連載
ドクロがイケメンになってお姫様を救う? スマートフォン向けアクションゲーム「Dokuro」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第445回
スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが,「じゃあ,どれが面白いの?」「そもそも,数が多すぎて好みのタイトルが探せない!」と思っている人も少なくないはず。 そんな問題を解決すべく,スタートした連載が「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで,スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして(ほぼ)毎日お届けする。
本日の「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」で紹介する作品は,2012年にPlayStation Vita用ソフトとしてリリースされたアクションパズルゲーム「Dokuro」のスマートフォン版(iOS / Android)。チョークで描かれたような独特なグラフィックスと,高い完成度のゲーム性で,多数の高評価を得ているタイトルだ。
iOS版「Dokuro」ダウンロードページ
Android版「Dokuro」ダウンロードページ
プレイヤーは魔王にさらわれたお姫様の脱出を助ける「ドクロ」となり,城内のさまざまなトラップや謎をお姫様に代わって解いていくこととなる。ドクロ自身に力はほとんどないが,その身軽さを生かし,知恵を絞って城内を突破していこう。
本作の操作は,画面に表示される仮想パッドを使った移動,ジャンプ(2段ジャンプまで可能),攻撃や,スワイプによるオブジェクトの使用などが基本となっており,慣れている方ならばほとんど問題なく動かせるはずだ。
本作は各ステージに10個のエリアが用意されており,エリアをクリアするたびに次のエリアが開放されていく仕組み。1つのエリア自体は非常に短く,スムーズに行けば1〜2分で終わるものばかりだが,ドクロが穴に落っこちたり,敵の攻撃を何度もくらったりするとエリアの最初からやり直しとなる。とはいえ,何度でもリトライできるので,根気良く挑戦していくといいだろう。
各エリアに登場するギミックは,スイッチで昇降する床や,動かせる木箱,シーソーのように荷重で動く足場,ホールドしてぐるぐると指を動かすことで動く回転台などさまざま。タップやホールドで作動させられるギミックのそばに近づくと,手のひらのマークが出るのですぐに分かるだろう。
こうしたギミックを活用してお姫様を誘導することになるが,お姫様はちょっとした段差や障害物を越えることすらできず,その場で止まってしまう。お姫様の行く手を遮る障害物をどかしたり,ときには足場にさせたりと,あの手この手でうまく導いてあげよう。
ときには動かせる箱や足場にお姫様を乗せた状態で,その箱や足場ごと移動させるという技が必要な場面も。いかに柔軟な発想ができるかも,本作を攻略するうえでの大事なポイントだ。ただし,エリア内にはこれらのギミック以外に危険なトラップも多数存在している。トラップにお姫様がやられてしまったときも,ドクロがやられたときと同様,エリアの最初からやり直しとなるので注意しよう。
なお,ステージが進むと「イケメンになれる薬」や「チョーク」といった特殊なアイテムも使えるようになる。ドクロはイケメンになると,まるで王子様のような外見となり,お姫様を抱きかかえることが可能になる。
これによりお姫様を強制的に移動させられるようになるが,抱っこ中はジャンプができないので,段差を登ることはできない。また,ドクロの状態では基本的に敵を倒せないが,このイケメン状態で攻撃すれば簡単に倒すことができるので,危険な敵は積極的に排除していこう。
チョークは特殊なオブジェクトに対して使用するもので,足場とロープをくっつけたり,爆弾に火をつけたりといった目的に使用する。ちなみに使い方は簡単で,画面をただスワイプすればOK。すると画面にチョークの色に対応した線(白,赤,青)が引かれるので,目的のオブジェクト同士をくっつけるように引けばいい。ただしチョークは決められた量以上は引くことができない。どれだけ線を引けるかは左上のチョークゲージを目安にしよう。
ドクロがイケメンになれるのは画面右上にあるフラスコのメーターがゼロになるまで。メーターは時間で回復する |
切れたロープと足場をつないだり,導火線代わりにして着火したりと,チョークをうまく使えば一気にエリアクリアまでの道が開ける |
なお,各ステージの最終エリアにはボスが待ち構えていることもある。ボスは非常にタフなため,むやみに攻撃を加えても効果的なダメージは与えられない。かならず突破口となるギミックが存在するので,まずはそれを見つけ,どのように作動するかを観察することが大切だ。
ボスの弱点を突いたり隙を作ることができたら,イケメン状態に変身して一気に攻撃を加えていこう。基本はドクロ状態でギミックを作動→チャンス時はイケメン状態で攻撃→ドクロ状態に戻り安全な場所へという,ヒット&アウェイの戦法が有効。何度でもやり直しが効くので,最初の数回はエリアを把握するための捨てプレイと割り切り,あれこれ試してみるのもいい。
ステージの合間にはちょっとしたストーリーも挟まれ,お姫様とドクロの関係性なども描かれていく。ぜひ最後までプレイして,2人の脱出劇を見届けてほしい。
もちろん謎解き部分も非常にハイクオリティなので,がっつりゲームしたいという人に自信を持ってオススメできるタイトルだ。ぜひ,一度遊んでみてほしい。
著者紹介:トリスター/目代将規
ゲームやアニメの書籍企画,編集,シナリオライティングや広告制作なども手がける編集プロダクション「トリスター」所属。スマートフォンならではのゲームや,一瞬で遊べてしまうゆるいゲームが大好物。好きなゲームのジャンルはRPGとアドベンチャー。“モンハン”好き。
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