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「レインボーシックス シージ」Year7 Season3“Btutal Swarm”先行インプレッション。機械の蜂を駆使して敵を見つけ出す“GRIM”が参戦
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印刷2022/08/22 20:30

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「レインボーシックス シージ」Year7 Season3“Btutal Swarm”先行インプレッション。機械の蜂を駆使して敵を見つけ出す“GRIM”が参戦

 ユービーアイソフトは本日(2022年8月22日),同社が販売中のFPS「レインボーシックス シージ」PC / PS5 / Xbox Series X / PS4 / Xbox One)の次期アップデートとなるYear7 Season3「Brutal Swarm」の情報を公開した。本シーズンでは新オペレーター「GRIM」追加のほか,銃器関係,オペレーターバランス調整など,各種アップデートが行われる。テストサーバーオープンは8月23日,シーズンローンチは9月7日の予定だ。


 今回は実装に先立ち,メディアやインフルエンサー向けに開催された先行体験会にて,テスト版をプレイすることができたので,その情報をお届けしたい。なお,本稿の内容はすべて,ライブサーバーへ実装される仕様とは異なる可能性がある。その点をご了承いただければ幸いだ。

画像集#001のサムネイル/「レインボーシックス シージ」Year7 Season3“Btutal Swarm”先行インプレッション。機械の蜂を駆使して敵を見つけ出す“GRIM”が参戦

セキュリティ,インテリジェンス,サバイバルのスペシャリスト「GRIM」


画像集#002のサムネイル/「レインボーシックス シージ」Year7 Season3“Btutal Swarm”先行インプレッション。機械の蜂を駆使して敵を見つけ出す“GRIM”が参戦
・GRIM
攻撃側オペレーター
スピード3,体力1
メインウェポン:552 COMMANDO,SG-CQB
サブウェポン:P229
汎用型ガジェット:ブリーチングチャージ,クレイモア
固有ガジェット:カワンハイヴランチャー(弾数5,撃ちきり式でリロードなし)

画像集#003のサムネイル/「レインボーシックス シージ」Year7 Season3“Btutal Swarm”先行インプレッション。機械の蜂を駆使して敵を見つけ出す“GRIM”が参戦

画像集#004のサムネイル/「レインボーシックス シージ」Year7 Season3“Btutal Swarm”先行インプレッション。機械の蜂を駆使して敵を見つけ出す“GRIM”が参戦
 「Brutal Swarm」にて登場するGRIMは,SENSに続く攻撃側オペレーターとして追加される。シンガポール出身の彼の本名はチャーリー・ソー・ケン・ブーン。メインウェポンにはIQが所持している552 COMMANDOと,GIGNのメンバーが装備可能だったSG-CQBを携行可能。スピード3のオペレーターということもあり,アグレッシブに動ける。

 GRIMが持つ固有ガジェットの「カワンハイヴランチャー」はロケットランチャーのような外見をしているが,致死性の弾頭ではなく,索敵能力のある小型ボットを放つキャニスターが撃ち出される。発射後,着弾すると(床はそのまま着弾地点に,壁などに撃ち込むと着弾地点から床に落下して動作する)キャニスターが割れ,そこから半径2mほどに小型ボットが展開。約7秒〜8秒程度滞留する。
 有効範囲内に防衛側オペレーターが存在した場合,アリバイやジャッカルのトラッキングと同じようにピンを表示する。ただし,このピンは他のオペレーターのものと異なり,リアルタイムで追跡が行われるという特徴がある(リワークが入る以前のLIONのEE-ONEドローン,そのピン版だと考えてもらえば分かりやすいと思う)。検知後,防衛側オペレーターが有効範囲から離れた場合は,間隔を開けて3回ピンが打たれる(こちらはJACKALのアイノックスのようなピンに近い)。また,検知した防衛側オペレーターの視界をボットが妨害するという効果もある。
 余談だが,集合体や虫が苦手なプレイヤーは精神を削られるかもしれない(体験会でも「これはシージ初の精神攻撃ガジェットだ」とか「画面を直視できない」といった声が上がったほどである)。

コンセプトアートの一部。ベテランの軍人というコンセプトでデザインが行われたという
画像集#005のサムネイル/「レインボーシックス シージ」Year7 Season3“Btutal Swarm”先行インプレッション。機械の蜂を駆使して敵を見つけ出す“GRIM”が参戦

着弾地点を中心にボットが展開される
画像集#006のサムネイル/「レインボーシックス シージ」Year7 Season3“Btutal Swarm”先行インプレッション。機械の蜂を駆使して敵を見つけ出す“GRIM”が参戦

検知されたオペレーターは画面に警告が表示され,同時に視界の妨害効果も生じる(小刻みに動くのでかなり鬱陶しい。気が散ってしまう場面もあるだろう)
画像集#007のサムネイル/「レインボーシックス シージ」Year7 Season3“Btutal Swarm”先行インプレッション。機械の蜂を駆使して敵を見つけ出す“GRIM”が参戦

追跡中のオペレーターの周囲はボットが取り囲む
画像集#008のサムネイル/「レインボーシックス シージ」Year7 Season3“Btutal Swarm”先行インプレッション。機械の蜂を駆使して敵を見つけ出す“GRIM”が参戦

 アンチピックとなるのは

・JAGERのアクティブディフェンス(キャニスターを迎撃し,直接破壊できる)
・WAMAIのMAG-NETシステム(キャニスターは破壊できないが,狙った場所に撃ち込まれることを防ぐ)
・MUTEのシグナルディスラプター(効果範囲内ではキャニスターが展開しない。また,検知された後でも,効果範囲内に入ることで3回のピンを即座にキャンセルできる)
・ARUNIのスーリヤゲート(展開状態のゲートにキャニスターが接触すると破壊される)
・BANDITのショックワイヤー,KAIDのRTILAエレクトロクロウ(帯電している場所にキャニスターが触れると破壊される)
・爆発物系ガジェット(キャニスター着弾後の展開前は爆発物で破壊できる)

 といったところで,大方の「投擲物系ガジェット」「電子系ガジェット」と共通の仕様だ。

 LIONのEE-ONE-D,YINGのカンデラといったガジェットとの組み合わせは非常に強力そうであるし,単独,セットプレーを問わない「任意のエリアをワンクリックで索敵できる」という利便性はなかなかのものだろう。スピード3のオペレーターかつ,メインウェポンに552 COMMANDOを携行可能であり,オペレーター自体の戦闘力も高いため,シーンにどのような影響を与えるのか注目していきたい。


銃器周りの大幅なアップデート


 PC版のみとなるが,新しいリコイルシステムが導入される。まず,垂直反動がほぼすべての武器(アサルトライフル,サブマシンガン,ライトマシンガン,マシンピストル)で見直され,武器のパワーレベルと一致するように変更が行われた。これに加えて,「連射中に垂直及び水平方向の反動が段階的に増加する」という仕様に変更される。
 特に大容量のマガジンを備えた武器には4段階の反動があり,制御が非常に困難だった。コミュニティやプロシーンでも話題に上がっている「LMGメタ」を念頭にした調整と思われる。

 PC版のシステム一新と合わせ,コンソール版でのリコイルは,従来の「PC版をベースにした反動」から「コンソール版専用のリコイル」へと変更がされる。このアプローチにより,PC版とは反動を別に調整できるようになるため,コンソールのニーズに合わせた調整が可能になるとのことだ。

 また,「拡張型バレル」「マズルブレーキ」「コンペンセイター」「レーザーサイト」「アングルグリップ」といったアタッチメントが,より多くの武器に装着可能になる。あくまで一例だが,416-Cにアングルグリップ,MP7に拡張型バレルが装着可能になっていた。また,バランス調整やゲーム体験向上の一環で倍率サイトの追加や削除も行われている。

 そして,現状アタッチメントの中でもあまり装着されることがない「サプレッサー」だが,Y7S3では注目を浴びることになるかもしれない。従来のサプレッサーは「発射音を減少(その他諸々)させる代償としてダメージが下がる」というものだったが,このダメージ減少が一律で削除され,メリットのみを与えるようになった。
 しかし,PC版は新たなリコイルシステムにより武器の反動は基本的に増加しており,反動軽減効果がない(と思われる)サプレッサーが完全に主流となるかは疑問符がつく。ただ,ダメージが下がるという理由で選択肢に入れにくかったサプレッサーが運用しやすくなったことは事実であり,少なからず環境に影響を与えることは間違いないだろう。


新ガジェット「EMPインパクトグレネード」が追加


 攻撃側オペレーターの新たなサブガジェットとして「EMPインパクトグレネード」が追加される。防衛側が所持するインパクトグレネードに性質が近く,着弾後即起爆という特徴も共通だが,爆発範囲にオペレーターへのダメージはなく,ThatcherのEMPグレネードのように電子機器を停止させる効果を持つ。効果範囲は1.8mと狭く,効果時間も9秒と短めだが,即爆発という特徴は差別化を図れる点だ。所持数は2個となっている。BLACKBEARD,MONTAGNE,DOKKAEBI,NOKK,GRIDLOCK,SLEDGE,LION,OSAが所持できるようだ。

使用感は従来のインパクトグレネードと変わらない
画像集#009のサムネイル/「レインボーシックス シージ」Year7 Season3“Btutal Swarm”先行インプレッション。機械の蜂を駆使して敵を見つけ出す“GRIM”が参戦

効果範囲が小さいため,しっかりと狙って投げる必要がある。効果的な運用には情報収集も重要になってくるだろう
画像集#010のサムネイル/「レインボーシックス シージ」Year7 Season3“Btutal Swarm”先行インプレッション。機械の蜂を駆使して敵を見つけ出す“GRIM”が参戦

■オペレーターの調整

・THATCHER
 EMPグレネードの効果範囲が6mから4.4mに減少。
 EMPグレネードの効果時間が15秒から10秒へと減少。
 EMPグレネードのVFX(爆発した際のビジュアル)がアップデート。

・KALI
 LV EL(低速爆薬ランス)の所持数が3つから4つへ。
 CSRX 300のリコイルが減少。

・FUZE
 クラスターチャージが壁を貫通する際の所要時間が3秒から2秒へ変更。
 射出されたペレットの視認性が向上。
 スモークグレネードを追加。

・GLAZ
 クレイモアが追加。

・CAPITAO
 Gonne-6が追加。

・BUCK
 Gonne-6追加。

・IANA
 Gonne-6が削除。

・FINKA
 フラググレネードがスモークグレネードへ変更。

・MAVERICK
 フラググレネードがスタングレネードへ変更。

・ROOK(シーズン半ばで実装予定)
 アーマープレート装着時,ダウン状態から体力20で復帰できるように(旧ZOFIAの固有能力だったダイハードと近いものになる)。

・DOKKAEBI(シーズン半ばで実装予定)
 ロジックボムがキルされたプレイヤーにも作用するように。

■「スタジアム」がマッププールに追加

画像集#011のサムネイル/「レインボーシックス シージ」Year7 Season3“Btutal Swarm”先行インプレッション。機械の蜂を駆使して敵を見つけ出す“GRIM”が参戦

 Road to S.I.のイベントで登場し,その後も期間限定でプレイが可能になっていた「スタジアム」が恒久的にマッププールへ追加される。コミュニティからの要望も多く,開発チームとしても「期間限定でのプレイにはもったいない」と感じていた経緯があり,実装されたとのことだ。

■「WOLF GUARD」に続く新たなスクアッド「NIGHT HAVEN」

画像集#012のサムネイル/「レインボーシックス シージ」Year7 Season3“Btutal Swarm”先行インプレッション。機械の蜂を駆使して敵を見つけ出す“GRIM”が参戦

 Y7S2にて登場した「WOLF GUARD」に続き,「NIGHT HAVEN / ナイトヘイヴン」が新たなスクアッドとして導入される。所属するオペレーターはIQ,SMOKE,PULSE,ELA,FINKA,KALI,WAMAI,ARUNI,ACE,OSA,そしてセキュリティーチーフであるGRIMだ。民間軍事会社であるナイトヘイヴンに特殊部隊のオペレーターが所属するということになるが,どのようなストーリー展開を見せるのだろうか。
 この他にも

・マップBANは従来の3マップから5マップが表示されるようになる。
・チートが疑われる場合,マッチリプレイから報告が可能に。
・プレミアムバトルパス所持者はショップのアイテムすべてを10%オフで購入可能。また,一定の条件下でフレンドにプレミアムバトルパスを贈ることが可能になる。
・評価システムのフェーズ2が追って実装予定。攻撃的な発言を繰り返したプレイヤーは一定期間チャット停止のペナルティが与えられる。

 といったアップデートを予定しているとのこと。詳細は公式のアナウンスを待ってもらいたいが,全体的な雰囲気は掴んでいただけたと思う。今後の続報にも注目していこう。

「レインボーシックス シージ」公式サイト

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