暗礁に乗り上げたゾンビアクション「Dead Island 2」。Deep SilverがYager Developmentとの開発委託契約を解消

　ドイツに拠点を置くパブリッシャのDeep Silverは，ゾンビアクションゲーム「Dead Island 2」（PC / PS4 / Xbox One）の開発を委託していたYager Developmentとの契約を解消したことを公式Twitterにてアナウンスした。
　本作は当初2015年春の発売を目指して開発されていたが，4月に2016年への発売日延期が発表されていた。


　Deep Silverの公式声明は以下の通り。

　「我々Deep Silverは，Dead Islandファンの皆さんが注目に値する続編を制作しようと努力を重ねています。内部協議を重ねた結果，開発パートナーだったYager Developmentとの契約を解除する決定いたしましたことを報告します。我々の意図するDead Island 2に生命が与えられるよう，今後も制作を続け，いずれ皆様と新しい情報を共有できるよう邁進いたします。」

　声明文にもあるように，Deep Silverとしては同作の開発を継続していく意向であるようだが，現在のプロジェクトを引き継ぐ形になるのか，まったく異なるゲームとして再出発するのかは不明。いずれにせよ，ファンはしばらく辛抱が必要になりそうだ。

　Deep Silverは，2014年にCrytek UKの資産と人員を買収する形で，ヨーロッパにおける開発拠点となるDambuster Studiosを設立。2015年3月には，しばらく音沙汰が無かった「Homefront: The Revolution」（PC / PS4 / Xbox One）が，このDambuster Studiosから2016年中にリリースされることが発表されるなど，開発体制の再編が行われている模様だ。

「Dead Island 2」公式サイト