プレイレポート
「テラリア」がスマートフォンに登場。タッチ操作をはじめ,最適化が図られたユーザーインタフェースなどのプレイフィールをレポート
スマートフォンの小さな画面でも
快適にプレイできるよう配慮された操作体系
スマートフォン版「テラリア」のもっとも大きな特徴は,タッチ操作をフィーチャーしたユーザーインタフェースである。画面左下のバーチャルパッドでプレイヤーキャラの移動やジャンプができ,画面右下のバーチャルパッドで剣やツルハシといった道具を使うことができる。なお,プレイヤーキャラの周辺をタッチすることでも道具が使用可能だ。
さらにセールスポイントとされているとおり,スマートフォン版では「扉が自動で開く」「キャラクターが段差を自動でジャンプする」といった機能が追加されており,シンプルな操作でスムーズな移動を実現しているところも見逃せない。
採掘や建築,アイテムの配置は,直接画面をタッチして場所を指定する。タッチした部分は拡大表示(虫眼鏡)されるようになっており,見当違いのところにアイテムを設置してしまい,イライラするようなことはほとんどないはずだ。
またピンチイン/ピンチアウト操作によって,表示画面の縮小拡大も可能だ。縮小は,現在どのくらい掘り進んでいるかなどのチェックに役立つので,かなり使う機会が多い。
その一方で,拡大表示(虫眼鏡)は,スマートフォンの小さな画面だといたずらに表示領域が狭くなるだけなので,個人的にはあまり使いどころがなかった。画面サイズの大きいタブレットでプレイすれば,また違った感想も出てくるかもしれないが。
手軽に遊べるスマートフォン版「テラリア」は
コツコツ遊ぶスタイルにピッタリ
スマートフォン版「テラリア」では,プレイヤーキャラを最大3体,ワールドは最大3つまで作成可能だ。ワールドはそれぞれマップの構成が異なり,作成したすべてのプレイヤーキャラで共有できる。
ゲームの進行は,ほかのプラットフォーム版と同じで,とくに決められた手順はない。とはいえ,だいたいのプレイヤーは,ゲームの開始地点付近で出会うガイドNPCのアドバイスにしたがって,まず拠点となる「家」を建てることになるだろう。
ただし,やみくもに建造物を作っても,一定の条件を満たさないと家としては認識されないことに注意しなければならない。その条件については,ガイドNPCが教えてくれるほか,素材の収集から家の建築までを体験できるチュートリアルが用意されているので,初心者であればスキップせず一度プレイしておくことをオススメする。
拠点となる家が完成したら,木の伐採や,鉱物の採掘,モンスターの討伐などを繰り返しながら素材を集めて,家を増築したり,よりよいアイテムを制作したりして,探索するエリアを広げていくことになる。地下へ地下へと潜っていくほど,強力な装備やアイテムの制作に必要な素材が採掘できる。
「テラリア」の魅力は,このように探索,素材収集,アイテムの制作と家の建築,さらなる探索というサイクルを繰り返しながら,プレイヤーの行動範囲を広げたり,制作できるアイテムを増やしたりしていくことにある。とくにスマートフォン版は手軽にプレイできるため,ちょっとした空き時間にコツコツとプレイを重ねるのに向いているのだ。
さて,上記のようにプレイヤー自身が指針を立ててプレイしていく「テラリア」は,探索中に特定のアイテムを入手するなど,一定の条件を満たすと新たなNPCや,ボスモンスターが現れることもある。NPCはアイテムを売ってくれたり,体力を回復してくれたりと,探索の助けとなる重要な存在なので,ぜひ条件を満たして迎え入れたい存在だ。
一方のボスモンスターは,一筋縄では討伐できない存在だ。とくにスマートフォン版のバーチャルパッドとタッチを使った操作だと,敵の攻撃を回避しにくいことがあるため,ほかのプラットフォームよりも若干,攻略難度が高く感じるかもしれない。そういった点も含めて「テラリア」の自由なゲーム進行におけるアクセントとして,攻略を楽しみたいところだ。
まとめると,スマートフォン版「テラリア」は,身近なデバイスで本格的なクラフト系ゲームを楽しめるタイトルである。また,本作のセールスポイントの一つであるマルチプレイも,同じネットワーク上であれば,iOS端末とAndroid端末の垣根を越えて,最大4人で楽しむことが可能だ。これまで「テラリア」に興味はあったけれども,何となく手を出せなかったり,対応するゲーム機を持っていなかったりという人にとって,スマホ版のこの手軽さはうってつけだろう。
「テラリア」公式サイト
「テラリア」App Storeページ
「テラリア」Google Playページ
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Published by 505 Games (and Spike Chunsoft for Japan region).
(C)2014 Re-Logic. Mobile versions developed by Codeglue. All Rights Reserved.
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