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GIGABYTE,日本で展開中のゲーマー向けマウスとキーボードをアピール
念のため確認しておくと,GIGABYTEは,ハイエンドのゲーマー向け周辺機器ブランドとして「Aivia」(アイヴィア)を展開している。また,それとは別に,ミドルクラス以下の市場に向けて「FORCE」という製品シリーズも用意しており,今回,アピールがされたのは下記の4製品となる。
- Aivia Krypton(型番:GM-KRYPTON)
- Aivia Krypton Mat(型番:GP-KRYPTON MAT)
- Aivia Osmium(型番:GK-OSMIUM)
- FORCE K7(型番:GK-FORCE K7)
以下,順に確認していこう。
■Aivia Krypton(GM-KRYPTON)
本体サイズは67(W) |
ボタン構成は左右メインとセンタークリックボタン機能付きスクロールホイール,左サイド×2,右サイド×2。それとは別に,ホイール手前のDPI変更スイッチと,本体側面最奥部のプロファイル切り替え用ボタンが左右に1個ずつ用意される仕様である。
ユニークなのは,本体の底板が2枚用意されていることで,セラミック製ソールが貼られた「Speed Chassis」(スピードシャーシ)と,いわゆるテフロン製ソールが貼られた「Control Chassis」(コントロールシャーシ)を付け替えることで,滑りや止まりをカスタマイズできるという。また,本気で使う人がどれだけいるかは疑問だが,底板を外すと錘(おもり)を装着できるようになっており,重量1.8gもしくは5.3gの錘によって重量感の調整も行える。
Aivia Kryptonと付属品(左)。右は2枚の底板で,左がFPSやTPS向きとされるSpeed Chassis,右がRTS/MOBAやMMORPG向きとされるControl Chassisである |
販売代理店想定売価は8480円(税込)。国内では実績のない製品ということも考えるとやや割高な印象もあるが,付属品の豪華さを考えれば,頑張っているともいえるだろう。形状面にこれといったクセはない印象なので,試せる場所が増えれば,購入を検討する人も出てくるのではないかと思う。
GIGABYTEのAivia Krypton製品情報ページ(英語)
■Aivia Krypton Mat(GP-KRYPTON MAT)
Aivia Kryptonと組み合わせて使うのが推奨されている,いわゆるプラスチック系のマウスパッド。素速い操作に向くとされる「Speed Side」と,精密な操作に向くという「Precision Side」を併せ持つリバーシブルタイプだ。滑り止め用のラバーフレームで左右と奥側が覆われているのも外観上の特徴となる。
Aivia Krypton Mat。左がSpeed Side,右がPrecision Sideだ。ラバーフレームの存在感が大きい |
なお,実勢価格は3700〜4000円程度(※2014年2月13日現在)となっている。
GIGABYTEのAivia Krypton Mat製品情報ページ(英語)
■Aivia Osmium(GK-OSMIUM)
Aivia Osmium(アイヴィア オスミアム)は,「Cherry MX Red」メカニカルキースイッチを採用するフルキーボードだ。展示機は英語配列モデルで,発表当初は英語配列モデルのみという話だったのだが(関連記事),日本語配列モデルも用意されるという。
キースイッチはいわゆる“Cherry赤軸” |
[G1]〜[G5]キーとスクロールホイール。2連ホイールの存在感がけっこう大きい |
キーは全キーのAnti-Ghosting(アンチゴースト)が謳われており,Nキーロールオーバーかつ64キーまでの同時押しに対応するとのこと。メインキーボード部の左奥に広がった部分には,最大で25個のキーマクロを登録できる[G1]〜[G5]キーと,キー1つ1つに搭載された青色LEDバックライトの光量を調整するためのホイール,そして,PCのサウンド出力音量を調整するためのホイールが用意され,デザイン上のアクセントになっている。
キーボード向かって右側面にはUSB 3.0とアナログのヘッドセット入出力端子を引き出し可能なのも,人によっては魅力的に映るだろう。
USB 3.0標準ポート×1と,ヘッドセット入出力用の3.5mmミニピン端子×2が,本体右側面に用意される |
本体底面にはスタンドが4つ用意され,手前側を軽く持ち上げるような置き方も可能になっている |
付属のパームレストを取り付けたところ |
マーク入りのキートップが用意されており,付け替えられる |
実勢価格は1万5000円前後(※2014年2月13日現在)。さすがに高価だが,赤軸派を自認するのであれば,選択肢に入れるのもアリだろう。
GIGABYTEのAivia Osmium製品情報ページ(英語)
■FORCE K7(GK-FORCE K7)
Aiviaブランドから外れるFORCE K7は,パンタグラフ式のメンブレンスイッチを採用したフルキーボードだ。展示品は日本語配列モデルだったが,横長[Space]キーを持つ英語配列モデルも用意されている。
パンタグラフ式らしい,しっかりした打鍵感が得られるFORCE K7。当たり前といえばそれまでだが,ストロークは2mm弱と浅い |
右[Ctrl]キーの左隣に[Windows]キーの有効/無効切り替えキーを持つ点や,キーボードの奥側に2連のホイールを搭載し,バックライトの光量とサウンド出力音量を調整できるという特徴は,Aivia Osmium譲り。一方,左ホイールを押すごとに,バックライトの色を青/緑/藍/黒(=消灯)の順繰りで変更できるのは,FORCE K7ならではの特徴といえるだろう。
2連ホイール(左)と本体底面(右) |
実勢価格は4600〜4900円程度(※2014年2月13日現在)。ロールオーバー周りはもう少しがんばってほしかった感もあるが,ノートPCのような打鍵感を好む人なら検討に値しそうだ。
GIGABYTEのFORCE K7製品情報ページ(英語)
知る人ぞ知る(?)CFD販売の新社長が挨拶
氏の名前と顔でピンときた人はかなりの業界通だが,氏は,かつて日本AMDで――もっといえば旧ATIテクノロジーズ・ジャパンでも――社長を務めていた人物だ(関連記事1,関連記事2)。筆者に対し,「これまでのCFD販売ではやらなかったようなことをやっていく」と述べていたので,今後の活躍に期待したい。
- 関連タイトル:
Aivia
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