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  • 崑崙日本
  • 発売日:2014/08/25
  • 価格:基本プレイ無料+アイテム課金
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印刷2014/08/30 12:00

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【PR】軍師を目指すならこれ。スマホ向け3Dシム「三国魂(ソウル)」はオート戦闘+リアルタイム指示によるバトルがめちゃアツなタイトルだった

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 三国志なら郭嘉や周瑜,日本の戦国時代なら竹中半兵衛や黒田官兵衛など,いわゆる“軍師”として名高い人物は総じて人気が高い。軍師と呼ばれるだけで「兵法に通じてそう」「とりあえずなんか頭良さそう」と思えてくるから不思議だ。小学生を対象に将来の夢をアンケート調査したところ,公務員,サッカー選手に次いで人気の高い職業が軍師であるという話もあるほどである。うそだけど。

 ともかく,そんな軍師のお仕事をたっぷり体験できるのが,崑崙日本が2014年8月25日に正式サービスを開始したスマートフォン(以下,スマホ)用のシミュレーションゲーム「三国魂」iOS / Android。読み:三国ソウル)だ。

※本作は,スマホはもちろんタブレットでも遊べるが,本稿では便宜上「スマホゲーム」と呼ぶ

 「スマホ向け+三国志」と聞くと,拠点となる都市を少しずつ繁栄させて軍備を整え,近くにあるNPC拠点やほかのプレイヤーの拠点を攻める(いわゆる)“村ゲー”を連想する人が多いことだろう。だが本作は村ゲーとは大きく異なる。
 前述のとおり本作は,軍師にフォーカスした戦闘システム重視のタイトルなのだ。今回はそんな本作をじっくりとご紹介しよう。

 なお,以下はすべてオープンβテストバージョンのものであり,正式サービスでは名称や内容が変更されているかもしれないので注意してほしい。

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「三国魂」(App Store)

「三国魂」(Google Play)

「三国魂」公式サイト



三国志世界で一人の軍師として戦う

ローカライズ仕様で力の入れようが分かる一作


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 三国魂は,プレイヤーが軍師として,カードとなった三国志の有名武将達を率いて天下統一を目指すという,基本プレイ料金無料(アイテム課金制)のタイトルだ。
 プレイヤーは,三国志世界に降り立った一人の名も無き軍師として,農民の反乱として知られる「黄巾の乱」を皮切りに,ときの皇帝の依頼や,自らの経済的な都合などさまざまな理由で,戦いに身を投じることになるのである。

 本作の基本的なゲームサイクルは,その時々の拠点でNPCと話をしてストーリーを進め,戦場へ赴き,戦闘終了後に武将を入手,そして武将の育成などを行いつつまた新たなNPCと話をして戦場へ向かう……というものである。
 詳しくは後述するが,一般的なMMORPGのようにたくさんのNPCからクエストをもらう形ではなく,一つの依頼で一つの戦闘を行うと,ストーリーが一歩進むというイメージである。

プレイヤーの分身を選んで,本作の世界に降り立つ。3Dのマップ/キャラクターと,パッと見のビジュアルはMMORPGといった感じ
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この画面は戦場マップとでも呼べばいいだろうか。いくつもの戦いを勝ち抜いて,ストーリーを進めていくのだ
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 三国魂の最大の特徴は,軍師のお仕事にフォーカスした戦闘にあるのだが,日本語ローカライズにあたって,武将のカードイラストや,武将のボイスに凝っているのも大きな特徴である。

 三国武将が数百名登場する本作では,著名な数十名の武将イラストを実力派イラストレーターが手がけることで,日本人でも親しみやすいものにアレンジされているのだ。
 しかも武将のボイスには,曹操に若本規夫さん,呂布に堀川りょうさん,小喬に花澤香菜さん,黄月英に日笠陽子さんという具合に,それぞれ一線級の声優を起用。迫真のボイスで戦場の臨場感をグッと高めている。

曹操(CV:若本規夫)
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呂布(CV:堀川りょう)
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小喬(CV:花澤香菜)
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黄月英(CV:日笠陽子)
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なにはともあれ序盤をプレイ

プレイヤーの“やれること”はシンプルだ


 ではここで,スクリーンショットを中心にざっと序盤の流れ紹介しよう。まずはゲームの輪郭を掴んでほしい。

最初はプレイヤーの分身選び。分身のビジュアルは6パターンが用意されている。プレイヤーキャラクター自体はなんのパラメータも持たないので,好みで選んでOKだ
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とくに理由はないが,“荊州城出身の男勝りの少女”を選んでみた。ショートカットが気に入ったからである(理由があったようだ)。ちなみに,街を行き交うほかのプレイヤーを見ると,名前に全角文字を使っても問題なさげ
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物語は,後漢の献帝が黄巾賊に宮廷を追われるところから始まる。戦闘に巻き込まれた献帝が「…あ!! 朕の大切な袋が!!」と叫んでいたりして「もしやこのゲーム……」と思ったのだが,これは一応ストーリーに関係するセリフであった(ホッとした)
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画面のロード中にはさまざまなTIPSが表示される。まあこのあたりは“ゲームあるある”といった感じ
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要するに,献帝が逃げ込んだ先が主人公たるプレイヤーのいる都市であり,ここで献帝とプレイヤーが出会うことになるわけである
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物語はシリアスタッチ。しかしキャラクター同士の掛け合いはコミカルなので,リラックスしてゲームに向かえるだろう
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献帝が黄巾賊を打倒するための軍隊を編成中とのことで,プレイヤーもさっそく志願。献帝は快く受け入れてくれたうえ,精鋭武将を一人付けてくれるという。ここでプレイヤーは,最初の武将を入手するのだ
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筆者が選んだのは青年呂布。入手後町を歩いていると突然「呂布の会」という謎の組織から手紙が届き,ゲーム内で使用可能なポイントをもらえた。どうやら特定の武将を手に入れたり,なんらかの実績を残したりすると,こういった形でボーナスが届くようだ
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というわけで,武将も手に入れたことだしいざ戦いに出る。このマップで出撃するエピソードを選んで敵軍と戦う。これは第1章「黄巾の乱」を少し進めた状態の画面だ
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戦闘については後述するが,プレイヤーはまず武将(≒部隊)の配置を決める。現時点で武将は先ほど入手した青年呂布しかいないので1体だけ
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ほかのプレイヤーのキャラクターを“借りる”形となる「援軍」を選んで
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開戦。戦闘はクォータービューで,画面だけ見ればRTSのような雰囲気だ。武将がスキルなどを発動するとかっちょいいカットインも入る
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勝利すると
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戦闘のボーナスとしてカードを1枚入手できる。もちろんカードの入手方法はほかにもあるが,まあ戦闘ごとに少なくとも1枚は手に入りますよということで
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で,街に戻ってNPCと話したりしつつ,次なる戦いをアンロックするのだ
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 第1章はチュートリアルの意味合いが強いが,基本的な流れはこれ以後も変わらない。上記のようなサイクルでストーリーが進んで行くと考えていいだろう。
 もちろん,ストーリーは三国志の史実に沿う形で流れていくうえ,場合によっては敵武将から急襲を受けることもある。戦いの合間には武将の強化や,フレンドとのコミュニケーションも行えるので,ストーリーを進める以外にも楽しみは多い。

玉かんざしを失ったとプレイヤーに助けを求めてくる献帝
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そしてこから本格的に,黄巾の首領である張角,張宝,張梁の三兄弟との戦いが始まるのだ
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戦闘はオート戦闘+リアルタイム指示

開戦前の準備で「戦う前に勝つ」べし


 さて,実際にプレイすると分かるが,本作のメインコンテンツは間違いなくその戦闘にある。たとえ開発者に「いや,違うんだけど……」と言われようと,筆者自身がそう感じたのだからしようがない。ここではそんな戦闘システムをもう少し詳しく見ていこう。

 前述のとおり本作の戦闘は,クォータービューの3Dマップで行う。街も含めて本作は基本的に3Dグラフィックスの作品だが,戦闘画面はとくにRTSのようなたたずまいで,スマートフォンのゲームという感じがあまりしない。

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 本作の戦闘は,実は基本的には自動で進む。戦闘に関する操作としてプレイヤーが行うのは,「武将の配置決め」「武将のスキル発動」(※)

※本作は武将≒部隊(武将カード自体がパラメータの一つとして“従える兵士の数”を持っている)なので,以降はすべて武将と呼ぶ

“兵士の一つのまとまり”が武将であると考えるといい
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 武将の配置決めは,(先ほど少しだけ配置画面をお見せしたが)実際にはあんな感じにはならない。プレイヤーはストーリーを進めるなかで少しずつ多くの武将を扱うようになり,配置できる武将が増えるためだ。

出陣する武将は,戦闘に入る前に選んでおく
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これが武将の配置画面。どの武将をどの相手にぶつけるかを思案して配置を決める
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 武将の配置で最も頭を使うべきは,武将の兵科である。本作には,槍兵,騎兵,弓兵という三つの兵科があり,兵科は三すくみの関係となっている。槍兵は騎兵に強く,騎兵は弓兵に強く,弓兵は槍兵に強い。武将を配置するときは,武将達が進撃するイメージを頭に浮かべて,相性の良い武将を敵武将に当てることが重要となるのだ。

武将カードの左上を見ると分かるが,カードには魏/呉/蜀/群のいずれかの所属勢力が設定されている。例えば「呉は優秀な弓兵が多い」といった形で,それぞれ特性を持っているわけだ
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 また武将は,兵科単位で「戦術」を「ランクアップ」することが可能。ランクアップすることで「特殊陣形」というものが使えるようになる。例えば騎兵の武将なら,最初のランクでは「直進」しかできなかったものが,途中で方向を変えて,敵の片側に突撃する,といったことが可能になる。
 つまり,兵科,陣形,これに武将の移動速度を考えて,武将の配置を決める必要があるのだ。ここがまさにプレイヤーの腕の見せどころであり,本作が高い“軍師感”を味わわせてくれる点と言えるだろう。

騎兵を「軽騎兵」にランクアップ。騎兵であるすべての武将のベース能力が大きく向上する
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兵科のランクアップによって新たな陣形も使用可能になる。騎兵は軽騎兵になったことで,「右突」「左突」が可能になった。攻めのバリエーションがグッと増すことが直感的に分かるだろう
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 一方,「武将のスキル発動」は,本作で唯一,戦闘中にプレイヤーが頭を使ってリアルタイムで行える操作だと考えてほしい。
 戦闘中,画面下部には「士気」というゲージが表示されており,士気は戦闘中少しずつ溜まっていく。このゲージを消費して,武将の持つスキルを発動できるという仕組みである。武将によって持つスキルは異なり,スキルによって消費する士気も異なるので,どのタイミングでどのスキルを発動するかは,勝敗を分ける重要な要素だ。

画面下部にあるのが士気ゲージ。ゲージが溜まってスキル発動可能状態になると,画面左の武将アイコンがキラキラと輝く。当該武将のアイコンをタップして,スキル発動ボタンを押せばスキルを使える仕組みだ
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スキルには,武将の武力(攻撃力)を高めるものや,敵武将のパラメータを下げるもの,味方武将の兵力(“従える兵士の数”にあたるパラメータ)を回復するものなどがある。敵味方の武将の移動速度を変化させるスキルもあるので,「武将の配置」段階でスキルの発動タイミングも考慮する必要があるだろう
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 最後に,戦闘中のリアルタイム操作で“頭を使わない”ものとして,「一騎打ち」にも触れておこう。
 自陣と敵陣の武将が1対1で戦うのが一騎打ちである(誰でも分かるが)。これは戦闘中にランダムで発生し,画面が突然,一騎打ち専用画面に遷移する。
 一騎打ちの操作は簡単で,相対する2人の武将の間にある太鼓をタタタタッとタップするだけ。相手より速く「斬」ゲージを溜めれば勝利となり,相手武将は(一騎打ちに関する特別なスキルを持っていない限り)戦場から離脱する。武将(繰り返すが,武将は兵力を持っている)を戦場から離脱させられるので,大きな兵力を有する敵武将を一刀のもとに斬り伏せることで,相手の兵力を一気に削ることが可能なのだ。

もちろん一気に削られることもありうるわけだが
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 一騎打ちはランダムで発生すると書いたが,武将が持つパッシブスキル(戦闘中,常時発動しているスキル)の中には,一騎打ちの発生確率を上げてくれるものもある。一騎打ち狙いの武将構成で戦闘に挑むのも,場合によってはありかもしれない。

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武将の強化要素を詳しく見てみる


 最後に武将についても触れておこう。
 この手のゲームを紹介するときは,まず最初に武将カードの育成やコレクションに言及することが多い。しかし本作は,いい意味でこなれたカード周りのシステムを持っているので,「武将をカードで管理する」タイプのゲームを遊んだことがある人は,それほど戸惑うことはないだろう。

 武将の持つレベル以外のパラメータは,武力,知力,兵力,戦力の四つ。武力は戦闘時の攻撃力,知力はスキルの効果に影響する数値,兵力は従える兵士の数のようなもの,戦力は当該武将の全体的な強さを表す数値であると考えるといいだろう。

我が軍で最も活躍している馬超さんの場合
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 武将を入手する方法としては,戦闘終了後のボーナス,ガチャなどが存在する。それとは別に,ストーリーの流れで突然仲間になる武将がいたりして,これがまたなかなか楽しい。

カードにはもちろんレアリティが設定されている。本作では「金」カードが最も高いレアリティらしい
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ガチャは7種類。1日5回無料で引ける「フリーガチャ」のほか,有料ポイントを使って高レアリティのカードを狙えるもの,魏/呉/蜀/群,いずれかの勢力に属するカードのみを狙えるものなどがある。なお,フリーガチャでも一定の確率で最高ランクのレア武将が獲得できるうえ,一定回数を引くことで必ず最高ランクのレア武将が手に入ったりもするという。つまり,たとえ有料ガチャにチャレンジしなくても,腰を据えてじっくり遊んでいるうちに,レア武将を手に入れられる仕組みになっているのだ
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 さて,武将の強化方法は,ゲーム内ポイントである「ソウル」を使ってレベルを上げるのが基本となるようだ。もちろんそのほかにも,同レアリティのカード3枚とソウルを消費して「ランクアップ」させたり,武将に「四聖石」を装着してパラメータを上げたりといった手段も用意されている。

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最も頻繁に入手できるソウルで,武将のレベルを上げる。これが基本。これだと思った武将はどんどんレベルアップすべし
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同レアリティのカード3枚とソウルを消費してランクアップすると,武将の能力が大きく底上げされる

 面白いのは「従者」という強化システムだ。
 本作の武将は,レベル15,25,35,45の各段階で,それぞれ「先鋒」「軍師」「副将」「侍女」と,最終的に4種類の従者を設定できるようになる。従者は手持ちの武将から選ぶ仕組みである。
 従者を付けてやるだけで武将の能力にボーナスが付くのだが,それ以外にも「特定の武将に特定の従者を設定する」ことで,「コンビ」としてボーナスを獲得できる点が本作の特徴だろう。

たとえば筆者の持っている魯粛は,諸葛亮や周瑜,孫権を従者に付けることで,それぞれの従者の効果が+25%となる
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 史実の主従関係と一致しているかどうかはさておき,縁のある武将同士を組み合わせることで武将がより高い能力を発揮するというのは,なかなか面白い。三国志に詳しくない人は,「なぜこの武将とこの武将がコンビに……」と疑問が湧いたところで実際に調べてみたりして,そのバックグラウンドを知るという楽しみ方もできそうだ。

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適度にシンプルで適度に複雑

だから繰り返し遊んでしまう


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 ここではとても紹介しきれないが,本作には,通常よりも高い難度のバトルに挑戦してより高い報酬を望める「精鋭ステージ」や,自分の土地を管理してソウルを集める「領地」システム,プレイヤー同士がPvPを楽しむ「競技場」など,さまざまなシステムが備えられている。

 一方で本作は,戦闘をメインコンテンツとしているため,「目の前の戦闘でいかに勝利するか」の1点に集中して,プレイヤーがそれぞれに目標を立てつつプレイできるタイトルでもある。「できることは多いが,目的は極めてシンプル」と説明すれば分かりやすいだろうか。戦闘をメインに(連勝していれば)ストーリーをぽんぽんと進めることも可能で,そのテンポの良さもリプレイ性を高めるのに一役買っているようだ。

 三国魂は正式サービスがスタートしたばかり。本作はその戦闘部分の凝りようから,所持カードが少ない序盤からじっくり楽しめるタイトルであると断言できる。“軍師”というキーワードに少しでも反応した人は,ぜひ注目しておいてほしい。

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