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A列車で行こう9 Version3.0 プレミアム

A列車で行こう9 Version3.0 プレミアム
公式サイト http://www.a-train9.jp/premium/
発売元・開発元
発売日 2014/06/27
価格 5800円(税別)
ジャンル
レーティング
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その他
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このゲームの読者の評価
27
グラフ
読者レビューについて
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  • Pages: 1
  • 一番の課題は開発側の熱意 25
    • 投稿者:しなびぃ(男性/30代)
    • 投稿日:2015/04/17
    良い点
    ・「A列車で行こう」シリーズの中ではグラフィックは最も良い(遠景は綺麗)
    ・ダイヤグラム設定の自由度が高い(30倍速・60倍速)
    ・[ver3.0]線路敷設の自由度が上がり、駅の種類が追加された。
    ・[ver3.0]列車のカスタム編成機能によって、編成の自由度が上がった。
    悪い点
    ・チュートリアルが無く、初めてプレイする人は何をすればいいのか、どうすれば黒字経営に出来るのかがさっぱり分からない。

    ・シナリオ目標などはなく、ゲーム性はほぼ皆無に近い。

    ・「鉄道」を1つの主題に扱ったゲームでありながら、「SimCity4」などで見られるような乗客の指向性の概念は無い(乗客は例え行き先が更地であろうと隣の駅で全員降りる)

    ・道路にはプレイヤーのバス・トラック以外は一切車が走らず、人もいない。

    ・車両枠の数が最大でも100編成分で、マップの広さに対して編成数が圧倒的に足りていない(その傾向はversion2.0で1:1モードが実装されてからますます顕著になった)

    ・テクスチャ及びポリゴンの出来が悪い。特に車両のテクスチャに関しては2000年にPS2と同時に発売した「A列車で行こう6」以下であり、変なファイル圧縮の仕方をしているのか、劣化していて所々滲んでいる部分がある程に酷い。

    ・建物の大きさがバラバラ。特に比較的初期の建物が酷く、コンビニなどが40m四方と大きすぎる一方で、スタジアムや空港などは小さすぎてオブジェクトとしての巨大感が感じられない。

    ・道路のバリエーションが少ない。交差点の種類の少なさも然ることながら、片側二車線の大通りすらない。

    ・主に都市部の私鉄・地下鉄車両の収録数が少ない。

    ・列車の速度の大半は現実に即しておらず、理解に苦しむパラメーター設定が多い(一例として、中央線の「スーパーあずさ」は「あずさ」や一般の快速電車よりも遅い)

    ・樹木にすら設置上限があり、田舎を再現するのにも一苦労。

    ・サウンドは月初めに数分のBGMがループ無しでかかるくらいで、あとは基本的に無音であり、効果音以外は実質ないも同然。

    ・最も目立つはずの超高層ビルの種類が少なく、余程工夫しない限りはどの駅も似たような風景になりがち。

    ・ゲームの性質上長時間の作業がどうしても増えがちだが、UIの殆どがマウスに依拠しており、キーボードショートカットの類が極めて少なく不便。

    ・発売当時としては最高レベルのスペックを要求しておきながら、最適化が甘い。特に水面の処理が重く、水面があるだけでもfpsが大きく低下する。

    ・[ver3.0]カスタム車両の速度を自由に設定することが出来ない。にも関わらず、速度は先頭車両に依拠しているため、先頭車両だけリニアや新幹線にすれば通勤車両でも有り得ない速度で爆走する。

    ・[ver3.0]新たに追加された橋は長さも固定で、複数の橋を並べるにも不自然な隙間が出来る為に使いづらい。

    ・ハードとしての制約の多い3DS版で出来ていることが本作では全く活かされておらず、開発側が作るものとユーザーの求めるものとが乖離していると感じる部分が多い。
    総評
     評価はVersion3.0を含んだ、「A列車で行こう9」全体に対するものです。悪い点が目立ちますが、PS版の「A列車で行こう5」の頃からこのシリーズをプレイしていることもあり、これでもかなり甘めに採点しています。

     このゲームに関して総評するならば、開発スタッフのリサーチ不足の結果、迷走を続けていることと、「3DS版で出来ていることがPCで何故出来ないのか」に尽きます。3DS版のスタッフは鉄道に詳しくないにも関わらず、ユーザーの声を真摯に聞きそれを反映しています。しかし、PC版のスタッフにはそういった「良いゲームを作ろうとする姿勢」が全く感じられません。

     悪い点でも一部触れましたが、過去に公式のポータルサイトで「A列車で行こう3D」の要望が広く募集された際の要望を元に、3DS版において実装された内容は、大半はPC版においても言える内容でした。しかし、3DS版よりも後に発売されたこの「Version3.0」ではそれが全く活かされていなかったのです。同じ会社のゲームでありながらこの違いでは、開発同士の横の繋がりすら無いのではと疑ってしまいます。

     それでもこういった日本の風景を再現出来る都市経営シミュレーションは他に存在せず、ダイヤグラムの自由度に関しては屈指のものです。しかし、そういった良い部分を潰す形で、列車保有数の上限100編成という壁に嫌でもぶち当たります。ならば田舎を作れば良いと思っても、今度は樹木の設置上限が邪魔をします。PC媒体のソフトであるのだから、上限はユーザーのPCスペック次第ということにすれば解決する問題であるにも関わらず、何故上限を意図的に設定するのか、正直なところ理解に苦しみます。

     ゲームモードには一切期待せず、出来るだけ綺麗なグラフィックで、1万8000円近くのソフト代を払ってでも、マップコンストラクションを用いたジオラマ作成ソフトと割り切ってプレイできる方、もしくは複雑なダイヤグラムを組むことにやりがいを感じるという方は、このゲームを購入してもハマると思います。

     一方、初めてこのシリーズに手を出してみようという方には、悪い事は言わないので3DS版から始めることを強くオススメします。あちらには各マップにシナリオ目標もあり、チュートリアルから丁寧に解説してくれます。PC版の購入を検討するのはそれからでも決して遅くはないと私は思います。

     採点に関しては、ゲームモードを0点、マップコンストラクションモードにおけるジオラマ作成とダイヤ作成の自由度を20点。3DS版が好調であったことから今後の開発に対する若干の期待も込めて+5点の計25点とさせて頂きました。
    プレイ時間
    200時間以上
    グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム
    2 1 1 3 2
  • 肝心なところの詰めが甘い 30
    • 投稿者:AAR155(男性/40代)
    • 投稿日:2014/07/15
    良い点
    ・歴史的な名作である『A列車で行こう』の最新ヴァージョン。他の都市開発ゲーとは少し違った鉄道主体という昔から変わらない本シリーズの特徴をしっかり引き継いでいる点。

    ・影の描写が簡易的ではなく丁寧できれい。時間とともに変化する見た目には手間を惜しまなかった制作側のこだわりを感じる。

    ・電車の種類は豊富

    ・MAPが広大で遠方まで表示される奥行感

    悪い点
    ・このゲームの一大機能でもある車窓モードがとにかく酷い。電車や線路は平面にテクスチャを張り付けただけのようなPS1レベルのクオリティー。フリーソフトのトレインシミュでもここまでひどいものは探すのが難しく、Version3になってもこの点は変わらなかった。制作側の「あくまでもオマケ機能」として手抜きをしてる感じがぬぐえない。 鉄橋での線路表示はきれいだったり、追加されたSLは動く動輪にロッドと複雑な造形など別次元のクオリティーなのでやればできるはずなのですが…主題でもある鉄道をここまで手を抜くとは正直落胆の極みでした。早々にアップデートパッチなので更新されることを望みます。

    ・路線の交差などの設置の煩雑さ。

    ・他、上げたらきりがないが前作までの良い点をオミットしてしまい追加キットで再販する運営スタイルには疑問を感じる。
    総評
    20年ほど前のA3からこのシリーズに入りましたが、あの当時はPCゲームなんて全く流行ってもいないニッチな市場だったのに、よくまぁここまで手間をかけて作ったものだと感動したのを今でも覚えています。今となってはPCゲーム市場も大きく拡大していますが、A9からは昔のようにやれることをやるだけ詰め込んだような制作陣の意欲は全く感じられません。過去作で培ってきた良い点をあっさり切り捨て、後々追加キットで実装販売するスタイルを繰り返す点も良い印象は受けません。それでも買ってしまうのが人の性というか…

    A9販売当時のPCスペックでは細やかな表示や細かいモデリングは厳しかったとの判断だったのかもしれませんが、今現在となってはグラフィック的には『悪い』部類に入ってしまいます。遠影で見てる分には当然きれいには見えますが車窓モードなどは見るに堪えない前紀末のレベルで残念です。
    プレイ時間
    100〜200時間
    グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム
    1 3 3 3 4
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