イベント
横幅約2メートルの巨大コントローラでスーパーマリオをプレイ。「闘会議2016」発表会をレポート
本イベントに関する発表会はこれまでにも行われてきたが,開催を10日後に控えた今回は,各種ブースの新情報発表に加え,闘会議会場で行われる企画の先行体験も行われた,発表会の模様をお伝えしよう。
関連記事:
・賞金・賞品総額1億円超のゲーム大会「闘会議GP」など,の企画内容が明らかに
・体感型ブースや人気アーティストが多数登場。ゲームの祭典「闘会議 2016」の詳細情報が明かされた,発表会の模様をレポート
発表会の様子はニコニコ生放送で配信されていたが,会場では配信開始前に,当日会場で実施される企画の体験会が行われた。まずはこちらから紹介しよう。
ここで体験できたのは「巨大コントローラー」「VRラジコン戦車バトル」「マイクラ大運動会」「マリオメーカー あそぶ王決定戦」の4つだ。
●「巨大コントローラー」
ひときわ存在感を放っていたのが,横幅約2メールというサイズでファミリーコンピュータのコントローラを再現した「巨大コントローラー」だ。会場では,これを使って「スーパーマリオブラザーズ」をプレイすることもできた。
筆者も挑戦してみたが,両手を広げても十字キーの左と,Aボタンを同時に触ることができないという感じで,予想していたとはいえプレイには苦戦した。ラグはないが,ボタンの“遊び”が大きいため,気持ち早めに押す必要がある。
しかし,形状や質感は見事に再現されており,1人でも操作できないことはないので,ぜひ挑戦してみてほしい。
●マイクラ大運動会
「Minecraft」の有名プレイヤーが同作の中で作成した,さまざまなゲームがプレイできる「マイクラ大運動会」。体験会ではその中の1作品「ゾンビゴルフ」をプレイできた。
これはゾンビをゴルフボールに見立てて,ホールの中に放り込む4vs4のチーム対戦型ゲームだ。“ゴルフ”とはいってもクラブで弾き飛ばすのではなく,プレイヤーがゾンビを誘導してホールに落とさねばならない。もちろんゾンビはプレイヤーめがけて襲い掛かってくるうえ,ゾンビを落とした後には近くのボタンを操作して“ロック”する必要がある。
こんな感じで手順が多いため,ゾンビをホールまで誘導する役と,ホールに落ちたゾンビを閉じ込める役といったように,基本的には2人1組で行動することになる。勝利条件は「より多くのホールにゾンビを入れること」なので,チームの連携力が大切だ。横に座るプレイヤーと声をかけ合いながら遊んでみよう。
●スーパーマリオメーカー あそぶ王決定戦
こちらは「スーパーマリオメーカー」を用いたタイムアタックだ。4人のプレイヤーが同じステージに挑戦し,もっともいいタイムを叩きだしたプレイヤーが勝利となる。
体験会では既存のコースをプレイする形になっていたが,当日はオリジナルコースのコンテスト「つくる王決定戦」に応募されたコースが使用される予定だ。
初見のコースをプレイすることになるため,事前に“予習”してきたプレイヤーが大差をつけて勝つようなことはまずなさそうだ。ゲームオーバーは発生しないので,何度も挑戦できるのが嬉しいところ。初心者でも気軽に参加できるので,あまり気負うことなく挑戦してみよう。
●VRラジコン戦車バトル
「VRラジコン戦車バトル」は,1/24ラジコン戦車にカメラを装着し,その映像をVRヘッドマウントディスプレイで観ながら戦う“リアル戦車FPS”だ。
使用されるラジコン戦車は,国産の第四世代MTB(主力戦車)「10式戦車」と,アメリカ軍の同世代MTB「M1A1エイブラムス」で,発射するのは徹甲弾ではなく赤外線レーザー。戦場を走り回り,主砲(レーザー)を対戦相手の車体に6回ヒットさせれば勝利となる。
車体の移動や攻撃はプロポ,カメラの視点は自分の首を振って操作するという感じで,慣れるまで少々時間がかかったが,障害物をうまく使って相手の背後を取ったりといったこともできた。臨場感は圧倒的だったが,闘会議では戦場ジオラマの中で戦えるとのことで,さらにそれが高まりそうだ。
使用されていたVRヘッドマウントディプレイは「Gear VR」。「Oculus Rift」のOculus社が,Samsung Electronicsと共同で開発したもので,GALAXYシリーズなどのスマートフォンをはめこんで使う |
発表会では,ゲストとして元傭兵のテレンス・リー氏も登場。対戦を楽しんだ後に「これは欲しくなるね!」と,楽しそうに語っていた |
体験会に続いて,発表会で明らかになった情報をお伝えしよう。ここで登壇したのは,夏野 剛氏,中野 真氏,奥井晶久氏の3名だ。
左から順に,ドワンゴ取締役の夏野 剛氏,同じくドワンゴの中野 真氏,奥井晶久氏 |
「Minecraft」で作成された会場マップに合わせて情報が紹介された |
まず紹介されたのは,ゲームメーカーなどのステージイベントの時間帯と,追加出演者に関する情報だ。コーエーテクモゲームス,カプコン,レベルファイブなどが,自社タイトルの新情報発表やゲーム実況などを行う。
続いて,ニコニコ関連のイベントと連動するスマートフォン向けアプリ「niconico event+」の紹介も行われた。
近くにいる人のコメントがニコニコの映像に表示される「現地コメント」,付近のブース情報がスマホに届く「プッシュ通知」,会場の「混雑度表示」といった機能があり,これがあればよりイベントを楽しめそうだ。
配信はすでに開始されており,発表会の会場でも使用できた。会場に向かう人は事前にインストールしておこう。
さらに,全ブースの企画進行状況を一覧できるタイムテーブルが発表された。こちらは闘会議の公式サイトでも確認できる。
発表会の最後には,以前から開催が告知されていた「ニコニコ超会議 2016」の第1回発表会が,2月17日に実施予定であることが明らかにされた。観覧募集も始まっているので,興味のある人は応募してみよう。
闘会議2016公式サイト
- 関連タイトル:
スーパーマリオメーカー
- この記事のURL:
(C)2015 Nintendo