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「パズドラZ」がアーケードに進出。キッズ向け新作カードゲーム「パズドラZ テイマーバトル」が発表された,マーベラスAQLプレスカンファレンスレポート
本作はニンテンドー3DSの「パズドラZ」の世界観を採用したカードゲームで,プレイヤーは「テイマーバトラー」となり,お馴染みのドロップを消していくパズルでバトルを繰り広げる。本稿では,そのプレスカンファレンスの模様をお伝えしていこう。
「パズドラZ テイマーバトル」公式サイト
本作の発売元であるマーベラスAQL代表取締役社長・許田周一氏の挨拶から始まった今回のプレスカンファレンス。続いて原作であるパズドラZの発売元,ガンホー・オンライン・エンターテイメント代表取締役社長CEOの森下一喜氏が登壇し,本作の開発経緯を語った後は,いよいよゲーム筐体がお披露目となった。
カンファレンスの冒頭に挨拶を行ったマーベラスAQL代表取締役社長,許田周一氏。アミューズメント業界の活性化とプレイヤー層の拡大を目指し,国民的なゲームのアーケード化を決定したと語っていた。発売は2014夏を目指し,初回1500台の出荷を予定しているという |
ガンホー・オンライン・エンターテイメント代表取締役社長CEO,森下一喜氏。パズドラZでミリオンを目指すと発言し,業界から冷たい目で見られていたときに,マーベラスAQLからチャレンジャブルな提案をもらい,その心意気に共感したとのこと。またパズドラZの次回作も,期待に応えられるようなものを検討中だとか |
ここからは,パズドラZのイメージカラーである白に,少し大人っぽいブルーがあしらわれた筐体を前に,パズドラファンにはお馴染みのパズドラスタジオプロデューサー・山本大介氏と,マーベラスAQLアミューズメント事業部プロデューサー・山口健太郎氏による解説がスタートした。
まずニンテンドー3DS同様,上下に二つの画面が備えられた筐体については,キッズ向けアーケードゲームとしては珍しく,下の画面がタッチパネルになっているという。また本体内部にはプリンターが搭載されており,手持ちのカード上でモンスターが成長していく過程が楽しめる。ちなみに筐体の配色については,男女の別なく好まれる色合いを採用したとのことである。
ゲームの内容は,テイマーバトラーとなったプレイヤーが,手持ちのカードのモンスターでチームを組み,3対3のバトルを繰り広げるというもの。ゲーム本編はパズドラZのルールに則っていて,タッチパネルで同じ色のドロップを消してコンボをつなぐことで,モンスターが技を出して相手を攻撃する仕組みだ。ニンテンドー3DS版同様,相手のモンスターの属性などを見て,それに対してどんなチームを組んでいくかが戦略のカギとなっている。
なお本作では,画面に登場するドロップが3色+回復の4種類のみとなり,より簡単にコンボがつながっていく遊びやすい仕様になっている。ただし属性には火・水・木・光・闇があり,ゲーム中はこのうちの3色が登場するという形になるそうだ。
また本作オリジナルの要素として「召喚モンスター」が登場する。召喚すると3Dグラフィックスで描かれたモンスターが現れ,派手な超必殺技で攻撃してくれるというフィーチャーで,アーケードゲームならではの迫力のシーンを楽しめる。
プレイ時に排出されるカードは「モンスターチケット」と呼ばれ,これを本体にスキャンすることで,そのモンスターがゲームに登場してくるのだが……このカードには,もう一つ面白い特徴がある。カードの右端に「Zボーナス」と呼ばれる特殊能力が設定されており,カードを筐体のボーナススロットに差し込むことで,その効果が発揮されるのだ。
ただし一度このZボーナスを使うと,カードの該当部分が切り取られてしまうため,カード一枚につき,使用できるのは1回のみ。その分効果は強力なので,ここぞというときの切り札になるだろう。またZボーナスには,モンスターの進化に関連したものもあるそうで,その使い方を探すことも本作の大きな楽しみの一つであるとのこと。
なおこのZボーナスを使ってしまったカードも,その後も通常のカードとして使用できるとのことである。
檀上の山本氏は「ダブったカードや,もう使わなくなったカードも,その後使うチャンスがあるのが面白いですね」と,このシステムを絶賛。またこのZボーナスをからめた特別なカードを,イベントなどで配布することも考えているという。
本作は2014年夏の稼働に先駆け,5月6日に開催される「コロコロHOBBYフェスタ in SUZUKA 2014」をはじめ,夏までに開催される各種イベントにてプレイアブル出展が予定されている。またニンテンドー3DS版との連動や,ゲームプレイを記憶できるICカードが倒叙予定で,そのほか子供達に身近なアイテムとのコラボレーションなども企画中であることが明らかにされた。
さらなる新市場へと進出するパズドラの今後に期待を持たせつつ,終了となったプレスカンファレンス。あわせて公式サイトも本日オープンしているので,興味のある人はチェックしてみるといいかもしれない。
「パズドラZ テイマーバトル」公式サイト
- 関連タイトル:
パズドラZ テイマーバトル 覚醒
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(c) GungHo Online Entertainment, Inc. / MarvelousAQL Inc.