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[TGS 2014]PS Vitaのタッチ操作だけで遊べる「むらさきべいびー」プレイレポート。キモくてカワイイ“べいびー”の手を引いてあげよう
本作は,ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジアが2014年9月25日に発売を予定している横スクロールのアクションゲームだ。かわいらしくもあり,不気味でもあり,なんとも形容しがたいビジュアルが印象的だが,実際にプレイしてみるとPS Vita本体の機能を活用した操作方法がかなり特徴的だ。
本作の主人公は,紫色の風船を持った少女“べいびー”。彼女の手を引いて,はぐれてしまった母親の元に導いてあげることが,プレイヤーの目的となる。なお,風船が割れてしまうとべいびーは力尽き,ゲームオーバーとなるので,彼女ともども風船も守る必要があるのだ。
「彼女の手を引いて」と前述したが,読んで字の如く,実際にプレイヤーはタッチスクリーンでべいびーの手に触れ,進みたい方向にドラッグすることで移動できる。ただし,彼女はよちよちと歩く赤ちゃんなので,あまり強く引っ張ると手を離してしまう。あくまでもソフトに接してあげることが求められる。
べいびーの移動だけでなく,基本的な操作はすべはタッチスクリーンと背面タッチパッドで行えるため,方向キーやボタンに触れる必要はない。タッチ操作のみという操作体系となっているのだ。
べいびーの行く手には,一体どういうわけなのか,さまざまな障害が待ち構えている。安全ピンのような虫が近づいてきたら,風船を割られる前に,プレイヤーは虫を直接叩いて(タッチして)撃退しなくてならない。
また,低い天井に尖った岩があれば,そのまま進めば風船は割れてしまう。このような場合は,べいびーの手を引いて移動しつつ,同様に風船にもタッチして下方向に引っ張ることで先に進めるというわけである。
本作の世界において,風船は不思議な存在のようだ。ステージの道中で発見した風船を割ると,背景を同じ色のものに入れ替えることが可能になる。このときの操作は,背面タッチパッドが対応しており,指でスワイプするだけだ。
たとえば,赤色の背景の場合はビックリ箱が出現する。この状態で背面をタップすると,ビックリ箱が作動するので,道を塞いでいたキャラクターを排除することが可能だ。
ちなみに,べいびーはとっても臆病なので,当然,彼女も驚いて,思わず大事な風船を手放してしまう。風船が画面外に飛んでいかないうちに,指で押さえて彼女の手に戻してあげるのも忘れてはならない。
このほか,オレンジ色の背景は大きな風車を回して強い横風が発生し,青色の背景では雨を降らせることができる。プレイヤーは,こうしたギミックをうまく利用して,べいびーが安全に進めるように手助けをしてあげるというわけである。
今回の試遊では確認できなかったが,モーションセンサーを活用したギミックも用意されているとのこと。不思議な世界観と,ちょっと変わった操作方法がうまくマッチした意欲的な作品だった。
「むらさきべいびー」公式サイト
4Gamer「東京ゲームショウ2014」特設サイト
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むらさきべいびー
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