イベント
「シャリーのアトリエ」とアニメ「エスカ&ロジーのアトリエ」の完成発表会が開催。小岩井ことりさん,上坂すみれさん,村川梨衣さんが登壇した会場の模様をレポート
「シャリーのアトリエ 〜黄昏の海の錬金術士〜」公式サイト
また昨今のゲームはリアルなグラフィックスが主流となっているが,その一方でアニメ調のキャラクターが活躍する日本独自のゲームもまた世界的に評価されており,ガストでも引き続き「アトリエ」シリーズなどを展開していきたいと意気込みを語った。
さらに襟川氏は,アニメ版「エスカ&ロジーのアトリエ」について,ガストタイトル初のテレビアニメ化だったことから,今後も同様のチャレンジを続けていきたいと話していた。
会場では,「シャリーのアトリエ」のディレクターを務めるガストの岡村佳人氏より,ゲーム内容のプレゼンテーションが行われた。岡村氏は,本作が「アトリエ」シリーズ通算16作め,かつ「黄昏」シリーズの3作めに当たることや,「シャリステラ」と「シャルロッテ」という二人の「シャリー」が主人公として登場し,それぞれ異なるストーリーが描かれることを紹介。
バトルに関しては,前衛と後衛の連携がテンポよく楽しめることや,さまざまな攻撃でゲージを溜めて発動させる「バーストモード」を紹介。キャラごとの必殺技も,それぞれの性格を生かした演出を施しているという。
また小岩井さんと上坂さんが,お互いが演じた役についてコメントする一幕もあった。上坂さんは,シャリステラは自分の意見を曲げないので,シャルロッテと衝突することもあるが,そこがゲームのキーポイントになっていると明かす。小岩井さんは,シャルロッテは,人見知りな面のあるシャリステラの心の扉を開けてくれる存在と話していた。
そのほかトークでは,上坂さんがボイスの収録時に即興で鼻歌を歌ったことや,小岩井さんが「アトリエ」シリーズではおなじみになっている「樽」を調べたときのボイスを,さまざまなパターンで収録したことなどが披露された。
岡村氏は,今回,二人のシャリーを主人公にしたことについて,「エスカ&ロジーのアトリエ」の「主人公選択性」を踏襲しつつ,プレイヤーからのリクエストに応え,それぞれ異なるストーリーを用意したと説明。また小岩井さんと上坂さんは,双方のストーリーを体験することで,シャリステラとシャルロッテの魅力をより理解できると話していた。
最後に岡村氏は,「シャリーのアトリエ」では「黄昏」シリーズにおける謎や,ファンが気になっていることに一つの回答を出しているとし,ぜひプレイしてみてほしいとトークをまとめた。
また高篠氏は,数十時間〜100時間も遊べてしまうゲームを全12話のアニメに落とし込むにあたり,どこを軸にして,何をそぎ落としていくかを決めるのが大変だったとコメント。一方,柴田氏は,いかにファンの期待を裏切らず,キャラクターを魅力的に表現できるかどうかという部分にプレッシャーを感じていたという。
そして岡村氏は,「アトリエ」シリーズとして,守るべき設定は提示したものの,アニメとして面白いものを作ってもらいたかったので,基本的に脚本には口を出さなかったとのこと。その結果,アニメ版ではゲームにはない部分が丁寧に描かれ,「癒し系アニメ」として評価されたと語っていた。また岡村氏は,ゲーム本編の音楽をアニメにも使用することで,「アニメを見ているだけでもゲームをプレイした感覚が得られる」とも話していた。
またアニメ版の収録現場では多くの声優陣と一緒になるため,アットホームな雰囲気で非常に楽しかったとも話していた。
最後に登壇者達は,本日最終回の放映を迎えるアニメ版について,寂しいと同時に,これまで作り続けてきたものの集大成なので,ぜひファンには鑑賞してほしいとコメント。また岡村氏は,今後の「アトリエ」シリーズにおいても,テレビアニメ化を含めたさまざまな展開をしていきたいと述べ,発表会を締めくくった。
なお,発表会のあとに行われた質疑応答では,岡村氏が「シャリーのアトリエ」のリリース後,無料のものも含めてダウンロードコンテンツを配信することを明かした。配信スケジュールなどは追って発表されるとのことなので,本作を購入予定の人は続報をお楽しみに。
「シャリーのアトリエ 〜黄昏の海の錬金術士〜」公式サイト
- 関連タイトル:
シャリーのアトリエ 〜黄昏の海の錬金術士〜
- 関連タイトル:
エスカ&ロジーのアトリエ〜黄昏の空の錬金術士〜
- この記事のURL:
キーワード
(C)GUST CO.,LTD.2014 All rights reserved. (C)ガスト/エスカ&ロジーのアトリエ製作委員会
(C)GUST CO.,LTD.2013 All rights reserved.