gamingの出場選手らを交えてのプレス向け発表会が本日(12月7日)行われたので,本稿で紹介しよう。
スマホでもMOBAを遊べることを証明するVainglory
“コアゲーム”のために最新技術を常に取り入れる
Vaingloryは2014年9月に世界で初めて公開されたが,当時はスマホのスペックがそれほど高くなく,コアなゲームジャンルであるMOBAを遊ぶことに対し懐疑的な人が多かったという。AppleやGoogle Playといったプラットフォーマーも乗り気ではなく,逆境のなかでの開発作業だったそうだ。
そういったなか,2014年6月にAppleがグラフィックスAPIのMetalを公開したことで,さまざまな状況が好転したとYun氏は語る。というのも,Metalの発表会で,スマホでもパワフルなゲームを実現できるアプリの具体例として,Vaingloryが大々的に紹介されたのだ。
その後もスマホのスペックは進化し続けているが,同社は常に最新技術をいちはやく取り入れ,スマホでもコアゲームを遊べることを証明し続けているという。
最近の例だと,SamsungのグラフィックスAPIのVulkanや,外部のディスプレイ・キーボード・マウスを接続できるSamsung DeXへの対応が挙げられる(※関連記事)。またゲームシステムも,悲願だった5V5のゲームモードの実装目処がついに立ち,PC向けMOBAに迫るゲームへと進化を遂げたという。
日本国内におけるプレイヤーの反響に関しても,リリース前は上述した懸念の声が海外以上に大きかったそうだが,いざ蓋を開けてみると,想像以上の手応えを得ているという。とくに,熱心なファンが作り出す二次創作系のコンテンツは,世界中のVaingloryプレイヤーから愛されているそうだ。
今後,Vaingloryを日本国内でさらに盛り上げるためには,オンライン/オフラインのイベントを積極的に開催するなど,コミュニティに対する底上げが不可欠だとYun氏は語る。同社は2017年10月に,一般プレイヤーがオフラインイベントを主催するのをサポートする「Vainglory FanParty」を立ち上げているが(※関連記事),今後もさまざまなアプローチを通じてコミュニティを盛り上げたいと抱負を述べた。
Vaingloryの世界大会「ワールドチャンピオンシップ 2017」は,2017年12月14日にシンガポールで開幕する。4Gamerでも取材する予定だが,それとは別に,映画館のスクリーンで決勝戦の模様をリアルタイム観戦できるイベントが,イオンシネマ シアタス調布で行われる。決勝戦のほかにも,5V5の新モードが初めてお披露目される予定なので,Vaingloryのファンは「こちら」のページで詳細を確認したうえで,参加してみてはどうだろうか。
「Vainglory」公式サイト
「Vainglory」ダウンロードページ
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(C)2013-2014 Super Evil Mega Corp.
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