「スーパーマリオメーカー」が「ニコぶくろ夏フェスタ フィナーレ」にプレイアブル出展。オリジナルコース作りを一足早く体験できる

ニコぶくろ夏フェスタ フィナーレの会場は，東京の池袋にあるニコニコ本社

　任天堂が2015年9月10日に発売を予定しているWii U用ソフト「スーパーマリオメーカー」が，本日（2015年8月29日）から明日30日まで開催されるイベント「ニコぶくろ夏フェスタ フィナーレ」に出展されている。

　このイベントは2015年7月2日から8月30日まで開催の「ニコぶくろ夏フェスタ2015」のファイナルを飾る形で開催され，ニコニコで人気の踊り手やゲーム実況主などをゲストに呼んでの生中継や，来場者参加型の企画が催されている。
　スーパーマリオメーカーは，ゲーム実況生中継で使用されるほか，来場者がプレイすることも可能となっている。

　本稿ではスーパーマリオメーカーの簡単なプレイレポートを，イベント初日の模様とあわせて紹介しよう。

ステージイベント等の観覧は先着順，体験イベント等は整理券が発行される。詳しくは会場スタッフに確認してみよう

人気の踊り手がダンスを披露する「踊ってみたショー」は，開始直後から大盛り上がり

ダンボールハウス「だんぼっち」を使った1人用カラオケ「お1人様カラオケinだんぼっち」は，整理券制で参加可能

地下1階のサテライトスタジオでは，「ニコラジ」を放送中。当日はX4のみなさんやD-BOYSの俳優さんたちも登場した

　スーパーマリオメーカーの体験コーナーは，「スーパーマリオメーカー神社」として設置され，プレイの模様はニコニコ生放送にて生中継された。かたわらには巫女さんの姿をした，モデルの碧井エリさんや結さんがアシスタントとして参加者をサポート。


　出展されていたソフトは，製品版とほぼ同じ仕様のもので，「あそぶ」モードに収録された12のコースをプレイしたり，「つくる」モードでコースをエディットしたりといったことが可能となっていた。

　「あそぶ」モードの収録コースはかなりバラエティに富んでいて，頭の上にパックンフラワーが生えたクリボー（つまり踏めない）が登場したり，凄まじい数のファイアバーが待ちかまえていたり，壁キックを自在に使いこなさないとクリアができないような場所があったりと，これまでのシリーズ作品ではあまり見たことのない，独自の仕掛けが施されていた。これらを遊ぶだけでも十分楽しめそうだが，発売後は世界中のプレイヤーがインターネットを経由して投稿したコースをプレイできるようになるので，楽しみはさらに増えるだろう。

　一方の「つくる」モードは，Wii U GamePadの画面を使って行える。TVの画面にも同様の画面が映っているが，タッチでエディットしているときは，画面に手のグラフィックスが表示されるという演出がほどこされていた。
　作ること自体は非常に簡単で，画面上にあるパーツを選択して配置していくだけでいい。2〜3画面ぶんの短いコースなら，数十分で作ることができるだろう。画面左下にある「あそぶ」をタッチするとその場ですぐにテストプレイができるのも好印象だ。

こちらはニコ生で中継された制作中のゲーム画面。上のアイコンからパーツを選んで，画面にはめ込んでいく

スーパーマリオブラザーズ3なら，パーツはこれだけある。なんとラスボスのクッパも配置できる

「あそぶ」をタッチすると，すぐにテストプレイへ入れる。難度を確認しながら作れるわけだ

「シーンスキン」で，シリーズ内のシーンも選べる。強制スクロールするかどうかも設定可能だ

　また，このときに「ゲームスキン」を変更すれば，コースを構成するパーツの配置はそのままに，「スーパーマリオブラザーズ」「スーパーマリオブラザーズ3」「スーパーマリオワールド」「ニュー・スーパーマリオブラザーズU」の4作品のコースに切り替えが可能だ。選んだゲームスキンによって，マリオのアクションも各作品に準じたものになるので，作品に合わせたステージを作るのも楽しくなりそうだ。

　イベント初日の会場では，ゲーム実況主の茸(たけ)さん，hakaseさん，えふやんさんによる，「自由研究スーパーマリオメーカー」のステージも行われ，ここでエディットされたステージが，30日にスーパーマリオメーカー神社のコーナーでプレイできる。
　9月5日から店頭体験会も開催されるが，一足早く触ってみたいという人は，30日にニコニコ本社へ足を運んでみてはどうだろうか。

オリジナルコース製作に挑んだ実況主の3人。難しくすることは簡単だが，コースを投稿するには，作った本人が一度クリアする必要がある

「スーパーマリオメーカー」公式サイト