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[G-Star 2013]ブラウザゲームもここまで来たか。「Arena1」は最大16人でのPvPが楽しめる新作3Dオンラインアクション
ゲームエンジンの「Unity」が登場して以来,アクション性の高いブラウザ作品は増えるだろうと分かってはいたが,「とは言ってもブラウザゲームでしょ」というイメージが少なからず筆者にはあった。しかし,完全同期が必須となるPvPをブラウザ上で実現したと聞いたら,そんな認識も変わるというものだ。
ちょっとした衝撃を受けたので,ブースにいたArena1のマネージャー,Min-Je Sung氏に本作の話を聞いてみることにした。
本作はやはりUnityで制作されており,対応ブラウザは,IE 6以上/Chrome/FireFox/Safariなど。一般的なブラウザであればほぼ動作するといっていいだろう。もちろん,Macでもプレイ可能で,当然だがクライアントをダウンロードする必要はない。思い立ったらすぐにプレイできるのも本作のウリの1つとなるだろう。
プレイアブルキャラクターは,一般的な3DグラフィックスのMMORPGと同様のスケールで描かれており,それらが最大8人対8人で自動マッチングされ,激しい戦闘を行う。ブースで流されていたプロモーションムービーを掲載するので確認してほしい。
本作には現在のところ4種類のプレイアブルキャラクターが用意されており,今後追加予定とのことだ。その中でも基本的な3種類のキャラクターが,アタッカー役の「SLAYER」,防御(壁)役の「BARBARIAN」,ヒーラー役の「CLERIC」となる。まだ遠距離系はないものの,対人戦の要となる3つのロールが用意されているわけだ。
さらに,各国でサービスするときのローカライズでは「Local Legendary Hero」という特殊なキャラクターも実装されるとのこと。これは,そのサービス国の英雄などをキャラクター化したものになる。また,その国のランドマークとなるマップも用意されるとのことだ。
肝心のPvPに関してだが,本作では現在,マップ中の「旗」を拾って,相手のゴールに旗を突き刺すとポイントが入る「Flag Touchdown」と,とにかく相手チームと戦ってより多くの敵を倒したチームが勝つ「Unlimited Match」が用意されている。対戦の気軽さやルールなどは,FPSに近いだろうか。
キャラクターの育成や強化といった要素も当然用意されている。プレイヤーはゲーム中に得られる「RUNE(ルーン)」や「消費アイテム」をキャラクターにセットして強化していくのだ。RUNEについては,配置が決まっているスロットにルーンをはめ込んでいくことになるという。はめ込むルーンの文字や並べ方で,強化内容が変わってくるのかもしれない。
なお,プレイヤーキャラクターは,最初に選んだ1つだけではなく,追加購入して複数持てるとのこと。上記のアイテムもキャラクターを問わずに使用可能だ。また戦闘中に倒されたときに,次のSpawnまでにキャラの変更もできる。相手チームの構成や状況によって,どれを使うかといった駆け引きも生まれそうだ。
以上のように,今回聞いた本作のイメージは,FPSライクに気軽にマッチングして,MMORPG的なバトルが楽しめるPvPツールといったところ。対人戦好きの読者には気になる作品になるのではないだろうか。
2014年1月に韓国でのサービス開始スタートを予定しているとのことで,PCブラウザ向けのほかに,スマートフォンなどのモバイル版も制作を予定しているという。こちらのサービス時期については未定だ。
気になる日本でのサービスについても聞いてみたところ,本作について興味を持ってくれるパブリッシャは多く,すでに商談も始まっているらしい。そう遠くないうちに,日本でもプレイできるかもしれないので,今後の情報に注目しておこう。
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Arena1
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