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KDDI 2016春モデルスマホ&タブレットをテスト。コンパクトな「AQUOS SERIE mini」と新タブレット「Qua tab 02」をデレステで検証してみた
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印刷2016/01/13 14:58

テストレポート

KDDI 2016春モデルスマホ&タブレットをテスト。コンパクトな「AQUOS SERIE mini」と新タブレット「Qua tab 02」をデレステで検証してみた

画像集 No.005のサムネイル画像 / KDDI 2016春モデルスマホ&タブレットをテスト。コンパクトな「AQUOS SERIE mini」と新タブレット「Qua tab 02」をデレステで検証してみた
 既報のとおり,2016年1月12日,KDDIは,東京都内で2016年春モデルとなるスマートフォン/タブレットの新製品発表会を開催した。
 新製品といっても,2015年秋冬モデルが遅れて登場したという印象があるのも事実で,新型SoC(System-on-a-Chip)を搭載するハイエンドモデル,といった強烈なハイスペック製品もない。どちらかといえば,価格を重視した端末が目立つ印象だ。
 そこで今回は新製品の中から,「AQUOS SERIE mini SVH33」と「Qua tab 02」をチェックしてみた。

新春モデルということもあり,卒業式をモチーフとした新学割サービスを強烈にアピールしていた
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AQUOS SERIE mini SVH33


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 AQUOS SERIE mini SVH33(以下,SERIE mini)は,4.7インチサイズの液晶パネルの採用と,3辺狭額縁仕様の筐体によるコンパクトさを重視したスマートフォンだ。ほぼ同一仕様の製品が,NTTドコモから「AQUOS Compact SH-02H」,ソフトバンクからは「AQUOS Xx2 mini」として登場しており,本製品はそのKDDI版といえる。

 本体サイズは66(W)×126(D)×8.9(H)mmで,とくに,66mmという幅がポイントだ。大型化が進んだ昨今のスマートフォンからすると,片手で保持・操作できるという点で本気の特徴といえる部分だ。外観は,前面と背面がフルフラットで四側面が丸みを帯びた形状をしているという,2015年のトレンドに沿ったものであり,特筆すべき点はない。
 重量は約120g。重心位置は中央よりやや下にあるようで,手に持った感じは重くも軽くもない,カタログスペックどおりの重さという印象だった。

本体正面。下側のベゼルだけ幅が広く,それ以外の3辺は細いという3辺狭額縁仕様はお馴染みのものだ
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本体背面。上側にアウトカメラとLEDフラッシュがあるだけで,ほかに特徴的なものはない
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本体上側面(左):サブマイクとヘッドフォン端子がある
本体下側面(右):スピーカーとマイクを装備していた
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本体左側面(左):左から,USB Micro-B端子,防水仕様のカバーに覆われた中に,SIMカードスロットとmicroSDカードスロットストラップホールと並んでいた
本体右側面(右):ボリュームボタンと電源/スリープボタンがある。またマジックグリップは位置がわかるようになっていないが,写真でいうと本体の左端に用意されている
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ハイスピードIGZO液晶パネルを接写してみた(左)。ppiも十分に高く,発色も良好だ
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 採用する液晶パネルは,シャープ製の「ハイスピードIGZO」で,解像度は1080×1920ドット。120Hzのリフレッシュレートに対応しており,表示が滑らかな点も本機の特徴になっている。
 ハイスピードIGZOの理屈は,高リフレッシュレート表示に対応したゲーマー向け液晶ディスプレイと同じで,対応するアプリケーションであれば,1秒あたりの表示回数が多くなり,動きが滑らかに見えるというわけだ。とくに,スクロール表示での差は大きく,下に掲載した動画でもその違いがよく分かるだろう。スマートフォン向けゲームでも,理屈のうえでは表示が滑らかになるはずだ。


 そのほかに特徴的な機能としては,握るだけでスリープを解除できる「マジックグリップ」の搭載があげられるだろう。ただ,生体認証機能には非対応であり,ロック解除は普通のスマートフォンと同じというのが残念ではある。

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画面サイズは小さいが,使用中のアプリ上に別のアプリを表示する「ミニアプリ」機能もあり
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LEDによる通知は本体下側面で確認できる。車のテールライトみたいな印象だ

 スペックも見ていこう。小型のスマートフォンでは,スペックを低めに抑えた製品が珍しくないが,SERIE miniのスペックは低くない。搭載SoCは,Qualcomm製の「Snapdragon 808」で,メインメモリ容量は3GBとなっている。内蔵ストレージ容量は16GBと少ないが,最大200GBまでのmicroSDXCカードに対応するのが救いか。バッテリー容量2810mAhである。

 スペックは悪くないものの,ゲーマー視点での懸念は,シャープ製スマートフォンでよく見られる電源管理の傾向がどうなっているのかだ。
 スマートフォンではバッテリー残量に応じて,SoCの動作を動的に変更する仕組みを備えている。動作クロックが落とされたりするので,ゲームには好ましくないこともある仕組みだが,どういう状況でどのように動作を変えるかといったチューニングの傾向は,端末の種類やスマートフォンメーカーによって傾向が異なるのだ。そして,シャープ製スマートフォンの場合,バッテリー駆動時間を伸ばすことを重視して,動作するCPUコア数や動作クロックを早めに下げる傾向にあることが,筆者によるテストで明らかになっている。SERIE miniはその点がどうなっているのだろうか。
 展示会場の説明員によると,SERIE miniでは電源管理に大きな見直しがあったそうだ。従来のシャープ製スマートフォンでは,バッテリー残量が89%になったあたりから1コアを完全に止め,50%を切った段階で高クロック動作が可能なCPUコアを完全に停止するといった動作をしていた。だが,SERIE miniをテストした限りでは,そうした動作はしなくなったようで,高い性能で動作し続けられるようにチューニングされたようだ。ゲームを遊びやすくなったのは,素直に喜ぶべきだろう。

 それでは,筆者定番のベンチマークテストで,SERIE miniの実力を検証してみたい。テスト内容は,「3DMark」によるグラフィックス性能検証と,「A1 SD Bench」によるメインメモリおよびストレージアクセス性能検証,「CPU-Z」による動作クロック変動の確認,そして連射測定アプリ「ぺしぺしIkina」による連打応答性の検証,そして「アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ」(iOS / Android,以下 デレステ)のプレイテストとなる。また,米国の赤外線カメラメーカーであるFLIR SystemsのiPhone用赤外線カメラ「FLIR ONE」を使った筐体の温度計測も行ってみた。

 まずは,3DMarkの「Ice Storm Unlimited」プリセットから。スコアは「14195」で,高いとはいえないものの,可もなく不可もなくといったところか。Monitoring dateのグラフを見ると,CPUコアもそれなりに動作しているようだ。ただ,温度計測結果が40度フラットになっており,これは数値を正常に取得できていないようだ。

3DMark Ice Storm Unlimitedの総合スコア(左)と細目(中央),および「Monitoring data」グラフ(右)。悪くはないが,2016年発売の製品と考えれば,もう少し高くてもいい気はする
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 A1 SD Benchの結果は,ストレージ性能を測る「Internal memory」が,書き込み(Write)は48.93MB/sと遅めだったものの,読み込み(Read)は186.90MB/sで,2015年のハイエンドスマートフォンと変わらないレベルだった。

 ぺしぺしIkinaの結果は,連打回数が93〜96になるように連打して「85」と優秀だ。初回の飽和は25タップめに発生し,それ以降は,70タップめで長い飽和があるという具合。25〜70までの間はストレートに取得していたため,連打にも十分追従できると思われる。

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A1 SD Benchの結果。RAMのスコアは,やや低めか
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ぺしぺしIkinaのスコア。結果はかなり優秀で,音ゲーにも問題なさそう

 CPU-Zで動作を確認してみると,CPUコアは,big.LITTLE構成のbig側がCortex-A57×2,LITTLE側はCortex-A53×4となっていた。ただ,CPU-Zで見ている間は,big側がほとんど停止したままで,アプリインストール中でも動く様子がなかった。高クロックのbig側はなるべく止めておき,LITTLE側も最低動作クロックに抑えておくという,いつものシャープ製スマートフォンといったところか。

CPU-Zの画面。big側のCPU 4と5は止まったままだ。なお,GPUはAdreno 418で,アイドル時の動作クロックは300MHzとなっていた
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 では,お待ちかねのデレステによる実機テストに入ろう。チュートリアル途中のスペック判定は「3D標準」。これは,「MVが普通に動く程度のスペック」といっていい。実際のプレイでは,プレイ後半の紙吹雪や,引きでのアングル時にもたつきが目立った。計3回プレイしてみたが,いずれも同様のタイミングでもたつきが起きたため,処理落ちとみてよさそうだ。
 MVを撮影した動画を掲載しておくので,参考にしてほしい。

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チュートリアル途中での判定は「3D標準」。いまどきのスマートフォンでは珍しくない
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チェック前にガシャを回したところ,SSレア速水奏さんをゲット。いつになったらSレアの楓さんがやってきてくれるか……


 表示がもたつくあたりは,タッチの入力取得も怪しくなったことを考えると,SERIE miniでデレステをプレイするときは,2D軽量に設定するのが無難だと思う。2D軽量でのプレイなら,取得漏れやもたつきはなかった。120Hz表示の効果がどうかは明言できないのだが,譜面も心なしか見やすかったように思える。

 さて,FLIR ONEを使った発熱チェックは,画像で説明しよう。撮影はデレステをプレイする前と,3回連続でのプレイ後に行った。テスト前の状況はデモ機として展示されていた状態で,負荷の高いアプリはほとんど使われていない。

デレステを3回連続プレイする前の発熱状況。上下両端(写真では左右端)は温度が低めで,アウトカメラのやや下あたりにSoCがあるようだ。縦画面でも横画面でも発熱が気になりにくい配置だ
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デレステを3回連続プレイした直後の温度状況。プレイ前と大きな差はなく,放熱性能の高さがうかがえる。本体前面の上側(写真では左側)や,アウトカメラ下側がかなりホットになっている
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 デレステの2D軽量時や,MVのスムーズな表示からすると,2Dグラフィックスのゲームであれば,意外とゲームにも向いたスマートフォンかもしれない。ゲームを楽しむコンパクトサイズのスマートフォンとしては,ちょうどいい存在ではないだろうか。5インチサイズのスマートフォンが好みに合わないという人は,SERIE miniを検討する価値があるといえよう。

●AQUOS SERIE mini SVH33の主なスペック
  • メーカー:シャープ
  • OS:Android 5.1(Lollipop)
  • ディスプレイパネル:4.7インチIGZO(IPS),解像度1080×1920ドット
  • プロセッサ:Snapdragon 808 MSM8992(2+4 CPUコア 最大CPU動作クロック1.8GHz,Adreno 418 GPUコア)
  • メインメモリ容量:3GB
  • ストレージ:内蔵(容量16GB)+microSDXC(最大200GB)
  • アウトカメラ:有効画素数約1310万画素
  • インカメラ:有効画素数約500万画素
  • バッテリー容量:2810mAh
  • 待受時間:約490時間
  • 連続通話:約1350分(LTE)
  • LTE通信周波数帯:未公開(受信時最大速度225Mbps)
  • 無線LAN対応:IEEE 802.11ac
  • Bluetooth対応:4.1
  • 本体サイズ:66(W)×126(D)×8.9(H)mm
  • 本体重量:約120g
  • 本体カラー:スカーレット,ホワイト,サファイア,ブラック
  • 主な対応サービス&機能:au VoLTE,WiMAX 2+,グローバルパスポート(LTE/GSM/UMTS),おサイフケータイ,Wi-Fiテザリング(同時接続数10台),NFC,防水(IPX5/8),防塵(IP6X)


Qua tab 02


Qua tab 02
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 Huawei Technologies(以下,Huawei)が製造する「Qua tab 02」は,auオリジナルのブランド「Qua」(キュア)の第1弾となる,10.1インチサイズの液晶パネルを搭載したAndroidタブレットだ。ある程度のスペックを備えつつ,低価格であることを重視した製品で,説明員によると,メーカー想定売価は1万2000円前後になりそうとのことだった。

 価格が価格なだけに,外観に高級感といったものは皆無で,むしろ安っぽい印象を受けてしまうかもしれない。ただ,過剰な装飾や凝ったデザインを採用せず,シンプルにまとめられた製品としてみると,悪くはないと思う。

本体前面。デザインは懐かしさを感じるほど素っ気ないものだが,液晶パネルの発色は悪くない
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背面も同様にシンプルだ。
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 サイズは259(W)×156(D)×8.6(H)mmで,10インチ級のAndroidタブレットとしては厚みがあるほうだが,手に持った感じは持ちやすい。重量は約486gで,約444gのiPad Air 2に比べるとやや重いのだが,重心配置のおかげか,それほと重くは感じなかった。厚みや重さが気になる人は,店頭にデモ機が展示されるようになったら,自分でもチェックしてみてほしい。

左側面(左)と右側面(右)には,ステレオスピーカーを装備している
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ボタンやインタフェース類は上側面に集中しており,左から[電源/スリープ]ボタン,音量調節ボタン,右側にmicroSDカードスロットとSIMカードスロットがある。下側面にはなにもなし
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 特徴としてあげられているのは,ステレオスピーカーとHuawei独自のサラウンドサウンド技術「Super Wide Surround 2.0」(以下,SWS)による,サラウンド再生に対応する点だ。SWSは,Qua tab 02で再生するすべてのサウンドに効果がある機能なので,動画や音楽だけでなく,ゲームでも利用できるのが大きなポイントだ。
 サブウーファーは持たないので,やや低音の迫力にはかけるが,サラウンド具合は良好だったので,いい音でゲームを楽しみたい人には喜ばれるだろう。

SWSの設定はオンオフのみ
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 ただ,SWSにはオンオフの設定しかなく,サラウンド効果の強弱や音の広がりパターンの変更,イコライザによる調整といった機能はまったくない。デレステをプレイしていたときに中音域の持ち上げ方が少し気になったので,説明員にイコライザ機能などがアップデートで加わったりするかと聞いてみたが,今のところ,その予定はないそうだ。

液晶パネルを接写してみた。224ppiは,今となっては高精細というほどではないが,画素が粗く目立つようなことはない
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 10.1インチサイズの液晶パネルは,IPS方式で解像度1920×1200ドット,ピクセル密度は224ppiといった仕様を備える。じっくりとテストしたわけではないが,見たところ液晶パネルの発色は良好だった。

 スペックも見てみよう。搭載SoCは,Qualcomm製の「Snapdragon 615」で,メインメモリ容量は2GB,内蔵ストレージ容量は16GBとなっている。ストレージ容量の少なさは気になる要素で,最大128GBのmicroSDXCに対応する点を生かして,データはmicroSD側に逃がすといった工夫が必要になりそうだ。

 Qua Tab 02でもベンチマークテストを行ってみた。結論からいってしまうと,スペックの割には頑張ってるなという印象で,2Dグラフィックスのゲーム中心であるのであれば,選択肢に入ってくるレベルだった。
 まず3DMarkを見てみると,「Ice Storm Unlimited」のスコアは「7271」で,正直かなり低い。

3DMark Ice Storm Unlimitedの総合スコア(左)と細目(中央),および「Monitoring data」グラフ(右)Monitoring dataのグラフを見ると,Physics testではCPUが高クロックで動いているのが分かる
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CPU-Zを表示したところ。CPUコアは,Cortex-A53の1.50GHz×4と,1.21GHz×4という構成
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 CPU-Zを見ると,big側に割り当てられたCPUコアのうち,2コアが「Stopped」のままで,動作している様子を確認できなかった。また,GPUの「Adreno 405」は,アイドル時でも465MHzで動いたままになっており,使用状況に応じた動作クロック制御が十分に最適化されていないように思える。製品版では改善されていることを期待したい。

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ぺしぺしIkinaは,93〜96になるよう連打して「69」。だいぶ低い結果だが,21タップめまではストレートだったので,大半のゲームで実用の上の問題はなさそう
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A1 SD Benchの結果は,Internal memoryのReadが早めで,Writeはやや遅め。RAMは4883.67MB/sと,かなり早い結果だった

 最後にデレステのプレイテストもしてみた。チュートリアル途中での判定は「3D標準」だったが,この設定で快適にプレイするのは困難だ。MVモードはおおむね快適に動作していたが,それでも多少もたつくことがあるので,リッチな3Dグラフィックスのゲームを楽しむマシンではない。
 なお,「2D軽量」でプレイしたときは,たまに軽いもたつきを感じたが,プレイ感は全体的に良好だった。

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チュートリアル途中での判定は「3D標準」だが,実際には性能不足。プレイ時には「2D軽量」を選び,MVモードで3D側を選ぶのがよさそうだ
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MVモードならギリギリなんとか再生できる印象。性能面は物足りないが,画面が大きいのはやはりいい

FLIR ONEで発熱を撮影した。こちらは,デレステを3回連続プレイする前の発熱状態で,前面側(左)の右上に熱源が集中していた。背面(右)から見ると,SoCが上側中央付近にあるの分かる。両手で持つ場合,熱源がここなら発熱もあまり気にならないわけだ
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デレステを3回連続プレイした直後の状態。背面(右)を見ると,最大発熱部分は46.9℃まで上昇していた。ただ,筐体全体には熱が広がっていないので,長時間連続プレイでもしない限りは,手に熱さを感じることはなさそうだ。なお,前面側に見える丸い熱源は,すべて写り込んだ電球だ
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 3Dゲームは荷が重いとはいえ,カードゲームスタイルの2Dグラフィックスゲームを大きめの画面でプレイするという用途であれば,十分な性能を有する製品といえる。10インチ級で低価格のタブレット端末を求めている人なら,本機は狙い目ではないだろうか。

●Qua tab 02の主なスペック
  • メーカー:Huawei Technologies
  • OS:Android 5.1(Lollipop)
  • ディスプレイパネル:10.1インチIPS,解像度1600×1200ドット
  • プロセッサ:Snapdragon 615 MSM8939(8 CPUコア 最大CPU動作クロック1.5GHz,Adreno 405 GPUコア)
  • メインメモリ容量:2GB
  • ストレージ:内蔵(容量16GB)+microSDXC(最大128GB)
  • アウトカメラ:有効画素数約800万画素
  • インカメラ:有効画素数約200万画素
  • バッテリー容量:6500mAh
  • 待受時間:約1050時間
  • 連続通話:通話非対応
  • LTE通信周波数帯:未公開(受信時最大速度150Mbps)
  • 無線LAN対応:IEEE 802.11ac
  • Bluetooth対応:4.1
  • 本体サイズ:259(W)×156(D)×8.6(H)mm
  • 本体重量:約486g
  • 本体カラー:エアリーブルー,パウダーホワイト,チャコールブラック
  • 主な対応サービス&機能:au VoLTE,WiMAX 2+,グローバルパスポート(LTE/GSM/UMTS),Wi-Fiテザリング(同時接続数8台)

KDDI 2016年春モデル新製品特設ページ


  • 関連タイトル:

    AQUOS

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