プレイレポート
「レインボーシックス シージ」新シーズン“Solar Raid”先行インプレッション。新オペレーター,クロスプレイ,「NieR」コラボなど盛りだくさん
今回は実装に先立ち,メディアやインフルエンサー向けに開催された先行体験会にて,テスト版をプレイすることができたので,その情報をお届けしたい。なお,本稿の内容はライブサーバーへ実装される仕様とは異なる可能性がある。その点をご了承いただければ幸いだ。
敵の電子機器を探知する新オペレーター「SOLIS」
・SOLIS
防衛側オペレーター
スピード2,体力2
メインウェポン:P90,ITA12L
サブウェポン:SMG-11
汎用型ガジェット:インパクトグレネード,防弾カメラ
固有ガジェット:SPEC-IOエレクトロセンサー
固有ガジェットとなるSPEC-IOエレクトロセンサーは,SOLISの外観上の特徴でもあるゴーグル型のディスプレイと,装着された羽のような形状を持ったデバイス,左手に装着された制御装置によって構成されている。単刀直入に言えば,その能力は“防衛版IQ”と呼べるものだ。
起動すると画面上にエフェクトがかかり,視界内に入っている“動作中の電子機器”(詳細は後述)をアイコンで特定して探知する。範囲は約15mで,壁やスモークなどの障害物を貫通して探知可能だ。起動には時間制限があり,連続での使用時間は約20秒。WARDENのグランススマートグラスのようにリチャージ式で,使用していない間はリチャージが行われる。
動作中にスキャンを行うと,SOLISが探知している敵ガジェットを味方にPINGで共有が可能だ。このスキャンには制限があり,味方に共有できるガジェットは最大5つまでとなる。5つ以上同時に探知していた場合,SOLISの現在地により近いガジェットから優先してスキャン,PINGされる仕様になっている。
先に記したが「動作中の電子機器」というのがポイントで,
・動作中のドローン(ショックドローン,ラテロ含む),またガジェット操作中のオペレーター(手元の端末が電子ガジェット扱いになり探知される)
・ブリーチングチャージ系ガジェット(遠隔起動,もしくは自律起動するもの。使用時だけでなく,構えるだけで探知される)
・「使用時に起動させる,起動させ続ける」タイプの電子機器を用いたガジェット(使用時,もしくは使用時間中は探知対象となる)
・設置中のガジェット各種(クレイモア,エアジャブなど,敵の接近を電子的に検知し,アクティブに動作するもの。アーガスカメラのように遠隔で操作するもの)
・G52タクティカルシールド(フラッシュ起動時だけでなく,構えているだけで探知される)
など,対象は多岐に渡る。逆に,動作していないドローン,タクティカルクロスボウ,トラックススティンガー,SURIトーチなどのように,電子機器だが動作中ではないもの,動作原理に電子機器が含まれていないものは一切探知ができない。
「効果時間に制限がある」「使用中はハンドガンを含め,武器が使用できなくなる」「探知範囲は約15m」「EMPグレネードの効果範囲内にいた場合,動作が中断する」(防衛側だからという理由だが)など,IQのRED MK IIIに劣る部分もあるが,スキャンでまとめて情報を味方に共有したりと,SOLISならではのアドバンテージも大きい。今後,どのように使用されるかを含め,非常に好奇心をそそられるオペレーターだ。
新マップ「NIGHTHAVEN LABS」
新たなマップ「NIGHTHAVEN LABS」が実装される。モダンかつインダストリアルな外観が特徴的な本マップは,地下1階,地上2階の計3階構造だ。建物の規模としてはコンパクトながら,多くの突入ルートと,マップ内に階段が5つ存在する入り組んだ構造である。イースターエッグ的要素もあるので,ぜひ探索してみよう。また,プレイヤーに新マップに慣れてもらうため,本シーズン中はランク,アンランクで「NIGHTHAVEN LABS」はマップBANが行えないとのこと。
■新たなスクアッド「GHOSTEYES」
「WOLFGUARD」「NIGHTHAVEN」に続く新たなスクアッド「GHOSTEYES」が登場。CAVEIRAをリーダーとし,ZERO,MAVERICK,NØKK,ZOFIA,GLAZ,IANA,FLORES,VIGIL,LESION,VALKYRIE,WARDEN,MOZZIE,SOLISからなる,機密,インテル,ステルスに特化したオペレーターが所属する。今後の展開に期待したい。
■「NieR:Automata」とのコラボにより“2B IANA”が登場
先だって情報が公開されており,ゲームクリエイターのヨコオタロウ氏も反応(関連リンク)を見せていたMAVERICK レプリカントセットに続き,UNIT DESIGNATION IANAセット(原文表記)が登場予定。
外観は明らかにヨルハ二号B型を彷彿とさせており,ヨコオ氏の言葉を借りるなら「なぜ現代の戦場に呼ばれたのか分からない」だが,正直,心が躍るプレイヤーも多いはず。先に登場している「龍が如く」コラボレーションと合わせ,“桐生一馬vs2B”という異色の戦闘が見られるかもしれないと思うと,なんだかほっこりしてしまうのは筆者だけではないはずだ。今後のコラボレーションにも注目が集まる。
■オペレーターのバランス調整
全体的なオペレーターのスピードと体力が調整されている様子が確認できた。先行ビルドで確認できたのは以下の通り。
・SLEDGE
スピード1,体力3に変更
・THATCHER
スピード1,体力3に変更
・ZOFIA
スピード1,体力3に変更
・DOKKAEBI
スピード3,体力1に変更
・ZERO
スピード3,体力1に変更
・OSA
スピード1,体力3に変更
・SENS
スピード3,体力1に変更
・MUTE
スピード1,体力3に変更
・ECHO
スピード2,体力2に変更
・ELA
スピード2,体力2に変更
・MELUSI
スピード1,体力3に変更
・ARUNI
スピード1,体力3に変更
■ADS時の挙動がすべてのオペレーターで統一
すべてのオペレーターにおいて,ADS時の移動速度が従来の体力3オペレーターと同一のスピードに統一される。これはスピード3のオペレーターが突出して有利にならないようにする目的があるという。通常時の移動速度は従来と変わらず,オペレーターごとのスピードが維持される。
■クロスプレイ,クロスプログレッション機能が実装
従来のマルチプレイはプラットフォームごとに分けられていたが,新シーズンより,コンソール版はコンソール版(PS版やXbox版)同士,PC版はPC版(Luna版含む)でのクロスプレイが可能になる。異なるプラットフォーム間でのボイスチャットも使用可能で,本機能の実装により,マッチメイキング時間が短縮される予定とのことだ。なお,クロスプレイを行いたくない場合は,無効化の設定が可能。
※2022/11/24 13:30:クロスプレイに関して誤った情報を掲載しておりました。訂正してお詫びいたします。
また,クロスプログレッション機能(アカウント共有機能)が追加され,すべてのプラットフォームを共通のデータでプレイすることが可能になる。共有されるのはアルファパック,解放済みのオペレーター,スキン,R6クレジット,名声ポイントなどで,各プラットフォームごとのランク,ゲーム内設定は維持されるとのことだ。本作に限らず,様々なタイトルでコミュニティから要望が多く寄せられる機能だが,満を持しての実装となる。
■ランクシステムが一新され「RANKED 2.0」に
現在のMMRによるランクではなく,マッチ終了時に与えられるランクポイントによってランクが変動するシステムに変更。それぞれのランクは5段階に分けられており,1段階が100ランクポイントとなる。また,PLATINUMとDIAMONDの間にEMERALDという新たなランクが新設されることで,CHAMPIONを含め,計8ランクとなった。また,フレンドとプレイできるようにパーティのMMR制限がなくなるとのこと。
■バトルパス進行方法の変更
従来のレベル制ではなく,より自分が欲しいリワードを優先的に獲得できるように,いくつかの進行ルートの中から任意で選択できるようになった。もちろんすべてのリワードを獲得できる。
■ドローンスキンの追加
ドローンスキンが実装される。本シーズンではバトルパスのリワードに含まれているが,将来的にはイベントのリワードや,ストアでの登場(販売)も予定しているという。
■プレイヤー評価システムのアップデート
自身のゲーム内の行動によって記録される,プレイヤー評価が可視化されるシステムが導入される。これは「DISHONORABLE」「DISRUPTIVE」「RESPECTABLE」「ESTEEMED」「EXEMPLARY」の5段階に分けられており,他のプレイヤーからは閲覧ができない(その逆も然り)。将来的(Year8以降)には評価の高いプレイヤーに対してのリワード贈与や,逆に評価が低い場合はペナルティなどを課す可能性があるとのこと。
この他にも
・準備フェーズ中のフレンドリーファイアの無効化(壁の破壊などでの事故を防止する目的。カスタムゲームなどではオプションで有効化も可能)
・ファイアモードを切り替え可能なガジェットにおいて,ガジェットを装備しなくてもファイアモード切り替えが可能に
・ディフューザーを所持していなくても爆弾の位置が常時表示されるように
・ドローン(固有ガジェットを含むすべてのドローン)が斜め移動をする場合でも減速しないように
・射撃演習場での記録を閲覧可能に(異なるアタッチメントの結果を比較できる)
・チームカラーがガジェット(ガジェット動作中の発光やレーザーサイト)にも適応されるようになる。カラーはいつでも変更が可能。Year8では更に機能を充実させる予定
・シーズン後半でコントローラ用の詳細なエイム感度オプションが登場予定
・セキュリティシステム(アンチチート)のアップデート
といったアップデートを予定しているとのこと。詳細は公式のアナウンスを待ってもらいたいが,全体的な雰囲気は掴んでいただけたと思う。今後の続報にも注目してもらいたい。
「レインボーシックス シージ」公式サイト
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(C)2015 Ubisoft Entertainment. All Rights Reserved. Tom Clancy’s, Rainbow Six, The Soldier Icon, Ubisoft and the Ubisoft logo are trademarks of Ubisoft Entertainment in the U.S. and/or other countries.
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