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Microsoft,新型タブレット「Surface 3」を5月5日に北米で発売。解像度1920×1280ドットの液晶パネルを採用,搭載SoCは「Atom x7」に
北米のMicrosoft Storeでは,2015年5月5日から発売開始の予定で,5月7日には26の国または地域で販売を開始するとのこと。北米での価格は499ドルからとされている。Microsoftの日本法人である日本マイクロソフトによると,国内展開については「現在最適な形での投入を検討」している最中だそうで,5月7日の時点での国内発売はないという。
Surface 3は,メインメモリ容量とストレージ容量,LTE通信機能の有無によって4種類の製品がラインナップされている。メインメモリ容量4GBの製品が用意されている点は注目に値しそうだ。米ドルでの価格とラインナップは表のとおり。なお,LTE対応モデルの価格や発売時期は公表されていない。
メインメモリ容量,ストレージ容量,無線通信機能 | 価格 |
---|---|
2GB,64GB,Wi-Fiのみ | 499ドル |
4GB,128GB,Wi-Fiのみ | 599ドル |
2GB,64GB,Wi-Fi+LTE | 未公表 |
4GB,128GB,Wi-Fi+LTE | 未公表 |
Surface Pro 3から継承されたポイントとしては,10点マルチタッチおよびペン入力対応も挙げられるだろう。ただ,Surface Pro 3・3兼用の「Surface Pen」は付属していないので,ペンを使いたいときは別売り品を購入する必要があるので,この点はご注意を。
Surfaceシリーズの特徴である背面の「キックスタンド」は,3段階の調整が可能とのこと。上位製品となった「Surface Pro 3」が,0〜150度まで無段階角度調整が可能なキックスタンドを採用していたのに比べると,スタンドのギミックは簡略化されたことになる。
インタフェース類は,本体右側面に集中しており,フルサイズのUSB 3.0(Type-A),mini DisplayPort出力,充電用のUSB Micro-B端子などを備えている。また,専用オプションとして,本体を挟み込むデザインの「Surface 3 Docking Station」も用意される予定だ。
円安の続く現状では,日本での価格は下位モデルでも6万円以上にはなりそうで,Windows 8.1搭載タブレットとしては必ずしも安いわけではない。しかし,アスペクト比3:2の液晶パネルやAtom x7の採用など,ほかにはない魅力に溢れた製品でもあるので,国内販売されれば注目を集めることになるだろう。
●Surface 3の主なスペック
- OS:Windows 8.1
- ディスプレイパネル:10.8インチ液晶,解像度1920×1280ドット
- プロセッサ:Atom x7-Z8700(4C4T,定格1.6GHz,最大2.4GHz,L2キャッシュ容量2MB)
- メインメモリ容量:2GB,4GB
- ストレージ:容量64GB,128GB,およびmicroSD
- アウトカメラ:有効画素数約800万画素
- インカメラ:有効画素数約350万画素
- バッテリー容量:未公開
- バッテリー駆動時間:最大10時間
- 無線LAN対応:IEEE 802.11ac
- Bluetooth対応:4.0
- LTE対応:対応モデルあり(Nano SIM)
- 本体サイズ:267(W)×187(D)×8.7(H)mm
- 本体重量:約622g
- そのほか搭載インタフェース:USB 3.0(Type-A),mini DisplayPort,
3.5mmミニピン(アナログヘッドセット対応)
Surface 3 製品情報ページ(英語)
日本マイクロソフトによる当該プレスリリース
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