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Xiaomi,世界初のTegra K1搭載Androidタブレット「Mi Pad」を6月に中国で発売。価格は240ドルから
Mi Padは,7.9インチで解像度1536×2048ドットの液晶パネルを搭載。カメラの解像度はアウトが800万画素,インが500万画素となる。メインメモリ容量は2GB,バッテリー容量は6700mAhだ。メーカー想定売価はストレージ容量によって異なり,内蔵ストレージ容量16GB版が240ドル,同64GB版が270ドルと,いずれもかなり安価な印象を受ける。
販売は中国を皮切りに行われるとのことだが,現在のところ,日本市場で発売になるかどうかは明らかになっていない。何らかの経路で,日本でも正規流通してくれるといいのだが。
NVIDIA 公式Blogの当該ポスト(英語)
http://blogs.nvidia.com/blog/2014/05/15/nvidias-tegra-k1-powers-xiaomis-first-tablet/
高速性。シャオミー(Xiaomi)社は、何をするにもスピーディです。
彼らの携帯電話は、飛ぶような売れ行きです。彼らが開発するのは、超高速のデバイスです。そして、彼らの開発した、Tegra 4搭載のMi3は、発売当初、世界最速の携帯電話でした。彼らは、成長のスピードも軍を抜いています。Xiaomi社は現在、世界最大級のスマートフォン・ベンダーとなっています。
そして彼らは、この世のものとは思えないほど高速な、Tegra K1モバイルプロセッサを搭載した初のタブレットを開発したのです。
北京で本日発売されたMi Padは、4年間に及ぶ計画と尽力の賜物です。Mi Padは、解像度2,048×1,536の7.9インチ・ディスプレイを搭載しています。バッテリーの容量は6700mAhなため、待機時間は最大1300時間、音楽再生は86時間、動画ストリーミングは11時間を誇ります。2GB RAMと16GBまたは64GBのオンボード・メモリを採用しており、microSDスロット搭載により、ストレージ容量の拡張にも対応します。カメラの解像度は、リアが8メガピクセル、フロントが5MPで、圧倒的な美しさの写真と、完璧なセルフィー(自分撮り)をお楽しみいただけます。
両社が協業するのは、今回が初めてのことではありません。NVIDIAは昨年、初のTegra 4搭載携帯電話となる、主力スマートフォンのMi3でシャオミー社と協力しました。シャオミー社は、昨年の10月、わずか90秒の間に10万台の同機種を販売しました。
そして、シャオミー社は今年、タブレット分野にも進出しています。Mi Pad内部には、NVIDIAの192コア・モバイルプロセッサー、Tegra K1が搭載されています。K1の「K」は、Keplerを意味します。Keplerとは、世界で最も強力なスーパーコンピュータにも採用されている、並列処理GPUアーキテクチャです。
その結果、Tegra K1は、これまでのモバイル機器では見ることのできなかった、ビジュアル/並列コンピューティング機能を実現しています。Tegra K1は、OpenGL 4.4、OpenGL ES 3.1、DX12など、最先端のグラフィックス技術をサポートしています。
これらは、PCや次世代ゲーム機で使用されているものと同じ規格です。つまり、開発者は、最新のゲームをモバイル機器に移植できるのです。Tegra K1はすでに、世界最先端のゲームエンジンであるUnreal Engine 4に対応しています。つまり、『Trine 2』のような強力なグラフィックスのゲームが、完璧に動作するのです。
Mi Padは、オープン・ベータ版として、中国で6月の登場を予定しており、一部のファンは、量産開始前の端末を実際に触れることができます。小売価格は、約240ドル(16GB版)、270ドル(64GB版)の予定です。