プレイレポート
「Halo 5:Guardians」の仕上がりを確認。マルチプレイβテストからブラッシュアップされた「Arena」モードを体験してきた
今回プレイできたのは,4人対4人のプレイヤーが対戦するマルチプレイモード「Arena」だ。ルールはいわゆるチームデスマッチにあたる「チームスレイヤー」で,「Empire」と「Fathom」という2種類のマップが選べるようになっていた。
Arenaといえば,昨年末から1月にかけて実施されたマルチプレイβテストでプレイ可能だったわけだが,あれからどこが変わったのか。その違いに焦点を当ててプレイレポートをお届けしよう。βテストのプレイレポートと合わせて,ご覧いただければと思う。
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「Halo 5:Guardians」公式サイト
まず,基本的なプレイフィールについてはβテストからあまり変わっていない印象だ。60fpsは堅持されており,対戦における快適性や気持ち良さにつながるゲームスピードにも違いは見られない。ただ,武器の配置や性能,マップのデザインなどの面では,よりフェアに遊べるように調整が施されたようだ。
そのなかでも顕著だったのが,βテストで猛威を振るった武器の一つであるハンドガン。βテスト時点では連射性能が抜群で,瞬時に5発当てて敵を倒せてしまうため,ほかの武器を手に入れる必要がないと思わせるほどだった。その点,今回のバージョンでは連射性能が下がっており,βテストであれば余裕で撃ち勝っていた状況でも倒されることがあった。
βテストにも登場したマップ Empireでは,テラス状に張り出している外周部にスポーンする武器が変更されている。βテストではスナイパーライフルだったが,Halo 5で新たに追加される「プラズマキャスター」に変わっており,βテストでよく見られた「スナイパーライフルを手に入れたチームが圧倒的に有利」という偏ったバランスが解消されるかもしれない。
また,DMRやバトルライフルといった通常の武器でも,配置場所や数が若干変更になっており,丁寧に調整されているという印象を受けた。
そのほか,チームスコアやマップの表示位置が変わり,それに伴い一部のテキストフォントや色が変更されている。非常に細かい部分だが,個人的には今回のバージョンのほうが好みだ。
もう一つのマップ Fathomは,中央付近に架かっている大きな橋にスナイパーライフルがスポーンする。そこでスナイパーライフルを手に入れると,広範囲を狙撃可能になるので,一方的な展開になりやすい。
その対策としては,橋の直下にスポーンするプラズマキャスターがある。橋の上に居座っているスナイパーを死角から砲撃できるため,形勢をひっくり返すチャンスが生まれそうだ。もちろん,上下とも敵に陣取られたら,かなり苦しくなるわけだが。
冒頭に述べたとおり,βテストから大きく変更されているというわけではないが,ブラッシュアップによって,完成度がさらに高められている。筆者がシリーズファンであることを差し引いても,直感的に「これ面白い」と思えるクオリティは特筆しておきたい。
βテストでは遊べなかった最大24人が参加できる「Warzone」も試してみたかったところだが,それについては発売日まで楽しみに待ちたいと思う。
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- Halo 5: Guardians 予約特典【リコン マークスマンライフル & クラッシュ マークスマンライフル スキン】 付
- ビデオゲーム
- 発売日:2015/10/29
- 価格:6040円(Yahoo)