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発売間近の「アルノサージュ 〜生まれいずる星へ祈る詩〜」トークイベント開催。志方あきこさんと霜月はるかさんが楽曲に込めた思いを語る
トークでは,本作のディレクター土屋 暁氏のほか,ゲームの楽曲を担当している歌手の志方あきこさんと霜月はるかさんが登場。「アルノサージュ」の曲に対する思いや,制作時のエピソードなどを語った。
「アルノサージュ 〜生まれいずる星へ祈る詩〜」公式サイト
キャラクターについて
「シェルノサージュ 〜失われた星へ捧ぐ詩〜」からイオンのキャラクターソングを歌っている志方さんは,イオンを初めて見たとき,「とても良い子」という印象を抱いたと語る。ただ,良い子すぎるために,どのような歌にするか非常に悩んだとのことで,今回,イオンの歌を歌うことになったときは,「私で本当に大丈夫なんだろうか」と思ったという。
しかし土屋氏から,イオンが人を超えた神秘的な力を駆使できる大きな存在になっていく,その過程を描きたいという話を聞いて納得し,楽曲の方向性が固まっていったと話した。
志方あきこさん |
霜月はるかさん |
ネイの歌を担当している霜月さんは,「シェルノサージュ」から,ネイが背負っている強い思いを引き続き表現しつつ,「アルノサージュ」ならではの部分を感じてほしいと語った。そして,「シェルノサージュ」から続けて参加しているため,「シェルノサージュ」と「アルノサージュ」を1つの作品としている見ることも多いとコメントした。
楽曲について
また,「アルノサージュ」で志方さんの手がけた「Class::CIEL_NOSURGE;」が聞ける場面では,イオンはかなり特殊な状況になっているとのこと。そのため,それを楽曲でどのように表現すればいいのかということも,苦労した点だと振り返った。
また,「この世界のあなたと、あのセカイのあなたへ」は,志方さんによると,良い涙を流せる楽曲なのだそうだ。サビでは3つの言語で同じ内容を歌っているらしく,それが何かはゲームをプレイしてのお楽しみだが,グッとくるのは間違いないとのこと。ぜひ楽しみにしていてほしいと,コメントした。
ネイの楽曲を担当する霜月さんの「Hidra Heteromycin」と「Class::DISTLLISTA;」は,曲調が両極端であるらしく,土屋氏からは,今までの霜月さんにはないイメージと,今までの霜月さんのイメージを膨らませた2つのパターンが発注されたという。
「Hidra Heteromycin」では,ネイの強い思いをぶつける曲という理由からか,土屋氏から「スラッシュメタル」というキーワードが提示された。メタルのイメージがあまりない霜月さんは,メタルをたくさん聴き,どのように気持ちをぶつけていくかを考えたという。結果的にクオリティの高いものに仕上がってはいるが,メタルを自分の中で消化するまでは,かなり時間がかかったそうだ。
「Hidra Heteromycin」では自分なりのスラッシュメタルを表現しており,歌い方もアレンジャーとディスカッションを重ねていったので,そんな新しい歌い方にもぜひ注目してほしいそうだ。
これを聞いた志方さんも,ムービーに関する自身のエピソードを披露。志方さんも霜月さん同様,ムービーに合わせて楽曲を作ろうと思っていたのだが,なんと,ムービーが届いたのがマスターの前日。実際に音を合わせてみたら絶望的に合わなくて大変だったと,苦笑しながら振り返っていた。
「Class::DISTLLISTA;」は,「Hidra Heteromycin」とは打って変わって,霜月さんのカラーを最大限に広げた曲だが,秒単位でシーン展開が決まっているため,スタッフからはかなり細かい時間指定があったそうだ。そのため,ゲームのシーンミュージックとして作ったイメージが強いと霜月さん。また,「アルトネリコ」と関連するシーンで流れる曲でもあるので,すごく感慨深いと笑顔でコメントしていた。
トークに続いては,志方さんと霜月さんが「アルノサージュ」でバトルに挑戦。志方さんがアーシェス・イオン組で難度はハード,霜月さんがデルタ・キャス組で難度はノーマルという感じでプレイを行った。
土屋氏曰く,ノーマルは普通にRPGを楽しみたい人向け,ハードは歯ごたえのあるプレイを楽しみたい人向けだそうだ。また,バトルは「サクサクしたアクション」をテーマにしており,常に爽快感のある戦闘が味わえるように作ったとも語っていた。
デモプレイも終わり,イベントもいよいよフィナーレ。土屋氏は「『アルノサージュ』発売までちょうど1週間となりました。発売後もダウンロードコンテンツなど,皆様に楽しんでいただける企画を続けていきたいと思いますので,よろしくお願いします。今日はありがとうございました」と挨拶してイベントを締めくくった。
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アルノサージュ 〜生まれいずる星へ祈る詩〜
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