［JAEPO2014］「セーラーゾンビ AKB48」のステージイベントレポートとプレイインプレッションをお届け。ゾンビ化AKBの怖さはメンバーのお墨付き

　ゾンビとなってしまったAKB48のメンバーをワクチン弾で撃ちまくるという，驚きの設定が話題となっているガンシューティング＆リズムアクション「セーラーゾンビ AKB48 ～アーケードエディション～」。その発表記念ステージイベントが2014年2月14日にジャパン アミューズメント エキスポ 2014のバンダイナムコゲームスブースにて開催された。
　AKB48の梅田彩佳さんと山内鈴蘭さんが登場して本作をプレイし，キャーキャーという悲鳴とともにゲームの魅力を語ったイベントの模様をレポートしよう。また，筆者のプレイインプレッションも掲載しているので，そちらもぜひ読んでほしい。

ゲストとして登場したAKB48チームBキャプテンの梅田彩佳さん（右）と，同じくチームBの山内鈴蘭さん（左）

　仲間のメンバーがゾンビになってしまうゲーム内容について2人は，「アイドルとかけ離れたゾンビになるということで心配になりました」（梅田さん）「AKBがゾンビになってどんな感じなんだろうと楽しみです」（山内さん）と，まさに怖い物見たさといった感じ。


　プロモーション映像を見た梅田さんは，開口一番に「怖い！」。「すごくリアリティがあるので，本当にメンバーがゾンビになってしまったんじゃないかと手に汗握りました」と，ショックを受けた様子。山内さんに至っては梅田さんの背後から映像を覗き込む怖がり様で「顔がすごい似てて，ちょっとしたホラー映画を見ている気がしました」と語った。
　続いて，ゲームに出演する7人のメンバー（大島優子さん，渡辺麻友さん，柏木由紀さん，川栄李奈さん，入山杏奈さん，小嶋真子さん，西野未姫さん）の顔が3Dスキャンされ，CGとなっていくメインキング映像が披露された。

メイキング映像を見て，梅田さんは「止まってくれと言われるのは難しそう」，山内さんは「自分のCGに自分の声をあてるのは不思議」と，普段の仕事とは一風変わった内容に興味津々のようだった

　そしていよいよ梅田さん，山内さんによる体験プレイへ。プレイ前は余裕を見せていた2人だが，ゲーム開始直後，画面いっぱいに大写しになったゾンビの姿を見てパニックに！　終始キャーキャーと悲鳴を上げながら，夢中でワクチン弾を撃ちまくっていた。

パートナーに大島さんを選んで体験プレイに挑んだ梅田さんと山内さん。2人プレイでは，ターゲットマーカーを重ねることでショットの威力が倍増したり，プレイヤー同士の相性が診断されたりといったフィーチャーが用意されている

　ガンシューティングパートをクリアすると，続いてリズムゲームパートがスタート。ゾンビを撃つのには少々苦労した様子の2人だったが，リズムゲームでは抜群のコンビネーションを見せ，アイドル歌手らしく華麗にクリアした。


　体験プレイを終えた2人は，「臨場感がすごかったです！　ワクチン弾で助けるとはいえ，仲の良いメンバーを撃つのには葛藤がありました」（梅田さん），「あんなに機敏にうごく（渡辺）まゆゆさんを見たのは初めてです（笑）。操作がすごく簡単なのでご家族やカップルの方にも楽しんでもらえると思います」とコメント。存分にプレイを楽しんだ様子だった。


　ステージイベントの模様は以上だが，最後に，筆者が会場にある試遊機をプレイしたインプレッションを付け加えておこう。

　プレイヤーはボックス型の筐体に入り込み，左右2本のトリガー付きスティックでプレイすることになるが，この筐体には，プレイヤーの顔に向けてエアを吹きつけたり，シートが大きく振動したりといった，さまざまな仕掛けが用意されている。画面に大写しになったゾンビに合わせて吹き出すエアに，思わずビクッとしてしまうほど，臨場感が高められているのだ。


　ガンシューティングパートでの操作は，狙いを定めてトリガーを引くだけという，ごくオーソドックスなもの。次々と襲い掛かってくるAKBメンバーにワクチン弾を撃ち込むことで徐々に肌の色に赤みが戻り，数発で人間に戻すことができる。
　それだけ聞くとシンプルそうに思えるかもしれないが，男性スタッフのゾンビが携帯電話を投げつけてきたり，巨大なモンスターとのボス戦が用意されていたりと，敵のパターンにはメリハリがあり，けっこう骨太な印象。道中で銃がマシンガンにパワーアップするといった要素などがいいアクセントとなっている。


　リズムゲームは，マーカーに合わせてガンのトリガーをタイミングよく引くというシステム。マーカーには右・左・両方のトリガーに対応した種類があるほか，マーカーが流れてくるレールの位置が変わるといった味付けがなされている。リズムゲームそのものはそれほど難しくはなく，「フライングゲット」などのナンバーを踊るゾンビ化AKBメンバーを無理なく鑑賞できるくらいにはユルい印象であった。ちなみに，ゲーム開始時にパートナーとして選んだメンバーがセンターを務めるようになっている。


　と，ゲームシステムを説明したが，なんだかんだいって印象的だったのが，やはりAKBメンバーのフィーチャーされ具合。自分が選んだパートナーと一緒に物語をすすめていくわけだが，パートナーを守り，ときには協力しながら先へと進んでいく展開は，完成度の高いカットシーンのおかげもあってかなりドラマチックで，“ナイト気分”が味わえること間違いなし（主人公男性の顔が絶妙に表示されないのもグッド）。
　また，連続ヒットを決めるといったプレイを見せると，パートナーが「すごーい！」と褒めてくれる演出があり，なんだかAKBメンバーと親密になったかのような錯覚を覚えるほど。メンバーから頼りにされまくるという，AKBファンには夢のような時間が味わえることだろう。

「セーラーゾンビ ～ AKB48 アーケード・エディション ～」公式サイト