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ローグライクな箱庭ゲーム「Dwarf Fortress」,Steam版の発売日が12月6日に決定。最新トレイラー公開
「Dwarf Fortress」公式サイト
Bay 12 Gamesは,Tarn Adams氏とZach Adams氏という2人の兄弟によるデベロッパで,「Dwarf Fortress」は,2002年にフリーウェアとして公開された箱庭シミュレーションだ。未開の地にやってきた7人のドワーフを操作して無人の土地に要塞を築き,素材を手に入れてアイテムを作成したりして住民を増やし,都市を築いていくというゲームで,建築のほか,戦闘や交易,楽器の練習などもできる自由度の高さが特徴となる。プレイのたびにランダムで世界が自動生成され,ささいなミスでドワーフ達が全滅してすべてを失うという,緊張感の高いローグライク要素も盛り込まれ,カルト的な人気を誇ってきた。
2006年にα版が公開されて以来,主にプレイヤーからの寄付によって開発が進められてきたが,2019年3月にKitfox Gamesがパブリッシングを担当する形でSteamとitch.ioでストアページがオープンし,いよいよ製品版かとファンを興奮させた。その後,あまり情報は出てこなかったが,発表から約3年を経て,これまで「時間は主観的なものである」(Time is subjective)とされてきた発売日が具体的なものになったわけだ。
オリジナル版ではアスキーアートで描かれていたグラフィックスもピクセルアートに変更され,ユーザーインタフェースもすっきりしたものに刷新されている(関連記事)。Steamのストアページでは,リリース後のロードマップも発表されている。自動生成される世界が広大で情報量は膨大,インタフェースがあまり親切ではなかったりしたため,「歴史上最も複雑なゲーム(かもしれない)」という評価もあった本作だが,最新版ではどうなるのだろうか。これまで発売を長らく待ち望んでいた人にとって,12月6日までの約1か月なんか誤差の範囲。発売を楽しみにしよう。
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