プレイレポート
「ヴァンガード」でもかっこよく決めたいよね! タイトルブースター「刀剣乱舞-ONLINE-」で初めてヴァンガードを遊ぶ人向けのコツを紹介
カードファイト!! ヴァンガードは,2011年に登場したトレーディングカードゲーム。難しそう,と思う人もいるかもしれませんが,本作はルールさえ覚えれば誰でも気軽に対戦できる,遊びやすいカードゲームです。
一方,刀剣乱舞-ONLINE-は,2015年1月にサービスが始まったPCブラウザゲーム。付喪神(つくもがみ)である刀剣男士達と審神者(さにわ)であるプレイヤーが歴史の改変を目論む敵と戦っていく……という作品。
今回は,“ヴァンガードの伝道師”ことドクター・オーに,本ブースターを使ったファイトのレクチャーを受けてきたので,そこで聞いた基本的な遊び方や初心者向けのコツ,オススメカードや原作再現カードを紹介していきます。
カードファイト!! ヴァンガードの基本を紹介
デッキが用意できたら,いざファイト! それぞれのカードは,対戦で有利に戦うための特殊な能力を持っていたりするのですが,初めて遊ぶときは,そういった能力を使わずに遊んで,ファイトの流れを覚えることをおすすめします。
カードファイト!! ヴァンガードのルールを簡単に説明すると,自分と相手が交互に攻撃と防御を繰り返し,先に6点のダメージを与えたほうが勝ちというもの。相手のどのカードに攻撃するか,手札を減らして自分のカードを守るか……などといった駆け引きが必要になってきます。
詳しいファイトの仕方やカードの種類は,公式サイトの「はじめての方へ」や「ルール・Q&A」などで説明されているほか,陸奥守吉行役の濱 健人さんと,堀川国広役の榎木淳弥さんが遊び方を説明してくれる動画も公開されているので,合わせて確認してみてはいかがでしょうか。
さらに,持っていると便利なグッズとして,カードを保護するためのスリーブや,収納に使うデッキホルダー,ストレイジボックスといった「サプライ」と呼ばれるものがあり,刀剣男士をデザインしたものが発売中です。今後も種類が増えていくということなので,好きな刀剣男士のサプライを使ってデッキをオシャレに飾ってみるのもいいと思います。
遊ぶ時のちょっとしたコツをドクター・オーに聞いた
さて,ここからは,「お気に入りの刀剣男士は,最初にカンストさせた石切丸」というドクター・オーに聞いた,初心者向けのコツを紹介していきます。
●デッキを組むときのコツ
もし,あとから好きなカードを入れたい! と思った時は,同じグレードのカードと入れ替えるような形にして,8:10:15:17のバランスをできるだけ崩さないようにしてみてください。
ここで,グレード4のカードはどうしたらいいの? と思った人がいるかもしれませんが,それについては後ほど説明します。
●シャッフルの方法
トランプを配るようにカードを1枚ずつ,8つ,もしくは10つの山に分けていき,最後まで分け終わったら1つにまとめる,という形でシャッフルするとデッキがしっかり切れるので,試してみてください。
その後,相手にデッキを渡して,再度シャッフルしてもらう必要がありますが,相手のデッキをシャッフルする時は,自分の時と同じようにシャッフルする必要はありません。トランプを切るように手で持ってシャッフルするか,机の上にデッキを置き,山札を分けて,重ねるというのを繰り返す……といった方法でシャッフルするだけで大丈夫です。
●最初のドローを忘れずに
初心者ファイターにありがちなミスということで,ドクター・オーが教えてくれたのは,最初のターンのドロー忘れ! ドローとは,山札から1枚カードを引くことです。筆者もよくやるので分かります。皆さんも注意してください。
●相手にアタックする際は,こちらのパワーと対象を伝える
自分が攻撃する時は,パワーを宣言し,攻撃対象となるカードを指差しながら相手に伝えてあげてください。
パワーは,カードの効果や後列に置かれたカードのパワーを追加する「ブースト」で上がっていることが多いので,その計算も間違えないように気をつけましょう。
●ヴァンガードに攻撃できないときは,リアガードにアタック
前列の中央に置かれている「ヴァンガード」に攻撃したいけれど,パワーが足りない……という時は,諦めないでヴァンガードの周りに置かれたカード「リアガード」を見てみましょう。もし前列のリアガードに攻撃が通る場合は,そのカードに攻撃! 相手の手札や場のカードを減らすことになります。
●誰かに遊び方を教える時は手札をオープンに
すでにルールを把握している人が初めての人に遊び方を教えよう……というときは,経験者が自分の手札を見せつつ,能力を使わずファイトしてみるといいとのこと。能力を使わないことで,カードの動きがシンプルになり,相手にルールが伝わりやすくなります。
切り札となるカードは,もちろんあの刀剣男士!
さらにドクター・オーには,今回のブースターで切り札となるカードやキーカードを紹介してもらったので,それぞれの能力などを解説していきます。
まず,切り札となるカードがこちらです。
●三日月宗近(グレード4)
グレード4のカードは,強力なユニットを場に1ターンだけ置くことができる「Gユニット」と呼ばれるカードで,本作の切り札です。
能力の一つは,使用済みのGユニットの枚数分だけ強くなるというものなので,2回め以降の超越で使用するとかなり強くなります。
原作ゲームでは,なかなか手に入らないと言われている三日月宗近ですが,本ブースターでもやはり入手が困難なレアリティ「GR」または箔押しサインカードである「SP」となっており,デッキに入れるのは難しいかもしれません。しかし,かなり有能なカードなので,手に入れられた人はぜひ,デッキに組み込んでみてください!
Gユニットのカードが3枚使用済みになっているので,三日月宗近の攻撃力は3枚分アップ! 強い |
三日月宗近は,Gユニットを使えば使うほど強くなるので,終盤に出されると,かなり辛いです |
カードファイト!! ヴァンガードのデッキには,同じカードは4枚まで入れることができる,というルールがあります。すべてのカードを4枚入れなければいけない! というわけではないのですが,なかには「これは絶対4枚入れるべき」というカードも……。
本ブースターにも,そういった強力なカードが存在するので,紹介します。
●江雪左文字(グレード1)
完全ガードのカードを使うと,特殊な能力を持ったカード以外からの攻撃を確実に防ぐことができるので,できればデッキに4枚入れておきたいところです。
また,このカードでのガードに成功した時,ドロップゾーンに同名カードがある場合は,能力を使用する際に消費する「カウンターブラスト」を回復することができるのも,このカードの強みです。
●今剣(グレード1)
今剣の能力は,Gユニットに超越するためのコストを払う時に,このカード1枚でOKになるというもの。三日月宗近やほかのGユニットを場に出す時,手札にいるなら迷わずこのカードを使いましょう。
また,今回収録されているカードの中には,原作ゲームでの能力や関係性を意識して作られたカードもあります。
●和泉守兼定(グレード2),堀川国広(グレード1)
堀川国広の効果は,場に登場したターンに自身の攻撃力がプラスされるというもの。通常は登場したターンのみ能力が反映されますが,和泉守兼定の能力を使えば,ブーストしたあと,手札に堀川国広を戻し,次のターンで再び呼び出すことも可能になるので,何度も能力を使うことができます。
●岩融(グレード4)
三日月宗近同様,Gユニットの強力なカード。原作ゲームの岩融は,相手の部隊全員に攻撃することができますが,このカードもヴァンガードを含む前列3枚すべてに1度のアタックで攻撃することが可能です。
●蛍丸(グレード4),愛染国俊(グレード0)
蛍丸の能力は,コストを支払うことで,もう一度相手に攻撃できるというもの。ところが,この能力を使うと,リアガードでの攻撃ができなくなってしまうので,相手にダメージを与えるチャンスが減ってしまうことも……。
しかし,愛染国俊の能力を使うと,リアガードで相手に攻撃することも可能になります。組み合わせて使うと,攻撃のチャンスを減らさずに強力な能力を使うことができるので,蛍丸を使うときは愛染国俊も一緒に場に出してみましょう。
●太郎太刀(グレード4),次郎太刀(グレード3)
ヴァンガードに次郎太刀がいる場合,Gユニットである太郎太刀に超越するためのコストとして支払うカードのグレードを+2することができるという能力を使用できます。そのため,この2枚をペアでデッキに入れておくと,今剣がいなくても,超越がしやすくなります。
もちろん,今回紹介した以外のカードもそれぞれ違った能力を持っていたりするので,好きな刀剣男士のカードを手に入れて,デッキを組んでみてはいかがでしょうか。
さらに,8月3日から8月30日までの期間でタイトルブースター「刀剣乱舞-ONLINE-」の発売を記念した大会「大演練ファイト!!」が全国のカードショップで開催されます。この大会は,参加者それぞれが刀剣乱舞のデッキを持ち寄って対戦し,優勝者を決めるというもので,参加賞なども用意されています。
デッキを組んだ審神者の皆さんも,こういったショップ大会に参加してみると面白いかもしれません。
また,8月7日に池袋のニコニコ本社で,ヴァンガードの情報を紹介する「週刊ヴァンガ情報局」の出張配信や,本ブースターを使った体験会が実施される予定ということなので,興味がある人はぜひ参加してみてください。
「カードファイト!! ヴァンガード」公式サイト
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